鬱の仕組み

鬱の仕組み②

おはようございます!
今朝はどんな朝をお迎えでしょうか?

私の周りでは今、5月だからかわかりませんが
職場に行けなくなったり
職場に行っていても非常に辛い状況だったり
学校を休みがちになっていたり
病院に行くと「鬱っぽいね」と言われて
少しゆっくり休みなさいと言われる方が増えているようです。

皆さまはいかがでしょうか?

そんな訳で今日は「鬱の仕組み」の続きを書いていきますね。
過去記事「鬱の仕組み①」はこちらから

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私たちは普段「脳」の部分がどんな風に活動し
どういったシステムだと健康的、ナチュラルな感じかご存知ですか?
普段は大きく分けて3つの働きを持っています。

1)恐怖や危険を察知して、
安全を守るために働いている仕組み
2)物事を達成したり、実現するための働き。
良い事を求めて活動的になる仕組み
3)繋がり感や社会的な安全にフォーカス。
平静、健康のシステム。満足感や落ち着き。幸せ感。

この3つの仕組みがバランスよく適材適所で上手くちゃんと
機能している時にはとてもいい感じです。

逆に「鬱」になるとこの3つの仕組みのバランスが崩れ
危険を察知して緊張感が高まり、活動と安全の働きが減少しています。

また怖さ、脅威を察知して反応する脳の扁桃体が繊細になることも
エビデンスから明らかになっています。

扁桃体は特に恐怖感、不安感、悲しみ、喜びなど
感情や直観力や痛み、記憶、
価値判断や交感神経に関与しているところ。

鬱の場合は常に今、実際は「安全なところ」にいるにも関わらず
防衛の仕組みが働き、危険、怖い、不安を常に感じてしまい
3つのシステムが「誤作動」している状態です。

身体が重たい感じなども活動のシステムが減少しています。

一番ナチュラルな感じはお母さんがいつも呼べば側にいてくれて
お腹が空いて泣くと母乳が与えられたり
オムツが濡れて気持ちが悪くて知らせると
直ぐにオムツは取り替えられて
身体を触って貰えて安心や肌の温もりや
心地よいお母さんやお父さんや誰かの声が聞こえ、
自分は充分に守られて安全な感覚。
お母さんの匂いなども安心感を強めるでしょう。

こんな時は安全なリラックスしたシステムに行けている状態ですよね。

では、もしもいくら泣いても呼び続けても
誰も来てくれない…
抱っこもなし。充分な栄養は与えられるけれど、
コミュニケーションがなく、自分が安全か分からないし
スキンシップを求めるために
助けを求めて泣き続けていなければならないとしたら…

活動のシステムがずっと活発化している状態ですよね。
セコムの警報が鳴り続けている状態。

これはこれで生きていくのに必要な活動ですが、
(自分の欲求、危険を知らせるなどの面では)
ずっとここに留まっているときは
警報が鳴り止まなくなっているいる状態。

また、いくら泣いても誰も来ない…
不安や怖さなどを感じ続けることが困難な場合は
自分を守る仕組みとして、シャットダウンの形をとり
何も感じなくして閉じる方法に留まる場合もあります。

1)にも様々な方法があるのです・・・

繰り返しになりますが
私たちはどの仕組みにも
適材適所に行き来できて循環が上手く行っているとき

また、感情で言えば
喜怒哀楽をしっかり感じることが出来ているときは
バランスが取れていてナチュラルな状態です。

鬱はバランスが崩れ誤作動の状況になっていたり、
抱えきれない感じることが辛い感情を抑え続けている時に
生命のエネルギーが低下している状況を言います。

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