お客様の声

幼稚園の役員会が怖い

【お客様の声:テーマ】

 

【年齢・職業】30代前半・専業主婦

やっと授かった子供で、子供のためには一生懸命なんでもしてあげたいのですが、唯一、苦手なのは「ママ友」との付き合い。幼稚園の役員決めは2年間はどうにかしなくて済んだのですが専業主婦で一人っ子、今年は何も言い訳できずみんなの一任で満場一致で私の名前が上がり、初めてやることになりました。

年長なので謝恩会、バザー、運動会やら先生の結婚などいろいろな行事を決めなければならず、人付き合いが苦手な私は子供が人質になっているように感じ、やめるに辞められません。中でもボス的な社交的なお母さんがいて、みんなその人の言いなりで、彼女に睨まれたら最後、もうこの園では生きていけないほどに感じます。

彼女が「これは◯◯さんがしてね」と振られた役は、今回はどうしてもできずに彼女のご機嫌を損ね、LINEのグループページでも私への批判っぽいものに感じてもう、怖くて胸の動悸が出るほどです。彼女の名前を見るだけでも、お迎えの時も会わないようにしても、家に帰ってからもどうしても頭から離れずにいっそ、遠くに引越しした方がと悩むほどです。

 

【セッションを終えて】

 

私のドキドキや、パニックのように貧血で血の気が引くような状態は、身体の反応が自然に出てきてしまって自分ではどうにもなりませんでしたが、それを一生懸命に押さえ込もうとして、ますます負のループに入っていった状態でした。

彼女が「これをして」と言ったことを「命令に背いたら村八分になる」と、自分がどうして感じていたかといえば、中学校の時のいじめの記憶とリンクしていたのが驚きでした。実際に私は口を聞いてもらえないといういじめを3ヶ月ほど受けていて、その時に先生も「自分から溶け込もうとしてごらん」とか親にも「社会に出たっていろいろな人がいるんだから自分でどうにか工夫をしなさい」とか誰にも助けてもらえないという経験として、刷り込んでいたことを初めて理解しました。もう、20年経っているのにまだこんなに根深く残っていたのには、驚きました。

多感な時期のあの時間は本当に辛くて封印していましたね。自分の恥ずべき体験だったと感じていました。イメージの私を私が最初は見たくないと思うほど、自分が自分を嫌って恥じていたとは・・・(夫にも話していなかった)

当たり障りのないように、目立たずに生きていましたが、これも目立つ人から目をつけられないためのサバイバル術だったのですね。とにかく周りに合わせて自分を持たないように、あの時に感じたこの世の終わりのような孤独にならなくて済むために・・・

それなりに普通の生活なのかなと感じていたものの、今回のママ友や幼稚園の役員通じて、自分がずっと感じなくて済んでいた部分が真っ直ぐに私に刺さってきました。

結婚自体も世間とあまり関わらなくても生きていけると思って選んでいた部分があったことに、初めて納得も感じました。特に大恋愛でもない夫でしたが彼を選んだ理由や本当は子供を持つことにも不安だった理由なども、いろいろな私が出てきましたが、全部ちゃんと寄り添って誰かがいてくれる空間で対話することから、セラピーで傷ついた自分に会いにいくことは、怖いことではなくて逆に縛りから自分を解き放つことなのだと初めて知りました。

 

子供の一件がなければ、私はセッションなどは一生自分には必要などないと感じていましたが、実は些細なことでも、全部理由がちゃんと心の中にあることを体験しました。受けることは自分への優しさですね。ありがとうございました。

 


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