開き直りは【受け入れているフリ】

みなさまこんにちは♩

家族との関係で生きることが辛く、依存症・パニック障害など地獄のようなドン底６年間から抜け出て、職業も変わり、年間1000名の方とセッションをするまで変化した心理セラピストの浦松ますみです。

今日は【開き直りが受け入れているフリ】の可能性があると言うことを、みなさんと一緒に解説していきたいと思います。

因みに、「開き直ることがダメ」とか「悪い」ことではなく、

【どうして開きなおると言う状態・症状が必要なっているか】と言う視点で見つめていきましょう。

開き直っている時は「本当はどんな状態」？

私たちが、何か困ったことがあって、それなりに悩み、考え、どうしても打開策が見つからない・・とか、納得が行かないけれどそれをするしかない時・・・

また、相手からの理不尽な提案や言動にどうしても耐えられずに怒っている時や、もうどうにでもなれって諦めてしまった時・・・

自分の場合の「開き直っている」ケースを一度検証してみましょう。

「開きなおる」ことで一見、落ち着いたり、蹴りをつけれたような気がしたり、自分が強くなった気がするのですが、この「開き直り」の時に、爽やかさ、爽快感、何にも曇りなき心持ちであればOKですが

もし、「開き直ること」で勢いをつけて無理にこの状態になっている感じの時には、注意しましょう。

開きなおるしか道がなかった時

一見、目の前の困難な状況を受け入れているようで、納得しているようで、自分もそのつもりで、時間はいつもの様に過ぎていますが、本当の深いところでの自分はどうでしょうか？

「受け入れるしかなかった」からだとしたら・・・

この開き直りと言う状態は一見解決のように見えて、本当の気持ちに「蓋」をして、大丈夫なふりをしている状態と同じです。

もし、本当に受け入れていたら、開き直ると言う勢いは必要ではなく、前向きで相手や状況に対して余裕があったり、優しさも混ぜた眼差しで見ることが出来ているでしょう。

また正直に自分の納得がいかない感じを認めていたり、自分がどうしてこうなったかを客観視できているでしょう。

「受け入れていないのに、受け入れたことにする」ことは実はもっと傷を深めています。

本当はどのぐらい「何が嫌だったか」を聞いてあげる

癒しが自然に起こったり、緩まったり、自分への理解が深まり、自分を肯定できる状態にするためには何が必要でしょう・・・

それは「本音の声」をどのぐらい拾えるかです。

潜在意識にある、なかなか気づけないエリアでの、おそらくは普段は抑圧されている声ですので、すぐに頭で答えられるものとはなんとなく、ニュアンスが違います。

例）

美容師をしているのですが、自分はまず、お客様と話をしてその日の流れをお互いに確認したら、あとはアシスタントに任せて、自分が実際にする「カット」「パーマ」は必ず自分がします。

その日のメニューは「ヘッドスパとトリートメント」。最初と最後は挨拶をしたが、ネットの書き込みに「高飛車だ」「少し人気があるからと言っても、この人からは受けないほうがいい」的なコメントを見て、傷ついてしまった。２年間も指名してくれていた分、自分が高飛車で悪かったのだと罪悪感を感じてしまいます・・・

※この方はフォロワーもそれなりにいて、有名なサロンで働いていて、独立された経緯があります。ファンもそれなりにいます。

顕在意識での自分の客観視

きっと自分は、無意識にお客様を傷つけた、高飛車な態度と思わせたダメな自分なんだ・・。自分がお客様に対して寄り添い感がなかったから怒らせたんだ・・。すぐにこのコメントを見て言い訳したくなったのも、自分が罪悪感を感じたくないからだ。罪悪感を早くなくしてスッキリしたいし、どうしたら、このお客様と元に戻れるかなぁ・・。同時にこのお客様と離れてしまいたい自分もいる。めんどくささも感じている。すべての人のニーズに応え続けられない。

【セッションで見えてきた潜在意識の自分】

自分への反省もありつつ、本当に反応していたのは「ネットへの一方的な書き込み」は、話をして理解しあえる関係が崩れたと感じたこと。２年間に渡って自分としてはこのお客様と「繋がれていて、信頼関係がある」と思っていたのに、それが修復不可能で関係が絶たれたと感じた寂しさだった。もちろん、色々な行き違いはお互いにあるだろうし、美容師に傷つけられた話も聞いていたから、「修復可能」であれば全然怒ってもOK。「つながり合えない」寂しさが一番自分が感じたくなかったことだったんだ。