夫婦の悩み

【夫婦の破綻】修復への3つの方法

皆様こんにちは♩

healing space mamyの浦松ますみです。

 

今日もブログにお寄りくださり、ありがとうございます。

 

今日はお悩みで最近多いのが夫婦の仲について・・・

 

ご相談にいらっしゃる時には夫やパートナーのことを

「◯◯してくるなんて酷い」

「分かってもらえなくて悲しい、私の時間を返して欲しい」

「私のことを軽んじているから許せない」

「絶対に修復は不可能なんです」

 

最初に膨大な量でもう、破綻してしまったとして

ご本人は感じていらっしゃいますが

実際に心の中ではどう言ったことが起こっているのかを

一緒に見つめていけたらと思います。

 

 

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1:破綻するまでの道のりを整理しましょう

 

私たちはいくつかの状態を経て「今」の状態になっている

 

まず・・・

私たちはとりあえず、最初に出会った頃や

結婚、同棲など「この人ともっと一緒にいたい・・」

そんな決意をしている時には

今のような感情や思いはなかったはずです。

 

二人の歴史を振り返ってみませんか?

1:いつから二人の関係は変化していっている?

 

ここはとても曖昧で、何かの大事件からとか

明らかにわかる事象がない限りはグレーのまま、グレーが濃い灰色になり

濃い灰色が黒っぽいグレーになり・・・

そして今は真っ黒・・・

そんなグラデーションのような、曖昧な「いつの間にか完全な破綻」的な

はっきり見えない状態もありますよね。

 

これも人それぞれですが、いつから相手を信じられないとか

安心できなくなっている・・・失望した、悲しくなった、

寂しくなった、理解してもらえないんだ・・と感じた

受け入れられていない気がする・・・

冷たい人だと感じる・・などなど

 

具体的にはどんなシーン・・・

何をその時に言われたなぁ・・とか

その時の声の大きさだったり、相手の表情だったり

 

自分の中で相手に何を感じてしまっているから「破綻」だと

自分が判断しているかを丁寧に探ります。

 

相手に自分の知らなかった借金があったとか

相手の両親との関係で自分の見方をしてくれなかったとか

そしらぬフリをされた・・・など

ありましたか?

 

または人によっては宗教活動など、信仰の自由は認められているし

それは頭では分かっているものの

信仰の違いなども大きく日常に現れてきて

例え、自分や子供や家族を強引に誘うことはしなくとも

「この人は私よりも結局は信仰を信じている・・」

 

そう感じたらやはり距離はできてしまうのもあたりまですよね。

 

自分の中の「決め手」は何だったでしょうか?

それはどのぐらい前から?

おおよそでいいので探ってみましょう。

 

 

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2:お互いが歩み寄りの意思を持てなくなっている

 

お互いの関係にいつの間にか距離ができて

その距離自体が埋まらない感じはありませんか?

 

私たちは「距離が埋まる可能性」がある限りは

どうにかしようとか、歩み寄りを試みますよね。

 

それが何度も経験したか、

かなりショックすぎることを感じると

自律神経の方向からも「フリーズ状態」になったり

「交感神経優位」な状態で「戦ってやる!」とか怒りで相手を見てしまったり

心の中での「敵」になってしまったり

 

 

もしくはこの人からなるべく「逃げたい」と

心の距離、または実際の距離をとって「避けよう」と言う手段を

選んだりします。

 

3:性の不一致などはありませんか?

 

みなさん、この話題はオープンにお話ししてくださる方と

なかなか本当はこの問題が一番大きいのに

実際にお話してくださらなかったり、時間が経ってやっと

信頼関係ができたと感じた時にお話してくださる方など

 

人によっては非常に繊細なものでもあるのですが

実は大きな影響も与えている場合があります。

 

中には性の一致だけで繋がっているご夫婦やパートナーの形も

世の中にはたくさんありますし、一つの形です。

それが自分にとってどのぐらい大切なのかです。

 

 

 

4:具体的に言葉にや身体的DVやモラハラはありますか?

何気ない相手にとっては無意識レベルの言葉だったとしても

自分にとって深く傷つく言葉や、深い意味を与えるものや

コントロールを強いているものや

徹底的な尊厳を奪う言葉など・・・

 

言葉の攻撃は計り知れませんよね・・。

 

また実際の身体に与える暴力はもう、ストレート。そのもの。

 

身体を通じて常にこの衝撃と痛みがしっかりと

自分の中に刷り込まれ、この時の声の大きさ(音)、

シーンの様子、その時にそばにあった風景が

実はそれが今は起こっていない時でも

心の中には「在る」のです。

 

ポイント

*例えばDVを受けているときにたまたまテーブルにオレンジがあれば

私たちは不思議なのですが

DVとオレンジを無意識の中で結び付けて

このオレンジ恐怖症という形で刷り込まれる場合もありますし、

ここにコーヒーの匂いがあればコーヒー恐怖症にもなり得ますし

トラウマと恐怖症はとても密接なつながりが多々あります。

*レイプされたなどはその時の相手のタバコの匂いが

後々にタバコ恐怖症のような形にも現れたり

(レイプとタバコの匂いを無意識で結び付けていたなど)

街でただ歩いていても「同じタバコの匂いを嗅いだ瞬間」に

その時の光景がフラッシュバックしたりします。

 

レイプされた時の私に簡単に一気に心の中は

戻っています。

 

2:苦手な相手とは4つの方法で対処する私たち

 

4つの方法とは?

 

①戦う

②逃げる

③フリーズする。乖離する。

④媚びへつらう

 

一つづつ解説しましょう。

 

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①戦う

これはもし、森で小さな小動物に出会ったとしたら

それが牙を向いていたとしても自分が「勝てる」と思ったら

とりあえず私たちは戦うことが選べます。

 

戦うことで勝って生き残りを得ます。

怒りや相手に怒る行為も同じく戦い系の現れですよね。

攻撃のエネルギーはここに分類されます。

 

②逃げる

もし、森で出会った動物がコヨーテ、とか巨大な熊とか

絶対に自分が「勝てない」「やられる」「殺されるかも」などと

直感で感じた相手の場合は

私たちは「逃げて」その場の生き残りを守ります。

 

逃げる手段は例えば苦手な上司、義母、通じ合えない友人、

近所の人など、どこでも通用します。

休職、転院、転校・・・

これも大切な生き残りです。

全く悪いこととかではなく全てはサバイバルのためです。

 

③フリーズ・乖離

 

これはもし、大きな熊に出会ったら動物の世界などでもそうですが

自分の感情や生命の行動を止めてしまう・・・

凍りつかせてしまう・・・または解離という方法で

「苦痛」から離れる方法です。

 

例えばレイプや絶対に思い出したくないような人生の場面は

結構な割合で記憶が飛んでいるとか

それが終わった後のことは何となく覚えているけれど

曖昧になっている・・

 

全ては自分を生命の危機から守ろうとする自律神経の働きも

大きく絡んでいます。

 

④媚びへつらう

 

これはどう言ったことかといえば

もし、力の強いボスがいたら、お猿さんの世界をイメージしたら

ボス猿と一瞬喧嘩しても

その後に服従のポーズをとって相手に「自分が下であなたが上」と言った

姿を見せるとか、

 

ボス猿の好きな果物などをあげるとか

媚びへつらうことも立派な大切な生き残るための姿になっています。

そうすることでここの世界でいきやすくするための

サバイバル術です。

 

私たちも自分に必要な人に何かをプレゼントしたり

人間関係の潤滑のために

相手を褒めたり・・・何かしらの形でしたことはありますよね。

 

悪いことではなく自然な心の仕組みです。

 

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3:本当はどうしたかったのか?

 

実際にはできなかったけれど本当は何を望んでいたか

 

上記の書いてきたような

4つの生き残りの対応をするしかなかったのですが

本当の本当は何をどうしたかったのか?

 

ここの自分の気持ちをきちんと分かってあげることが

とても大切です。

 

例えば、夫が借金を繰り返し作ってしまうのに対して

家族がいるのに・・とか

もうしないって言ったのに・・・とか

だらしがない、この人はこれは一生治らないんだとか

絶望だったり・・・

表面で自分を支配する感情や思いが怒りや絶望や

裏切られる悲しみかもしれませんが

 

その下にあるのはどんな声だったのでしょうか?

 

 

潜在意識にある自分の本当の声の引き出し方

 

①一番許せなかったことは何でしょう・・・

破綻に導いた、一番受け入れがたい相手のものは何でしょうか?

これを書き出しましょう。

複数出てきたら一旦全部書きつつ

その中でも最も嫌度が高いものを頑張って見つけます。

 

 

 

②ポイントは「頭で探す」のではなく

身体を通じて「探る」感覚です。

 

 

これだっ!とぴったりの時には「身体」で反応します。

胸がギュ〜っとなったり、ズーンとなったり

お腹に重い石がある感じだったり

みぞおちがシクシクしたり・・・

 

何かが返してくれるでしょう。

身体は嘘がつけません。

コントロールして身体感覚を作り出すことはできなくて

頭の声は逆に上手に辻褄を合わせたりできる感じです。

なるべく身体にくる感覚を逃さずに寄り添います。

 

③イメージの私の持っている感覚の「声」を探る

 

例えば借金の証拠をまた見つけてしまったシーンが浮かんでいれば

その時の私をイメージに中の主人公にして

身体のどこでどんな感覚があるか聞いてみます。

 

みぞおちにズーンという感覚があるとしたら

この「ズーン・・」に寄り添いながら

このみぞおちの感覚がおしゃべりできるとしたら

「何と言っている気がするか」を探ってみましょう

 

裏切られた感じ?

とにかくすごい怒りのマグマがある感じ?

悲しすぎて凍りついている感じ?

何でしょうか?

 

 

必ずそこにある感情は何?

 

みぞおちにある感情が例えば「裏切られた悲しみ」だとしたら

身体に寄り添いながら

「裏切られた悲しみがここにこんなにあったんだね」

「この悲しみを感じたくなかったんだね。辛かったね」

 

この悲しみがどのぐらい大きくて

どのぐらい自分が感じたらダメージを受けるぐらいのものか

よく分かってあげます・・・

 

そうなんです・・

そもそも、破綻を選ぶしかないと感じるのはなぜか・・・

それはこの悲しみが耐えられない悲しみだからです。

 

これを感じるぐらいなら、破綻=別れの方がましだ・・・

これがそこにあった私の声です・・・。

 

身体の中でずっと隠れていた傷ついていた私を癒す

 

実は夫をどうしたらいいか?

どうしたら一番被害なく、痛みなく後腐れなく

別れられるか・・・ではなく

 

本当の傷ついていた私が何を感じていたのかを

まずは今の自分が十分に理解し

寄り添ってあげることが大きなポイントです。

 

もし、イメージの中の自分が泣いていたら・・・

やっと自分の姿を身体の持ち主が見つけてくれて

泣けたのですから

十分に泣かせてあげましょう。

 

背中をさすりながら・・

言葉は何を言わずとも、きっとあなたの手に温もりは

感じています。

 

この時間がたくさん必要なケースもそれなりにあります。

 

まとめ

 

この奥底にあった自分のケアをある程度できたと思ったら

ここで初めて本当の意味で「どうしたいの?」

シンプルに聞いてみませんか?

 

感情が高いときに「どうしたい?」と聞いても

別れる方法や、相手をどうやって痛めつけるかなど

本音ではなく感情から出てきた上の方にある思いに

引っ張られてしまいます。

 

ある程度、会話ができて

自分の本当の感じたくなかったものが見えてきて

感情が収まってきたときに聞いた答えこそが

一番自然で本当に無理のない答えです。

 

*ここで初めて自分のことを心から肯定できます

 

利害関係や、感情で出す答えではなく

本当に望んでいる形で

この存在を理解し、支えてあげることは

きっと体験された方は「体感」でわかると思います。

 

感情で走ってしまい本音と違った結論を出す前に

気づけない心の奥では本当に何があるのかをケアして

後悔のない答えを自分が知ることは

本当に大切です。