なかなかラクにならないメカニズム

【なかなかラクにならないメカニズム25】普通ってなんだろう

皆さまこんにちは♩

人間関係、家族との関係で生きることが辛く、依存症・過食嘔吐・パニック障害など地獄のようなドン底6年間から抜け出て、職業も変わり、年間1000名の方とセッションをするまで変化した心理セラピストの浦松ますみです。

今日はセッション中や、自分のワークをしていた時に出てきた言葉

「普通」「当たり前」「みんなそうだから」

これに当てはまらない時、これが満たされていないと感じた時、比べて劣っているとか、遅れていると感じた時など・・何か足りないと感じた時など・・・

モヤモヤしたり、苦しさが生まれていないでしょうか?

ここを一緒に感じてみませんか?

振り返ると「普通じゃない私」

本当にたくさんの方のセッションの内容や、自分自身を見つめていく時に、よく出てくるのが「みんなは・・・」「普通は・・・」「常識として・・・」

そうやって自分がその基準を満たしていない、そうなれていない、普通じゃない、OKじゃないなど・・と感じた時には「良い自分」「大丈夫な自分」「安心できる自分」を作る必要が出てきます。

でも・・

ふと感じると「自分がどうしたいか」「どうありたいか」と世間の「普通」がマッチしないことも多々あるはずなのに・・

 

いつの間にか、私たちは自分の中に「普通はこうなんだ」という基準を作り、それに近づこう、大丈夫な私になろうとがんばっているようです。

 

世間からの刷り込みと他者からの刷り込み

親に言われ続けていた言葉や、先生や自分が好きな人から言われた言葉などは特に無意識レベルで「当たり前」のものの分類に取り込んだり

それに近づきたい、良き自分でいたいと感じているようです。

またそうするのはどうして?と自分に聞いてみるとどうでしょうか?

大抵は言葉は違えど「そうしたら愛される」「そうなれば受け入れられる」「助けてもらえる」「分かってもらえる」など安心や安全を感じられて、生きていく上ではリラックスできそうです。

そもそもの疑問

本当に普通ってなんでしょうね。当たり前ってなんでしょうね。

それが自分に無理なく、一番しっくり来ていれば何も問題はないのですが、

「自分のイメージの普通」になれていない私の時、頑張り、気遣い、努力をしなきゃという思考が自然に出てきてしまいませんか?

「自分が本当に心地よいもの」が見えないと振り回される

書いてある言葉は簡単なのですが

実は「本当に純粋な自分のニーズ」「抑圧、我慢が一切ないナチュラルなしたいこと」は自分が軽やかで健康的な状態の時に初めて見えてきます。

そもそも、【何かを抱えている状態のこの私が】

欲しいもの、なりたい姿はこの今の苦しい私のニーズであり、純粋な何も縛られていない私のニーズとは少し違っています。

 

親が年老いたら自分より優先して、親のケアをするべき

子供とはなんでも話せる方が理想

自分の気持ちを表現することができていた方が良い

休暇は帰省して、親孝行することが良い大人

恩は返すべき

弱い人は助けるべき・・・などなど・・

いくらでも自分の中で「正しさ」「それが普通でしょ?」な声はあるかもしれませんが、

そもそも普通って何?

実は普通って存在するの?人がしたいこと、心地よいことはそれぞれの人生もバックグラウンドも違うので、「普通」という言葉自体が非常に幻想であることを感じませんか?

幻想=嘘=本当じゃない=思い込み

幻想を信じ、嘘に振り回され、本当じゃないことを信じ込み、そこで一喜一憂すること自体が、そもそもストーリー。

ストーリーで生きることが自我そのものであるため、ストーリーから抜け出ること自体が自我の性質からみると難しいですが、そのストーリーがあまりにもドラマティック、何かに偏りすぎている、怖さや不安から生まれているとしたら

もう少し、自分に優しいストーリーにしていくのはいかがでしょうか?

例えば「実家と疎遠」「親兄弟と実は心から仲良くない」「できれば働きたくない」「人間関係が面倒」など、今までの自分や世間の「常識・普通」からは理解されにくく、歓迎されないであろう声だったとしても

自分の中で「確実に存在する声」であれば、その理由がちゃんとあるはずなのです。

 

まずは「その声を肯定する」「理由は今は全部わからないけれどそうしたいんだね」

認められないし、許し難いかもしれませんが「気付く」ことは可能でしょうか?

深いニーズの声

私たちの心の奥では何を待ち望んでいるか?と言えば

「気づいてもらうこと」

ずっと光が当たらず、ずっと否定されて、自分から見ればどうしても悪いものとしてあったものを、まずは「そこにいたんだね」と見つけてあげることは出来そうでしょうか?

そこから癒しが始まります。

体調面に出てきたり、体感覚で訴え続けてきたり、同じ行動パターン、思考パターンとしてサインを出してきたその存在たちを見つけることは大いなる癒しであり、ケアであり、愛であると思います。

健気な私たち

みんな普通になろうとして(普通より少し良くなろうとして)頑張っているし、普通になれていない時に自分を責めたり、苦しみを持って解決しようと頑張っている・・・

私たちの無意識の動きってこんな一面、あります。

※心理学、非二元、セラピーなどは全て「溝口あゆかさん」から学んでいます。

あゆかさんとのつながりは2006年ごろからで、講座、ロンドンコース、勉強会、非二元のお話会など、参加回数、アシスタント回数は一番多い方に入ると思います。

提唱されている「インテグレイテッド心理学」は提供の全てのベースになっています(非二元(悟り)と自我の仕組みがベース)

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