おはようございます♪
今朝はどんな朝をお迎えでしょうか?
このブログを読んでくださっている皆さんは
どんな事を日々思って感じて過ごされているのでしょうか?
毎日のセッション通じて人の悩みの奥深さや
その方の人生の経験の歴史や、その時に取った行動や
様々な感情に触れるたびに・・・
何一つ同じものがないことを感じます。
そしてそれ一つ一つが尊重したい大切なものに
映っています・・・
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あるクライアントさんは娘さんの夫、お婿さんのことで
ご相談にいらしていました。
彼は自分が所属していたあるグループの仲間で
娘にぴったりだと感じるほどの明るい
好青年だったのです。
案の定、娘はその方と婚姻し、子供にも恵まれて・・
一見順風満帆の様ですが実は苦しみもあったのです。
最初はかわいいと映っていたお婿さんの言動や行動が
とてもイライラするものとして感じていました。
例えば娘の出産時に孫を預かってあげて
その間お婿さんも彼女の家でご飯を食べたり、
できうる限りの彼の負担を彼女が担っていました。
気が付く限りの例えば次の日の朝ごはんの支度や
買い物も彼女が負担したり
病院への必要なものも彼女が負担したり・・・
でも彼から一言も「ありがとう」がないと彼女は怒っていました。
そればかりか、「妻である娘さんが不在中は自分が掃除も
しなきゃいけないから疲れる・・・」と・・・
「あなたの子供が生まれるのよ?」
「あなたがもっとしっかりしなきゃ」
「なんでもやって貰えることを当たり前と思うな」
「娘はこんな人が夫で今後大丈夫だろうか」
「父親として自覚がない・・」
「そういえばあのグループで彼を居候させてあげていた人が
最後には追い出したって言っていたなぁ」
娘に促されて初めて気づいて動く彼を見ていると
本当に誠意を感じられなく、こんな人が娘の夫なのかと思うと
不安と怒りと悲しみを感じてばかりで・・・とのことでした。
更に娘が彼をかばう度に怒りも増していました。
「あの人は本当は優しいの、見守ってあげて」
クライアントさんの心中は自分が娘に苦労を
掛けさせている・・・そんな心境にいつの間にか
なっていたようです・・・
→セッションではここもポイント。
自分がそう感じることで「悩み」が深まっています。
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彼女の心の中では何が起こっていたのでしょうか?
彼女は何が何でも婿さんのことを私が立派に育てなきゃと
感じていました。
そうしないと娘は不幸になって苦労するんだ・・・
どうしよう・・・不安もいっぱいでした。
私が彼を好青年だと感じたことも責任があって
私のせいで娘が不幸になるのだから私がどうにかしなきゃと・・・
娘さんが全部不幸を背負っているように見えて見えて・・・
ずっと本当は彼の嫌なところを前から見つけること自体
とても悪い事をしているようで
自分の気持ちに嘘をついて娘が幸せになれば‥と
思っていたことにも気が付きました。
どうしてみて見ぬふりを続けていたのか・・・
それはそうしていれば娘が信じていたことが正しいと
感じられるし、孫たちのパパとしても悪いお父さんにならなくて済む・・・
私が怒ることで2人が苦しむ姿は感じたくない・・・
嫌いになってはいけない・・・・
→実は途中からセラピーを使っています
「自分の怒りを出さなければ平和で居られる・・・」
という姿は彼女なりの思いやりで愛情そのものでした。
自分が怒ることで娘と婿の関係が悪化してはいけないと
必死で抑えていた自分の姿は娘一家を愛する自分の姿でもありました。
*実はこの方の場合は「怒り」は関係を悪化させるという
「思いこみ=ビリーフ」を持っていました。
ここに気が付いて一気に緩みが起こり・・・
自分の健気さにも気づいて自分に労いの言葉をかけて・・・
不思議とお婿さんに対しての怒りはかなり減っていました。
そして自分が感じていることを彼に伝えても
娘の家庭が壊れるかもという怖さも減っていました。
*セラピーでここの恐れを緩めています
お婿さんのことも自分が実は娘のパートナーとして
しっかり認めて愛していたことにも
気づかれてとても関係性が変わったようです。
彼なりの「感謝の仕方」も感じるようになり
自分の見方が変化すると相手が同一人物なのに
何一つ相手は変化していなくても自分の受け取り方は
こんなに変わるのが不思議だ~と驚かれていました。
私たちは「それという事実」をどんな風に「解釈して感じるか」で
様々な感覚感情と共に生きています。
自分に優しい解釈が増えれば増えるほど
世の中も優しく見えてくるのが不思議ですよね。
*心理学用語の「投影」を分かりやすく説明しているのが
いつもご紹介する「インテグレイテッド心理学基礎講座」です。
私もこの見方の変化を体感することで
かなりラクになってきました。
経験上の実感です♪
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嫌いになったらダメ・・があるとき
masumi