なかなかラクにならないメカニズム

「なかなかラクならないメカニズム⑨」感謝から「当たり前」に変化するとき

皆さまこんにちは♩

家族、人間関係などで生きることが辛く、依存症・パニック障害など地獄のようなドン底6年間から抜け出て、職業も変わり、年間1000名の方とセッションをするまで変化した心理セラピストの浦松ますみです。

今日は「感謝」から「当たり前」への変化について様々なことをシェアしたいのですが、これを「良い・悪い」でジャッジするのではなく

「今の自分、どうだろう・・・」「自分が誰かにされている?」「自分も気づかずに誰かに当たり前として振舞っていた?」

この境界線の視点で自分が色々な形での「被害者」になっていないかチェックしましょう♩

 

大抵は「感謝」から始まっている

例えばここに一人のAちゃんという苦学生がいたとします。

地方から一生懸命勉強したいことがあって状況してきたのですが、このコロナ禍でバイトもままならず、生活がタイトそう・・。Bさんは近所に住んでいて、ひょんなことから知り合いになったとして

親と年齢も近かったので、姉のように、親のように色々な世話をしていたとします。

初めはAちゃんはそれはそれは感激して「ありがとうございます」「実の親より、頼りになる」など

そこにはお互いの「感謝」と「優しさ」の関係ができていました。

次第に色々なことも話すようになり、信頼関係が深い時間がそれなりに長かったので、Aちゃんと事業を起こし、お店を開くことになりました。

ただし、当然Aちゃんはお金がないので資金は全部Bさんが受け持っています。契約書などの名義も、全部Bさんです。

上手く事業が動き始めると・・・

最初はもちろん利益が少なく、Bさんからお給料をもらうのも遠慮がちのAちゃん。でもBさんに恩返ししたい、今の自分が東京で働けるのはBさんのおかげ・・・

とても理想的な関係でした。

ところが、利益がそれなりに出てきて、自分の仕事も前よりは増え気味。Bさんも借金の返済が目処が立ち、とても上手くいっていると感じていたのですが

ある日、Aちゃんが「もう少しお給料を上げてもらえないでしょうか?」と。

ここでの一番大切なポイントは、誰がAちゃんのお給料を決める人かどうかというところ。

よくあるパターン

もし、Bさんに自由を与え、Bさんの気持ちで「増やす・据え置き」かを決める人であることをAちゃんが感じられたら関係はこじれませんが

なんだか共同事業主の気持ちになっていたとしたらどうでしょうか?

感謝から「私の権利なの!」に変化した時

これは心理学用語で言えば「境界線越え」になります。

Aちゃんの頭の中では「私がいたから、Bさんこの仕事も出来たよね」

「私があの案を出したから、利益も増えたよね」「Bさんは一人ではできなかった」「お金を出しただけでアイデアの方が大事」「もっと私を尊重するべき」「大切にしてくれないなら独立しようか」などなど・・

 

ここで留まりたいのは「どうするか?」「どうだったらいいのか?」ではなく、Aちゃんの中にBさんへの「感謝」がどのぐらい残っていたか?です。私がいたからこの仕事が上手くいった感覚は、もちろんあっていいのです♩

→「ここにどんな自分として相手に伝えているか?」がポイントです。

 

被害者の目線がどのぐらいあるか?

お給料の交渉はもちろんあっていいのです。

ただし「どんな自分がそれを要求しているか?」です。

今の私はどっちの目線になっている?

自分が損をしている、自分が認められていない、自分がいいように使われているなど被害者意識のエネルギーで相手に訴えているかどうか?

単純に「上げてくれたら嬉しいな〜、だって最近、売り上げ、利益、増えているから」と相手に自由を与えているかどうか?一緒に喜べているか?(ここは被害者意識では難しいですよね)

同じ行動=お給料の値上げを伝える=それはあってOK

被害者意識=相手から大切にされていないと感じている自分が、その言葉を言っているか?それとも、相手にも自由を与え→相手に自由を与えられること自体が力がある証。「どう思う?」を伝えているかどうか?ここがポイントなのです。

 

もし、被害者のエネルギーで伝えているとしたら、お給料の値上げが実際に叶っても「こっちから言わなきゃいけないなんて」とか「これじゃまだ足りない」とか、不満がずっと出てくるでしょう・・・

 

被害者意識の中身とは?

自分自身に置き換えてみませんか?被害者意識の時にはどんな自分?

大丈夫感がある?安心して・安全はある?力がある?

大抵は可哀想な自分、不安と怖さ、緊張感、孤独感、無力感・・・そんな自分ではないでしょうか?

この自分だからこそ、どうしても相手に絶対に「叶えてもらう必要」が出てきます。

その時に得られなくなったら耐えられないので「権利」として強く自分の中に変換されて「私は悪くない、相手が間違っている、変えるべき」「相手に思い知らせてやりたい」などなど・・

こんなふうに自分を守る必要がでてくるのはある意味自然です。

「私は悪くない」「私は弱くない」「私は間違ってない・・・」などなど、こんな言葉が出てきたときこそ、守る必要が沢山ある傷ついた自分が居るサインです。

思考での理解から「身体で感じてあげよう」

頭では良くわかっていて、知識や情報が沢山の方でも、もし、もやもやや実際の苦しさが残っているのであれば、次にぜひ試していただきたいのは「感じる」こと。

感じることは「身体」を使います。

イメージの中でこの傷ついている自分に「どうしてあげたい衝動が湧きあがるか」

癒す側の今の私から自然に出てきた衝動が、もし、何も言わずにただ抱きしめるとか、そばに静かにいてあげたいとか、きれいな景色を見せてあげたいとか・・・

それを充分にしっかりと「身体で感じながら」してあげてみましょう。

そんなことぐらいでラクにならないと思う前に、本気で「体験」したときに、初めてこのエクササイズがどのぐらいパワフルで感動するかを経験できるでしょう・・・

一人で難しい方やサポートがあった方がやりやすい方は是非そうされてください♩

 

「知識から経験へ・・・」物凄くパワフルです♡

 

※心理学、非二元、セラピーなどは全て「溝口あゆかさん」から学んでいます。

あゆかさんとのつながりは2006年ごろからで、講座、ロンドンコース、勉強会、非二元のお話会など、参加回数、アシスタント回数は一番多い方に入ると思います。

提唱されている「インテグレイテッド心理学」は全てのベースになっています。

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