おはようございます♪
今朝はどんな朝をお迎えでしょうか?
今日は月一で社会貢献として開催している
HRA 家族会で感じたことを
皆さんと分かち合えたらと思います。
3月は27日に開かれました。
毎月第4水曜日です。
この家族会は東京での開催なのでどうしても
近場の方中心となってしまいますが、
ご家族で不登校、引きこもり、うつ、依存症、そのほかの心の病、
精神疾患をお持ちのご家族がいらっしゃる方へ
一人で抱えずにケアラー側のケアを中心に
心理セラピストの立場から
心が軽くなるヒントをシェアしたりレクチャーしたりなど
そんな活動をしております。
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今回は境界線の引き方というテーマでしたが
私たちは相手がいわゆる「精神的に病気」なのかな‥と思うと
ついつい、相手の感情を
自分がどうにかしなきゃとしてしまいがち。
家族間では特に健康な心の状態でも
ついつい、相手の領域に入り、良かれと思って
ある意味コントロールしてしまったり
手助けしてしまって相手の自立を遠ざけたり・・・
これは自分と近ければ近い間柄程、起こりやすく
ある意味ナチュラルです。
そしてベースはいつでも「愛情」なのです。
良いか悪いかは別にして・・・
で、今日、お伝えしたいのは境界線云々というよりは
まずは「ケア」する側が「健康」でないと
相手のケア自体も難しいという事です。
自律神経の話をざっくりとしますね。
私たちは交感神経、副交感神経がある事はご存知だと思いますが
実はもう一つ新しく発見された「副交感神経」があるのです。
この新しく発見された副交感神経は横隔膜から上に走っていて
主に社会科系に作用しています。
*ポリヴェーガル理論。
最近やっと欧米からの情報が入り日本語での
本が1冊出たばかりです。
①交感神経
➤逃げるか、戦うかという過活動的な興奮状態、緊張状態など
②副交感神経
➤(それがもう抱えきれないと感じると)シャットダウン
鬱やフリーズ状態(パソコンのスリーブみたいな状態)
③新しく発見された副交感神経(哺乳類特有)
➤安心、安全な社会的にも交われるような状態
(哺乳類が群れで生活をしている感じ。笑顔や音楽を聴いて
踊ったりなどのリラックスな状態)
私たちは一番いいのは①、②が適宜、一番必要なところで
ちゃんと働いてまた③に戻っていたら
生活しやすいと思います。
危険などから身を守るために①、②も必要ですし
全てが行ったり来たり出来ていたらいい感じですよね。
いい仕事が生まれるのも①も必要ですし、
時には
人生で②もなければならないでしょう。
鬱は②の状態に留まっている状態ですし
①にずっと留まっていると(躁状態や常に神経がとがっている感じ)
まったく緩んでいないためにあるとき
こと切れて②へ行ってしまいます。
またずっと③で生きていくことが良い事ではなく
全てが行ったり来たりの
自由な感じがベストでしょう。
まずは今の自分の行動は①っぽいところから来ているのか
それとも②が多いのか・・・
ここをよく見てみませんか?
ケアラーの方はどうしても①の所に来やすいのです。
例えば自分のお子さんが何か問題を抱えていたら
どうしても助けてあげたくて、力になりたくて
自分自身が過活動になり、
相手への関心ばかりでどうにかしなきゃと緊張しています。
➤これは当たり前。私自身もまさに①時代が6年間続きました。
よく②にならなかったとしみじみ・・・
状況が私の場合は(離婚や仕事を含めて)②を強く抑圧していた感じです。
このケアする側が①状態では本当の意味で相手をケアすることは
非常に難しいのです。
まずは大切なのは
自分が③の状態をちゃんと持てているかです。
時間は短くても全くOKです。
自分自身が安心安全の③をしっかり持ちつつ
相手の領域を考えていれば、相手の①、②を
安定した気持ちで見守ることが出来やすいのです。
自分自身が①、もしくは②であればこれが難しいのは
当たり前ですよね。
でも、私自身がそうだったように③の感覚で
大切な人を見守ることがいかに難しいか・・・
こういった「自分チェック」は非常に大切です。
真のサポート、真の安心感を持ったケアラーは
必ず相手にも伝わります。
経験上「難しさ」が十分分かった上で敢えて
そこが本当に大事なのだと実感です。
「ケアラーのケア」と何故お伝えしているのか・・というと
ここに集約されるからです。
どんな人間関係でも共通しているなぁとも感じます。
まずは「私自身」をケアすることは
全ての平和に繋がります♡
いつも応援、ありがとうございます<m(__)m>
励みになります♡
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masumi