みなさまこんにちは♩
人間関係、家族との関係で生きることが辛く、依存症・パニック障害など地獄のようなドン底6年間から抜け出て、職業も変わり、年間1000名の方とセッションをするまで変化した心理セラピストの浦松ますみです。
今日は実は苦しいときには
私たちが「今を生きていないこと」=「過去に生きたままになっていること」
ここを説明していきますね。
常に過去の私が「今」を判断している
これってどういうこと??
今は2021年で、身体は「ここ」にあって、私はこの部屋にいて、この椅子に座り、PCを見ていたり・・・また、電車の中で今からお仕事に行く途中かもしれません。携帯を手にこれを読んでいるかもしれません・・・
「私はここにいるはず」
でもちょっと真剣に感じてみてください・・・
苦しいときに、頭の中では
「過去の記憶を反芻して、これから起こるであろうことを考えている」
「過去、誰かに傷つけられた私が、目の前の人を信じられないと判断している」
「過去、感じたくない自分のみっともない、恥ずかしい姿を感じたくないから、頑張ろうとしている」などなど・・・
この視点からはじまっていないでしょうか?
ここに少しだけ立ち止まってみましょう。
記憶の中に生き続けている=トラウマの中に生きていること
職業柄、親からのDVを受けていたり、いじめを経験したことのある方々はほぼ、「過去に生きている=トラウマの中に実は生きている」
また、ドラマチックな出来事でないように見えても、自分自身にとってはショックだったことも充分に含まれます。
自分自身の経験や、セッションでの経験など現場にいる経験から本当にその通りだと思います。
DVは精神的なものと肉体的なものとありますが
精神的なもの:例として、親から繰り返し言われた言葉。お前は役立たず。産むんじゃなかった。お前がいるから(親が自由になれない)。愚図。馬鹿。信用できない・・・などなど・・
肉体的なもの:例として実際に殴られる、外に出され鍵をかけられる、髪を切られる、衣食住を充分に与えられない、などなど・・・
また、記憶の中の「状況」からの例として
*話しかけても無視された・・・
*親が疲れている表情→自分が居ることで迷惑をかけている、愛されていない、ここにいていいと感じられない、安心・安全を感じずらい状態に自分が感じて刷り込むケースなど。
*絶望した大人の苦いお酒、たばこの煙の中で育った私は「大人になることの厳しさ、社会の理不尽さをずっと聞かされて育った」などなど・・
*家族の不和の中でいつも「バランスを取らなきゃ」と笑顔でいる私でいようとする、悲しそうな人を元気づけなきゃと振舞う、私が助けなきゃと感じ続けているなど・・
*絶対に隙を作りたくない、責められたくないと思うあまり、自分や相手に必要以上に厳しくなってしまう・・守りが尋常じゃないほど強く出るなど・・・
私自身も父親が人生の途中で連帯保証人になって親友に裏切られたりしたために、学校を途中で何度か転校し、親せきの家に預けられ・・・その先々では「おまえらを預かりたくなかった」と言われたり、そこの家族(いとこ達)からも意地悪されたり・・・そこに、頼りたい親はいません。
また私たちの引き取り先が、親自身の兄弟のため言えない、隠さなきゃもありました。
親からも「人は信じるな、信じられるのはお金だけ」「人にはお金は絶対に貸すな」「貸すならあげたと思え」「自分だけ信じればいいんだ」「この良い状態がいつもあるとおもうな」「人生、いつどうなるか分からない、誰も助けてくれない」などなど・・・
全て・・すべては今となっては「親の愛情」の一つの形でしかなく、子供が自分と同じ痛みを感じないための処世術のつもりですが、結構、経験として私の中に深く刻まれていました。
父親は借金をあり得ないほどの速さで、(時代も後押ししたので)返す見通しが立ち、家族が離散したのは数か月でしたが、そのほかにも小学校時代のいじめや、自分が「こうしないと愛されない、自分の居場所が確保できない」と無意識レベルで学んだことを基準に大人に育っていきました。
見た目は「普通の人間」ですが、自分でも気づかない中身は「人間不信」「世の中は非情」「誰も本当の意味では助けてくれない」「人は良いときしか周りに近寄らない」など苦しい世界の中で精一杯「そうならないため」に頑張って生きていました。
父は実際は、私たちにはそう言っていたのですが、また誰かに頼られれば「お金を相変わらず貸していたり」「誰かを信じてまた裏切られたり」をしています(笑)
全員が刷り込み方が違うのと、そもそもの「セルフイメージ・ビリーフ」が違うので、同じ経験をしても「どう受け取るか」「痛みの度合い」は全員違います。
過去の世界から「私」を救う
症状として出ているものは何でしょうか?
パートナーとの別れで胸が潰れている感じ?仕事の手柄を認めてもらえず怒っている?自分が仕事が出来ないことがいつバレてしまうかとドキドキ緊張している?将来の見通しが全く立たずにトンネルの中で心細い感じ?
外では春めいた花や緑が芽吹いているのに、自分だけ取り残されたような孤独感?どこのグループに行ってもなんとなく一人ぼっちな寂しい感じ?嫌われている感覚が常にあって気を配りすぎて疲れている感じ?
本当は安心できる人を「自分から払いのけてしまうこと」を繰り返している?
全部「過去の経験で傷ついた自分」が今の風景を見て、今の目の前の人を見て感じて行動しているのです。
身体はここにあるようで「過去の記憶」の中で生きています。
ずっと引きずって繰り返すものや、自分がやりたいことが見つからないなど、こういった表面での言葉の下には「安心、安全が充分に得られていない私」がいます。
安心・安全を自分の中に育てるために
今、不安の中で実は生きている自分が「今の自分」に安心・安全を与えることは、溺れている人が溺れている自分を救うのと同じぐらい難しいかもしれませんが
※何かの形で誰かに力を貸してもらうことが出来たらいいですが
「閉じ込められたトラウマの中の自分」はきっと小さくて、力がなくて、孤独感で一杯で、怖さを抱えているはず。
だから・・・諦めていたり、絶望の中で動けなくなっているのです。
その暗闇の時間が長ければ長いほど、その状態も長かった訳ですから、その自分をイメージの中でいいので「探してあげて」今の自分の横に連れてきましょう。
静かに、丁寧に、ゆっくりと「この子」が持ち続けている「声」「感情」などを今の私が聞いてあげることは大きな支えになるでしょう。
※本当はセラピーなどが併用できるといいですね
タッピングをその子にしてあげてもいいですし、一緒にいる感覚を伝え続けてもいいし、今からは一人ぼっちが終わって大丈夫だよと伝えてもいいですし・・・
愛や安心とずっと離れていた子なので、今の自分の中から「どうしてあげたい衝動があるか」に従ってもいいでしょう・・。
時には「今の自分」がこの子を見るのが辛すぎてみれない時もあるのですが、その時には無理にケアする側になれなくてOKです。
最初に「傷ついたその子自身」よりも「ケアしようとしている今の自分」の声を聴いてあげる方が先の場合も実は多いです。
救助隊員自身が「傷ついている」場合は、溺れている人を救えないのと同じで、最初にこの存在からの癒しが順番的に良いでしょう。
今までどんな孤独な世界で私が生きてきたかを早く見つけてあげられますように・・・
※心理学、非二元、セラピーなどは全て「溝口あゆかさん」から学んでいます。
あゆかさんとのつながりは2006年ごろからで、講座、ロンドンコース、勉強会、非二元のお話会など、参加回数、アシスタント回数は一番多い方に入ると思います。
提唱されている「インテグレイテッド心理学」は提供の全てのベースになっています(非二元(悟り)と自我の仕組みがベース)