お金の悩み

【なかなかラクにならないメカニズム57】自分のためにお金が使えない

皆さまこんにちは♩

家族、自分と自分との関係などで生きることが辛く、依存症・パニック障害など地獄のようなドン底6年間から抜け出て、職業も変わり、年間1000名の方とセッションをするまで変化した心理セラピストの浦松ますみです。

今日はよくあるテーマの「お金」について。

お金にまつわる悩みは本当に多彩です・・

転職したいけれど、きっと転職先の方が給与が少ないからできない・・とか、転職が決まるまで時間がかかるから、もう少し貯金が溜まってからでないと怖いとか・・

または、家族のためにはお金を使えるけれど、自分のためとなると財布が固くなってしまう・・そしてその家族にイライラしてしまう・・とか

今は家にいて家事をしているけれど、夫から全く感謝されない。自分で働いて、自分が使えるお金、もしくは、夫から家事などに見合ったお小遣いを堂々と貰いたいなど・・

また、稼げた金額が自分の価値そのものとおっしゃる方もいます。

お金って自分にとって何なのでしょうか?

私にとって、「お金」とは何を意味するでしょう・・

自分で稼ぐお金もあれば、誰かからもらえるお金、または不労所得で自動的に入ってくるお金もあれば、相手に渡したくないけれど、払わなきゃいけないお金など・・

またお金があれば、助けたい人を救える、自分の病気が治せるなど・・私に何を感じさせてくれるもの?

また、お金が沢山ある(ない)・・と思うと自分の中にどんな感覚が出てくるでしょう・・

逆に、お金が殆どない、とか、どんどん貯金通帳から目減り続けている・・となると身体感覚はどんな感じになるでしょうか?

また、お金を沢山持っている人、自分に沢山使わせてくれる人といる時、それぞれどんな身体感覚が自分の中にあるでしょう・・

一度、これも細かく、丁寧に書き出してみると良いと思います。

自分にとってお金は何を意味している?

お金に関するテーマを見ていくときに、まず、押さえておきたいのはここを飛ばして、すぐに「どうしたらいか?」という具体的な行動に意識がいってしまいますが

お金のテーマほど、実は入り口はお金でもその奥底にあるものが違っていたりします。

豊かになることが怖いケース

ある一つの例ですが、本当は給与が高い方が良いし、安いところで働くほど「搾取されている感じ」を持ってしまい、雇い主に対して怒りや嫉妬を感じたり・・

自分のお陰でこの会社が豊かになっていると頭ではイライラしても、実際に独立し自営をしたり、他社へ移ることはなかなか行動できないとします。

 

Aさんのケース:

実務経験や資格をそれなりに持っているので、本当は今の給与より毎月○万円は多くもらえるはず。でも実際に探している面接の条件は今ぐらいの給与のところばかり。

ここを見ていくと、この方は「高い給与」をもらったら、それに見合った責任を果たさなきゃいけないとか、期待値が高くなるなどのプレッシャーに耐えられないと深いレベルで感じていました。

「顕在意識では搾取されている私」「潜在意識では、沢山もらったら怖い感じ」

複雑な仕組みの中で、どうして自分は期待に応えられないと感じているか、また期待に応えられないとどうなるというビリーフの中で生きているかなどを探してセラピーをしていきました。

Bさんのケース:

人より頭一つでも上になると、人は自分を羨ましがったり、嫉妬から意地悪される、仲間に入れてもらえないなど、恵まれたいけれど、恵まれると攻撃されるというビリーフを持っている方がいました。

また、仲間がいないと一人では何もできない私・・というセルフイメージも見つかったため、豊かになったとしても隠し続ける、または幸せにならないように気をつけている自分を見つけて、びっくりされつつも、納得しておられました。

このケースは人より豊かになったら責められる(怖さ)にまつわるセラピーや、周りに仲間がいないときの心細さや、一人では対処できない不安感なども見ていくポイントとなっていました。

 

Cさんのケース:

小さい頃から親に「相手のことを考えなさい」とことあるごとに言われて育ったCさん。たとえば塾の試験で合格判定が出た時には、不合格のお友達もいるんだから絶対にその子のまえで喜んだらダメ、とか、かけっこで勝った、勝ったと言ったらダメ、とか

自分が上から目線にならないように常に「相手を理解する」ことはいつの間にか当たり前になっていたため、お給料での優越感や自慢話をする人にイライラ感を感じていました。

自分が抑圧していることは(無意識レベルで)、他者に投影されるため、当然相手に敵意などの感情を持ってしまいますし、自分が自分を自由に表現できないことへのフラストレーションも・・・。

このケースの場合は「自分が何を否定しているか」を見つけ、その経緯含めてセラピーなどで、感情と対話していきます。親との関係も大きく影響がありました。

 

自分が感じたくないものは何?

ケースバイケース過ぎて、しかも同じ同一人物でも相手や状況が違えば、反応も変わってきますし、感じたくなかったものも違ってきます。

まずは、自分が何を否定しているかを探せたら良いですね。

否定がなければ、そこには単純な重くないネガティブな感覚が出てきて、それも自然に流れていき、シフトも自然に起こっている感じなのですが

否定=禁じている=感じたくないもの=許していないもの=嫌っているものなど・・さまざまな言葉で表すことができます。

否定して=滞って止まってしまう=感じたくないから蓋をして抑圧=ずっと実はそこにあるままの構図のものは、ある意味動かないです。

たとえばAさんのケースで言えば、期待に応えられないとその場に居れなくなる、必要とされない私になってしまう・・など、セルフイメージと、居場所を失う怖さや自分では何もできない無力感などを感じたくなかったので

→怖さや無力感を否定・抑圧したままずっと大人になっていったケース

この感情にマッチしたセラピー中心に場面を変えて、何度もアプローチしていきます。

この感情が緩んだり、自分自身への苦労の労いが生まれてくると=自分自身を自分が認め、受け入れ、受容が起きると、自然と「期待に応えなきゃ」という気負いや重さも同時に軽くなっています。

また期待に応える私が薄くなったとしても、本来のこの方の生真面目さや、丁寧さでそこがなくなるということもない為、職場が安心できる、居てもいい場所へ。

また、もっと気軽な意味で、チャレンジという意味でも高額な給与提示の面接も「受けてみようかな」など、怖さや不安が今までとは違ってきます。

 

安心を増やす・育てるとは?

自分を知っていく=安心を増やす=分からなかったところが繋がる、見えてくる・・って本当に奥深く、そして、知れば知るほど「ダメな自分」が出てくるのではなく、健気な頑張っていた自分を知るジャーニーになっていくことが多いです。怖がならくて大丈夫ですよ♩

 

※心理学、非二元、セラピーなどは全て「溝口あゆかさん」から学んでいます。

あゆかさんとのつながりは2006年ごろからで、講座、ロンドンコース、勉強会、非二元のお話会など、参加回数、アシスタント回数は一番多い方に入ると思います。

提唱されている「インテグレイテッド心理学」は提供の全てのベースになっています(非二元(悟り)と自我の仕組みがベース)

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