なかなかラクにならないメカニズム

【なかなかラクにならないメカニズム37】上手く泣けていないあなたへ・・

皆さまこんにちは♩

人間関係、家族との関係で生きることが辛く、依存症・過食嘔吐・パニック障害など地獄のようなドン底6年間から抜け出て、職業も変わり、年間1000名の方とセッションをするまで変化した心理セラピストの浦松ますみです。

今日は人前でそもそも泣くことが苦手で、セッションなどでも感情を抑えがちになったり、泣き虫の人を見るとイライラしたりした経験がある方へ、お届けしたいと思います。

心の仕組みを綴っているので、客観的に仕組みを知ってみたい方にもおすすめです。

 

一言に「泣く」と言っても色々な意味を持っている

そもそも、最近のセッションや、溝口あゆかさんのセラピスト養成講座に通われていた方達との勉強会などでシェアが多いのが

 

*クライアントさんが全く涙が出ないので、本当にアクセスができているか心配なんです

*セラピー後のテスティング(ビフォー、アフターを確かめること)は確かにシフトがあるし、シェアも気づきは起きていますが、本当にこれでいいのでしょうか?

*そもそも、自己ワークなどでもあまり感情が込み上げてきにくい

などなど・・

また逆パターンとしては

*対面セッションであれば、部屋に入る前から涙ぐんでいる

*話始めるともうずっと涙が止まらない

などなど・・

こう言ったものは全てが「症状(現れ)」なので、この症状でそれに意味をつけて、この涙は理解している涙で、OKな涙だ・・などは一回横においてみましょう。

そもそも「泣く」ことにどんなイメージを持っている?

そうなんです・・・

そもそも、「泣く」ことに対して自分自身はどんなイメージを持っているでしょうか?

私の例でお話ししますと、小さい時から人前で泣くことを凄く抑えて生きていた子供だったなぁと回顧録・・(遠い目)

フランダースの犬の最終回は誰がみても号泣してしまうシーンが最後にあったと思いますが(ネロが、パトラッシュと一緒にルーベンスの絵の前で息たえて天国に向かうシーン)

その時も家族にでも絶対にこの涙は知られてはいけないと思い、急に頭の中に「明日の学校の支度はできている?とか、明日の給食はなんだろう?とか、わざと感情が出ないようにしていました。

また、本当は凄く嬉しかったお土産を買ってきてくれた時にも、わざとクールに嬉しさを押し隠したり・・

ここにはうん10年後に自分を見つめることをした時に、「あぁ、私はこういった子供だった」「だからこう言った行動や自分が必要だったんだ」と分かったのですが

その当時はとにかく感情はストレートに出すよりはひねって出す、見えにくくして出すなどめんどくさい子供でした。

理由は本当に今ではよくわかります。

泣くことで自分を守れてきた場合

色々なクライアントさんと出会うたびに、本当に色々な意味が「泣く」行為一つとってもあることを知ります・・

ある方は末っ子で、男兄弟の中で大事にみんなから育てられたタイプ。彼女は「困った時」「自分が悪かったと自覚している時」には常に最後には「泣く」ことで許してもらえたり、受け入れられて、その場を凌いできました。

付き合ってきた彼にも、学生時代のお友達からも、部活などでも・・・

泣くことでピンチをチャンスに変えたり、その場の雰囲気が優しいものへ変わっていったことが多かったので「泣くこと」はむしろ大切で、いい事ですとおっしゃっておりました。

これがいけない、悪いというのはジャッジで、彼女にとっては「こういうもの」だという意味づけ(解釈=投影)を持って生き続けているわけです。

なので、大人になってからも人前で泣くことに抵抗は走りません。

泣きにくい場合には何がある?

もし・・・過去の私のような方や、他の理由で「泣きにくい」ケースをお持ちの方がいたとしたら・・・

自己ワークで是非使ってみて!

私は泣いてしまったらこの状況がどうなる?

周りからはどうみられる?そんな自分自身はどんな人になってしまう気がするでしょうか?感情を人に見せるとは?

自分が安心できる?出来ない?

泣き顔って私にとってどう言った意味になっている?などなど・・・

色々なポイントを試してみましょう♩

私のケースでは(これも一部分ですが)「私はちゃんと出来ていないと必要とされない子」と思っていたため泣く=弱い、出来ない私というイメージがくっついていたようです。

弱くて、何か出来ない私では存在できないので、弱くみられないために、泣くことは押し殺す・・また周りの大人たちに「泣かなくて偉いね」と言われたことも、さりげなく影響が大きかった気がします。

長女として、自分の役割は「大人に偉いね」と認めてもらって「役に立つ子」と思ってもらって・・やっと自分がいていい感じを得られる・・いきづらい人生を知らずに送っていました。

これ、知らなかったから逆に出来たのかもしれませんが、いつかは破綻する、崩れる、どこかに爆発をぶつけてしまう、この世を悲観して心が閉じていくなど・・

何かの形で現れたと思います。

これをベースに持ちながら、実際に色々な事件が起きたので、パニック障害や過食嘔吐、買い物依存やずっと緊張して生きる、感情をゆっくり感じる自分などあってはならなかったんだなぁと今では回顧録です・・

自分のケース、また「このテーマに関してのケース」と言うように、細かく知れば知るほと、自分への理解が進み、本当の意味での「寄り添い」「受容」が自然に沸き上がってくるでしょう。

自分の中にもテーマによって全く理由が違ったりするため、そういった感情・信念の束が自我ですので、バリエーションは無数です。

 

一緒に癒しの世界に行きませんか?

※心理学、非二元、セラピーなどは全て「溝口あゆかさん」から学んでいます。

あゆかさんとのつながりは2006年ごろからで、講座、ロンドンコース、勉強会、非二元のお話会など、参加回数、アシスタント回数は一番多い方に入ると思います。

提唱されている「インテグレイテッド心理学」は全てのベースになっています。

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