鬱の仕組み

鬱の仕組み①

おはようございます♪
今朝はどんな朝をお迎えでしょうか?

週末の連休はOAD心理セラピスト養成講座の
アシスタントと、「愛着障害」の講師をさせて頂いたり・・・
また1週間が動き始めていますが
今回は講座にも出てきていた「鬱の仕組み」について
書いていきますね。

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鬱と聞くと、実はとっても身近でよく聞いたり
近しい人の中で誰かが鬱っぽかったり
また実際に会社や学校に行けなくなったりしている人を
知っていませんか?

自分自身も深さや大きさこそ違うでしょうが
「憂鬱」「心配な感覚」「気持ちが滞る感じ」
「塞がれる感覚」「籠ってしまう感覚」などは
体験したことはありますよね。

直ぐに過ぎ去る人もいますし
ずっと引きずってますます膨らんでしまう場合や
行動にまで影響が出てきて、動けなくなってしまったり・・

WHOでは鬱は現在4番目に多い病気で
2025年までには2番目になるという予測をしています。

凄くないですか・・
とても身近過ぎる「鬱」についてシェアしていきますね。

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鬱は色々な定義がありますが古代ギリシャでも
体内に黒の胆汁が多いと鬱になると考えられていたそうです。
生まれつき、この黒い胆汁が多い人もいるとは考えられていましたが
ストレスや食事、季節の変化や心理的な動揺も関係していると
考えられていて・・・
つまり生理的、心理的、社会の環境といった
「全体的な観点(ホリスティック)」から鬱を捉えていました。

© Heart Resilience Association より引用

本当にその通りで今でこそこういった
ホリスティックな(全体的な)観点は一般的ですが
例えば「ココロだけ」1つを切り取ってみても無理ですよね。

全体的な観点から「目の前のその人」に今何が起こっているのか・・
鬱の症状はあくまでも症状。
➤原因の結果の現れなので

この症状が何故表れているのかを探していくことが
とても重要です。

まずは自分の中の「うつチェック」
イギリス国民健康保険のサイトから
*4つの段階にして図る➤(全くない、たまにある、結構ある、いつもそうだ)
1)何に対しても喜びや興味をあまり感じない
2)気持ちがふさぎ、鬱っぽく、また希望がない感じがする
3)なかなか寝付けない、またはよく目を覚ましてしまう、または寝すぎる
4)疲れて、エネルギーが少ない感じがする
5)食欲がないか、または食べ過ぎる
6)人生の失敗者であり、自分自身や家族を失望させている気がする
7)新聞を読んだり、テレビを見たりしても、集中するのが難しい
8)動作が鈍く、話もゆっくりしている。または落ち着かない不安な感じがあり
他の人からもそれが分かる
9)自分など死んでしまったほうがよいと思う。または自傷行為がしたくなる

©Heart Resilience Association より引用

こういった症状が出るのが鬱っぽいことですが
実は生命のエネルギーの「在り方」が
活力にみなぎっている方向と逆の方に行っている状態が
鬱です。

または何かを一生懸命「抑えていることで」生命のエネルギーが
人生のクリエイトの方に使えなくなってきている状態です。
抑えているものは感情や思いですが
「怒り」「悲しみ」「無力感」「弱さ」
「醜さ」「後悔」「罪悪感」「怖さ」などなど・・・
混ざったりもう、ここは人それぞれです。

まずは鬱の症状をどうしても抑える方向や
無くそうとする方法を探したくなりますが
「自分の鬱の作られ方」を知るほうがずっと早く
原因が見つかり、そこを癒すことで変化が表れてきます。
鬱も十分回復します。

原因がなくなると逆の言葉で言い換えれば
「鬱」が出る必要がない自分になります。

時間が経っていればいるほど蓄積が増えているので

良く言われる「休めばいい」「ゆっくりしてね」は
勿論大切なのですが「休んだだけ」では原因が残っているので
休職して休んだつもりでも職場復帰したらまた「刺激」があると
再発は当たり前なのです。

またクライアントさんなどにも多いのですが
職場復帰の際にみんなに「もう大丈夫です、良くなりました!」と
自分が言ったことを普段の顕在意識ではご本人も忘れていましたが
セラピーで出てきたのは
「みんなのあの人はもう治ったから大丈夫」という自分像に
自分がならなくてはいけない・・と
自ら自分を追い込んでいたことが一番苦しかったんだ‥と気づかれて
緩んだケースもあります。
➤復職後、2回目の鬱状態の原因はここ

長くなりましたが何回かに分けてお伝えしていきますね。

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