お客様の声

夫をとことん責め続けてしまいます

 

【お客様の声:テーマ】

【年齢:職業】40代後半:会社員

実は今、離婚調停中です。振り返れば、私はずっと夫を責めることを止められませんでした。今でも全部が彼のせいで私が被害者な気がして、どうしたら自分に有利に離婚が進むか・・と言う私になっています。ただ、先日、仕事中のふとした場面で私の上司とのやり取りの間でアレっと気付いたことがあるのです。

その上司は「自分が考えていること」が全部正しくて、自分の世界の言葉を私にぶつけてきていて、私の言葉には耳を貸さず、取り付く島がないと言いますか、まるで何か怨霊に乗っ取られているぐらいかと思うほど、私を責めてきました。(大抵がそうなる)

こんな人になりたくないのですが、もしかしたら私も夫とのことではこの上司の状態になっているかもしれない・・・そう思ったら居てもたってもいられず、友人の紹介でこちらにきました。何が正しくて、何が私をこうさせているのか・・全く混乱しています。

 

「セッションを終えて」

夫との離婚調停中に関しては「絶対に相手が悪い」「私は100%被害者」「全然分かってくれようとしなかった」「今後の生活の責任を相手が持つべき」「傷の償いをしてもらう」など、最初はこの姿勢を絶対に崩したく無かったです。私が正しいことでないと、夫を責められないですよね。

自分の中で今後の生活のこと、子供の将来、金銭的な不安、自分では十分に賄えない怖さなどが気付きたく無かったけれど、こんなにありました。私は自分ではそこそこ収入もあるし、どうにか大丈夫などと頭では思い込もうとしていましたが、実は全然自信がないし、強い私を作らなければ、今後、子育て、仕事の両立を続けられないと本当は感じていたこと。そして本当の私は小さくなって怖くて仕方がなかったことも、認めたくなかったけれど私の中にいました。

ここまでは抵抗が強かったのですが、上司と自分の姿が被ったときに、上司の心の状態を理解することもできました。「絶対に相手が悪い」と言えば言うほど、自分の中に「私は悪くないの!」と叫んでいる傷ついた私がいて、この私は私自身に気付いて欲しかったと泣いていました。それほど、本当は弱くて小さな私がいたとは驚きました。

そして、逆にここを見つけた後の方が自分の中に芯ができて、この子が叫んでいるとどこかで気付き始めてから自分に優しくなれた気がします。不思議ですが、あんなに相手を激しく責める癖も弱まっています。責めなくても私が私を理解し、余裕が少し出てきました。「私に分かって欲しかった」と、セラピーの中でこの声を聞いたときに全てが繋がりました。

もちろん、怖さや不安はありますが、夫とこの先どうなっても私が弱い自分を素直に認め、この視線で彼と「親として」繋がって行けたら、違う将来が待っている気さえしてきました。なんでこんなに自分が鎧を必要としていたかも、初めて理解できました。どうしたら有利に調停に向かえるか?は傷ついていた私の声でしたね。自分の癒しは奥が深いです。引き続き、よろしくお願いいたします。

 


心理カウンセラーランキング