心の仕組み

【恋愛が怖い】パートナーは欲しいのに遠ざけてしまう理由とは?

こんにちは♩

OAD心理セラピスト

JMET EFTトレーナー

浦松ますみです。

 

皆さんのなかで頭の中では

パートナーが欲しいな…

そう思う時はありませんか?

 

 

イベント時、例えばこれからの季節ですと

クリスマス、お正月など・・・

またはディズニーランドや旅行先で

楽しそうな幸せそうな二人を見ると

私にも(誰でもいいから?)欲しいな…と

思ったことはないでしょうか?笑

 

何かイベントがある時にいつもは大丈夫な明るい方でも

急に寂しさや人生の意味が見えずに

ご相談に来る方も実は多かったりします。

 

そして改めて自分にどうしてパートナーができないのか

できても続かないか・・・・

または同じような体験を繰り返す・・・

 

深い意味での理解が得られて

思考で考えていたものとはこんなに違ったんだ・・・

驚かれ、そして今までとは違う視点で

パートナーを探すことができるようになっています。

 

 

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1:なぜ私にはパートナーが必要?

必要なものには必ず重大なわけがある

 

この質問を「当たり前だよね」と捉えずに

一度ちゃんと考えてみませんか?

 

そもそも私たちは本当に要らないものだったら

求めません。

 

パートナーという存在が私に何をもたらせてくれるのかを

書き出していきましょう。

例)

*一人の人として魅力がある存在という証明

*社会的にちゃんと適合している感覚

*いざというときに助けてもらえる感じ

*喜びも苦しみも2人でと言う安心感

*相手から必要とされている感覚

*ここにいていいという自己価値が埋まる感じ

*自分が役立つ感覚

などなど・・・

 

ここは一人一人が全く違うのと

いくつも重なっているので、ご自身の得ているものは何なのかを

正確に書き出せるといいですね。

 

書き出したものは自分のニーズ

 

 

上記で出てきたものは自分にはないから

誰かや何かから欲しいな・・と思っているもの。

そしてそれがないと寂しかったり、悲しくなったり・・・

 

その中でもどれが「特に強い自分のニーズ」なのかも

見えてくると良いと思います。

 

 

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2:一人ではそれを埋めることができないと感じている

 

自分には「それがない」と感じている

 

 

実は1で書き出してみたものとは何かといえば

自分一人では得られないし、埋められないと思っているものです。

だからパートナーから得たい、もらいたい・・・

これはごく自然な衝動ですし、これ自体は全くいけないものとか

悪いものではありません。

 

むしろ・・・

自分ではこれが一人では得られないと感じていて

尚且つ、それは自分にとって必要だからこそ

パートナーを探すことが必要だったんだね・・・

これが起こっていただけ。

 

だからこの想いは湧き上がって全くOK。

仲睦まじいカップルを見てざわついたり、寂しさを感じたり

怒りや嫉妬が出ても全然OK。

むしろ自然な反応です。

 

必ず、全ての行動には無意識レベルで一貫性のある

「理由」「訳」が存在していて

それなしでは行動や衝動は起こり得ません。

これが心の構造です。

 

 

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3:恋愛の何が本当は怖いの?

 

どうして必要なものを避けるのか

 

 

では2の部分で自分が自分一人では自分に与えられないものが見えて

パートナーを必要とする理由も見えているのに

 

実際に相手から好意を持たれたり

実際にお付き合いが始まったりした場合に

どうして無意識レベルで相手から離れようとしたり

相手に嫌われることをしてしまったり

親密になれないのでしょう・・・

 

ここもある意味全員が理由が違うので

自分の理由探しの方法を書いてみます。

 

あるクライアントさんの例

 

Aさんは30代後半。

見た目も可愛らしく、絶対に持てる感じですし

好感度も高く、そこそこ交際を申し込まれた経験もあるので

お付き合いは何度かしましたが

いつも長続きしないのです。

 

周りのみんなはどんどん結婚して子供をもうけ

家庭を持って・・・

羨ましいのももちろんですが自分がなぜ、相手が結婚を意識すると

自分から別れを切り出してしまうかが謎でした。

 

*********

 

Aさんのご両親は仲が悪く、いつも喧嘩が絶えませんでした。

小さい頃からお父さんの味方になるか

お母さんの味方になるかで小さな心を痛めています・・・

でもどちらも大好き。

 

お互いがお互いの悪口を子供の自分にしてきて

自分はどうしたらいのかが常に決まらずに

曖昧な笑顔でその場をくぐり抜けてきました。

 

同時に、そこに近所に住んでいる祖母がいて

祖母は自分にとっては安心できる避難場所でもあったのですが

父方の祖母のためにどうしても母との折り合いが悪く

ここでも母親の悪口を聞かされていました。

 

でも・・・

そのほかの祖母は大好きです。

唯一の心から安らげる場所です。

 

ここで同時にAさんが心の中に無意識に刷り込んでいた思いは

「おばあちゃんに愛されるためには

同時におばあちゃんの正しさや、おばあちゃんの言うことを

聞き続ける私でいなければ

こうして自分を受け入れてくれない・・・」

「ここの場所を失ってしまう」

 

無意識レベルでセラピーの中で聞こえてきた声は

「愛情を受け取ったら一緒に支配も受け取らないとダメなんだ」

 

愛情を受けること=嬉しいのですが

同時に支配される、そうされる恐怖がここにありました。

 

そこには潜在意識にある気づけないビリーフがある

 

 

こんな仕組みはご本人も全く見えていなかったものですから

驚かれていましたが

同時にご自身の声でもあったので

府に落ちていますし、身体でとても納得感がありました。

→身体での納得感はセラピーで体験しないと分かりにくいですよね・・・

 

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4:本当に怖かったものを見つけてあげたら・・・

 

具体的なやり方の例

 

 

恋愛を通じて、何が怖かったのかを見つけることができたら

この「怖がっている自分」と「今の自分」とをイメージの中で

対話させていきましょう

 

通常はセッションではセラピーを用いますが

ご自宅で一人でやるとしたら

①深呼吸を深く、大きく2〜3回します。

 

②胸などに手を当てて、身体に意識を向けます

 

③怖がっている自分をイメージして「こんにちは」と挨拶をしてみましょう

この自分はどんな表情をしていますか?

どんな姿勢でそこにいますか?

誰といる?一人?どこにいる?どんな姿?

丁寧にこの自分を出していきます

 

④挨拶した自分を見てくれていますか?

それとも、聞こえていない感じ?

聞こえているのに無視している感じ?背中を向けてしまっている?

どうでしょう・・・

 

⑤もし、見てくれて話ができそうなら

「何を感じているの?教えて」

イメージの自分がそこでずっと何を抱えていたかを

親しい大切な友達の話を聞く感覚で寄り添って聞いてあげます。

 

 

「愛情と同時に受け取ったら支配も受け取らなきゃ」って思っていたら

相手からの愛を受け取るのは怖いのは当たり前だね・・・

 

そうやって今まで「愛は欲しいけれど、支配が怖くて」

一人の人と、深く繋がることを避けてきたんだね・・・

逆に、それ自体が辛かったね・・・

 

こんなに長い間、こうして悲しいような怖さと共にいたなんて

分かってあげれていなかったね・・ごめんね。

 

自分の気持ちをイメージの自分にも伝えながら

相手の言葉を全部聞いてあげられて、深い理解がそこにあれば

きっと気づきがそこから出てくるでしょう・・・

 

自分との対話とは何?

 

嫌なものやダメなものを取り除く、解放するのではなく

お互いがお互いを理解し合う瞬間です。

本当の意味で自分を知る時間です。

 

出てくるものを「敵」と見ていた自分が

敵を理解し友好的に相手を知り

国同士の戦いだったら終戦協定を自然に結びたくなるような

そんなプロセスです。

 

最初から敵じゃないし、そもそも戦いが必要なかった・・

ナチュラルなそんな感覚が出てきたら

とても上手く対話が進んだ証拠。

 

この対話は決裂したり、もっと敵になったり

今更何言っているの?と怒りが増幅したりしながら

 

2国間に必要なプロセスは全て踏んでこそ

真の平和が訪れます。

 

5:実はそう見えていたけれど本当は・・・?

 

 

自分が作ったり刷り込まれたものは「事実」として存在

 

 

4で見えてきた「愛情を受け取ったら支配も一緒に受け取らなくてはダメ」は

実は「イメージの彼女の中での真実」なのです。

 

おばあちゃんがそう言ったわけでもなく

そう思っているかどうかは分かりませんが

 

私たちは全員が「自分がどう解釈したか」「意味づけしたか」が

正しいと思い込み、当たり前ですがそれが真実として

自分の中に取り込んで刷り込みます。

 

おばあちゃんはもしかしたら唯一の信頼できる孫だったから

他の孫には言っていなかった母親の愚痴を

この子には言っても大丈夫と思い、話していたかもしれません。

大好きな孫という証明だっただけかもしれません・・・

 

おばあちゃんにとっては

Aさんを支配する意図はゼロで、むしろ一番可愛い、信頼できる存在として

認識しているだけかもしれません。

 

おばあちゃんは実は他の孫からは気難しい人と思われていて

Aさんが唯一の気心知れた孫だとしたら

むしろ、Aさんに嫌われたくないので気を使っていたかもしれません。

 

 

私たちは「自分がその場面をどう解釈したか」で

それが真実ということとして記憶の中やイメージに

そのまま残して

さらにビリーフとして複雑な信念体系を作り上げていきます。

 

私たちは誰でもビリーフやセルフイメージを複数持っている

 

 

自分特有の信念体系を全員が持っているので

「この場合はこうです」

「こう言った人はこんなビリーフを持っています」とは

言い切れないのが当たり前。

 

私たちは全員がユニークでオリジナルな信念体系を持ち

それが真実として行動したり思い、思考を産み続けています。

 

そこには大切な私だけの歴史と理由があるので

そこを見ずに、思いだけをいきなり変える事は

逆に理由がって泣いている子にいきなり平手打ちをして

「泣き止め」と言っているようなもの。

 

まずはどうして泣いているの?

何があったの?

そして「どうしたいの?」

 

ここを満たしてあげて理解が進めば自然と涙は収まっています。

頑張って止める必要もなく

必要な自然と出てくる涙はそこにあっていいのです。

 

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まとめ

 

自分を理解する事で

「どうしたらいい?」

「How To」をいきなり使うことよりも

なぜそれが起こっているかを探す方がずっと早道。

 

心の中の自分の状態を知る・・

そこを受容して心から分かってあげることで

そこにあった塊が溶けていく・・・

シンプルで、温かいアプローチでご自身をラクにできますように♩

 

ポイント

・根が浅いもの=傷が浅いものであれば

ご自身でおうちでワークされても充分可能だと思います。

 

 

繰り返しになってしまいますが

トラウマや傷の深いもの、そして長年の層の厚い強いビリーフなどは

やはり難しいので

潜在意識の内側を探る「心を紐解く問いかけ」と

セラピーが必要なこと多いです。

 

その場合は専門家、プロにお任せくださいね。

 

応援ありがとうございますm(_ _)m

励みになります

 


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