なかなかラクにならないメカニズム

【なかなかラクにならないメカニズム126】本当は苦しみは全部嘘?

皆さまこんにちは♩

人間関係、家族などとの関係で生きることが辛く、依存症・過食嘔吐・パニック障害など、ドン底6年間から抜け出て、職業も変わり、年間1000名の方のお悩みを聞く側に自然に変化した心理セラピストの浦松ますみです。(生きづらさはきっと30年以上でした)

もし・・今の苦しみや、不安が全部嘘から出来ていたとしたら・・どうでしょう?全てが自分が作り出してモンスター化したものだったら・・・?

勿論、身体感覚から来てしまうので、身体が巻き込まれてそれはリアルですし、実際に「在る」ものとして到底すぐに「無いもの」にはなりませんが

そもそも信じきっているものに反応しているという着眼点から、そこにある「嘘」を見破っていきませんか?

身体で感じている感情を解体

私たちは、本当は「無いもの」を「在る」と信じている・・と言われたら、即反論したくなったり、相手に怒りをぶつけたくなったり・・・しませんか?

今、自分が持っている「満たされていない様々な感情たち」は大きな力を持って私たちの体を巻き込み支配しています。

苦しいもの=満たされていないニーズとも言えますが、まずはとても大切なのは「自分のニーズを見つけること」なのです。

例えば、今回の人生では「愛される私」を経験すること・・と深いレベルでニーズがあれば、ここが満たされていない・・ここが叶わない・・となれば、全身で激しい感情に包まれます。

勿論感情は、一種類ではなく、様々な怒り、悲しみ、虚しさ、空虚な感じ、自分への無力感、絶望・・・などなどその方にマッチした感情たちがいると思います。

ニーズが満たされないとは?

こんなに頑張っている私を尊重するべきだ・・・

お互いに譲り合うべきだ・・・

相手の気持ちを察するべきだ・・などなど、無数にあるそれぞれの「べき」。

「べき」とは?

この「べき」で表すことができるものは一つの自分のニーズとも言えると思います。そしてこのニーズにはとても正当な理由があるはず。なので逆に観ていけば、このニーズはとても大切に扱っていきたいものとも言えます。

自分も自分にこのニーズを満たすように、またこの約束を守って生きようとしていますし、エネルギーを使って頑張っているので、自分が守っているものを破る人、またはこの頑張りをしなくても、自分のニーズを簡単に得ている人などを嫌いになったり、怒りを感じたり、恨んでしまうと言うことも当然です。

もし・・自分が愛されるために相当気遣いをしたり、自分の意見を一先ず下げて相手の意見を聞いてあげたり、相手のニーズを察知して先に分かって満たしてあげたりしていたら

気遣いしていないのに人気がある・・必ず人の輪に入って笑っている人を見ると、やりきれない思いを感じたりしませんか?

ニーズが満たされないとは、抑圧や否定を増やしていくことでもあります。

これは苦しみを増産していくことでもあります。

自分が決めた正しさは本当に合っている?

私たちは自分が「そうだ」と感じることは相手や社会も「そうだ」と思っている・・・と解釈しています。

これが投影なのですが、自分の思い、自分の持ち物の正しさをいつの間にか「相手(社会・世の中・みんな)」の持ち物にしてしまうこと。

例えば友人たちとの約束をするときに直ぐに返事が来れば、それは「乗り気」とか「自分が嫌われていない」目安にしたり、返事が遅いと「この計画が嫌なんだ」とか「自分のことがうあまり好きじゃない、一緒に行きたく無いのかな」など

他の誰かに相談すると「そうだよね〜」と共感してもらえるような、そんな「自分の中の正しさ」は、特に一人歩きしやすい投影になっていきます。

例)

与えられた仕事が苦手でも、キッチリやらなければ「無責任」「社会人として信頼されない」という投影(ビリーフ)を持っていたとします。

この時点で、え?これ投影なの?事実じゃない?と思われる方も沢山いらっしゃると思いますが、このたくさんの人が持っている投影は特に「絶対真実」として感じると思います。

親から教わり、先生からも言われ、それを頑張って成就すれば褒められて、本当に相手から必要とされた経験など重ねれば、絶対真実以外の何かを考える客観視などからどんどん離れて当然です。

でも、もう一方でもし、期日に遅れたり、出来なかった時に「自分でどうしても頑張る」って抱えられるより、「出来ないから手伝って」と言ってくれるあなたに本当の意味で安心だし、信頼できるわ・・と誰かが言ってくれる時もあるでしょう・・

本当は自分では手に負えない病状の患者さんなのに、他のドクターに回すことが「無責任」「劣っている」「恥」などの自分の中の絶対真実が強いドクターであれば、自分のところで頑張りすぎて、結果、より患者さんが苦しむことになるかも知れません。

「出来ない」と言うことが恥ずかしいこと、無責任と解釈するか、「正直で、よりちゃんと考えて他者の力を借りて、成功させたい人、信頼できる人」と観るかは相手次第。自分次第。

嘘のようなホントの話

実はすべては流動性があり、相手が決めること(勿論、自分も決めていますが)なので、自分の正しさ=絶対に相手もそうだ・・は必ずしも本当ではないのです。→嘘のような話ですね。笑

自分では「自分の正しさ」からしか見えない、判断できない、感じることができないため、自分以外の目線で「それ本当?」とツッコミを入れて、自分の真実に亀裂が入ることは、長年変わらない苦しみに初めて隙間ができること。→ここは大きなポイントです。

簡単なものは自分でも十分できると思いますが

この自分の正しさの世界から抜けていくことは、大きな癒しへの招待状でもあります。

※心理学、非二元、セラピーなどは全て「溝口あゆかさん」から学んでいます。

あゆかさんとのつながりは2006年ごろからで、講座、ロンドンコース、勉強会、非二元のお話会など、参加回数、アシスタント回数は一番多い方に入ると思います。

提唱されている「インテグレイテッド心理学」は提供の全てのベースになっています(非二元(悟り)と自我の仕組みがベース)

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