心の仕組み

部屋が片付けられない

みなさまこんにちは♩

家族との関係で生きることが辛く、依存症・パニック障害など地獄のようなドン底6年間から抜け出て、職業も変わり、年間1000名の方とセッションをするまで変化した心理セラピストの浦松ますみです。

今日はご質問から【「片付けられない」自分について】、皆さんと一緒に心の中の仕組みを解いていきませんか?

 

自分にとって「片付け」とは?

まずは、いつ頃から片付けが苦手になっているでしょうか?そして、自分にとって「片付ける」ことはどんなイメージをお持ちでしょうか?

*お母さんによく言われた言葉だったなぁ・・何かに夢中になって、自分としては居心地の良い空間だったけれど、「綺麗にしなさい」「そんなだらしがない子だと、将来困るわよ」「どこに何があるか、直ぐに分かるの?」「大事なものをなくしたら許さないから」・・・

*友達の家がひどくものが溢れていて、入ったこたつの中にはカビが生えた食べ物がそのままだったり、2階の友人のへやに行くのに全ての段にものが置いてあったな・・。片付いていないことは「恥ずかしい」「だらしない」「できてない人」「能力が低い」気がするなぁ・・

*とにかく面倒臭い。とにかく億劫。誰かが片付けてくれたらそれなりに気持ちが良いし、自分の家がこんなに広かったんだとか、誰かを呼びたくなるけれど、直ぐに元に戻るのは、いつもの散らかり具合の方が「自分らしい」「リラックスできる」から。片付きすぎていると、全く落ち着けないし、緊張がどこかで走っている。

*片付いている職場のデスク、ロッカーを持っている人は仕事ができるイメージ。だらしなく散乱している人はどこかルーズ、なくしものや忘れ物が多いイメージ。人から下に見られるイメージ・・・などなど

 

皆さんの「片付け」に対してはどんなイメージをお持ちでしょうか?

単純に疲れているから?それとも・・?

もし、単純に仕事が忙しい、子育て中で片付けた端からどんどん破壊されて、綺麗な状態を維持できていないのか、それとも「片付けること」自体が全くできないのか・・・

家の中は片付けられるけれど、職場ではできないのか?公共の場所は乱雑に使うけれど、自分のテリトリーは綺麗にできるのか、それとも・・・?

職場ではできるのに、家でできないのか?自分のパターンを調べてみましょう。

もし、どこかではできているのに、ある場所では(自宅など)どうしてもできない場合はそこにどんな意味づけをしているかを探します。

身体的に疲労困憊でできていない場合は、体力や気力が回復したら出来るのであれば、心配は入りませんよね。そうじゃなく心の中に何か理由がある場合を見ていきましょう。

 

片付けてしまうこととは?自分にとっての意味づけを探す

あるクライアントさんの例をお話ししますね。幼い頃から母親が厳しく、片付けや約束事を必ず守らせるタイプでした。仕事も持っていたのでいつも綺麗にしていたし、そんな母親が密かな自慢でもありました。

ただ、家事や仕事を持っているので当然ですが、自分にかまってくれる時間がないし、ゆっくり関わることは当然減っているため、幼い頃は「お母さんの言う通りの子になれば愛される」ので一生懸命、母親にニーズに応えていました。

ある時に、どうしてもプリントが見つからず一緒に自分の部屋で探していた時に、お母さんがついでに部屋を掃除してくれた時がありました。お小言と一緒でしたがその時に「すごく嬉しかった時間」だったと回想していらっしゃいました。

できない自分でいた方が、自分をもっと見てくれるしむしろ、努力して愛されるよりずっと心地よい「受け入れてもらった感じ」を得て、だんだんとダメな自分、だらしなく危なっかしい、片付けなどもできない自分として「手をかけてもらえる」姿に自分をして行った経緯が見えてきました。

大人になってからは恋愛などでも「ほら、こんなに私はできないの」と言うアピールをわざとして、相手に自分を受け入れてもらうパターン、そして受け入れてくれない相手には「怒り」「攻撃」で責めて自分を正当化し、「あなたのせいで私はこんなに苦しいの」と振る舞う様になってしまいました。

 

どちらにせよ、「寂しさ」「私を見て」「受け入れて」「一人にしないで」などがこの方を動かしている衝動でした。できてしまう自分=片付けが完璧な自分はこう言った寂しさや悲しい感じを感じてしまうので、無意識レベルで「できない自分」を選んでいました。

 

どのぐらい困っていますか?

そもそもですが「片付けられること」が良きこと、正しいことと、社会全体の刷り込みがあるし、親もその様に刷り込まれ育った人が多いため、私たちはこう言った解釈で「片付けられない」ってよくない事と思います。

自分が今の「片付け具合」を本当の意味でどのぐらい支障があるか、または困っているかを検証してみませんか?

雑誌に載るほど、マンションのモデルルームの様には片付いていないし、疲れるとすぐに乱雑になってしまうけれど「それなりに心地よくリラックスしている」体感覚が事実であれば、そのままでOKだと思うのですが、もし、それがまずいのであればどうしてか?を探してみましょう。

TVなどで取り上げられる足の踏み場もないほどの状態になっているとしたら、自分を無意識で精神的なネグレクト(育児放棄の様な感じ)に持って行っているかもしれませんし、これは個人差があるのと、それぞれに「片付け」自体に意味づけが違うので、自分の「綺麗に片付いている状態」「片付けができていないダメな状態」が何を基準に決めているかもみていくと良いでしょう。

人からの目線なのか、自分が決めているのか、そしてそれはどうしてなのかなど、色々多角的にみづけていきます。

 

「自分にとっての片付け」の深いレベルでの「意味」を探し、トラウマや、深い傷があればそこを癒すセラピーを併用していきます。

 

みなさまからのご質問にこんなふうに応えていくのも良いかなと思い、今回は「片付け」について書いてみました♩ご質問、お待ちしておりますね♡

一緒に心について学びつつ、ラクになっていきませんか?

 

※心理学、非二元、セラピーなどは全て「溝口あゆかさん」から学んでいます。提唱されている「インテグレイテッド心理学」は提供の全てのベースになっています。

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