心の仕組み

自分を決めるOSとは②

おはようございます♪
今朝はどんな朝をお迎えでしょうか?
朝焼けが美しく空はアート♡
 
前回の続き、PSのOSの例えから・・・
今度は私たち人間の場合で説明していきましょう。
 
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例えば、OSは殆どの機能に関係してくると書きましたが
コアなビリーフ、アイデンティティーが
「私は劣っている」というものだったとします。
心の奥の奥に「鎮座」しているとします。
 
この方がご相談に来られた場合こんな風にお話が始まります。
 
「私は転職したいのですが勇気が出ずにいつも
心の中がモヤモヤしています。
先日も同期のAさんが独立されてみんなで応援のパーティーを
開いたのですがずっと心からのお祝いが言えませんでした。
私って心が狭い人間なんです。
先輩のBさんがいつも私を助けてくれるのに
時々それが人に見られるのが嫌で、大丈夫ですって
断ってしまったり・・・
人間としての実力がままならないので仕方ありませんが
いつも人生が中途半端で、努力しているつもりですが
実を結ばない虚しさが心の中を駆け抜けているんです」
 
こういった場合、見どころは色々あるのですが
一番この方が辛いのは
「人生がいつも実を結ばない感覚」で溢れていること。
独立したAさんは「実を結んだ人」に見えていて
私はそれが手に入らない…と感じていたら
モヤモヤするのは当たり前ですよね。
 
「実を結ばない中途半端感」は感じたくない
無意識に強く流れている感覚ですので
こうならないために「努力したり」
「先輩Bさんの助けが人前だと特に断りたくなる」のです。
 
 
みんなの前で助けられている姿がご本人にとって
「あの人また助けられないとこの仕事できないんだね」
そんな風に周りから思われている…と意味付けしてしまったら
 
Bさんの「人前での助け」は自分が感じたくないもの
否定したいものを感じる時間となってしまうのです。
➤私って中途半端で劣っているから
誰かの助けが必要なんだ・・・など
私は(相手にとって必要だから)助けられている自己価値の高い
解釈は生まれにくいです。
 
 
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こんな風に自分の中で常に起こり続けている
「意味付け」「解釈」「そう感じる事」
「そう見える事」「そう聞こえる事」などは
 
何が影響しているかといえば
「ビリーフ」「セルフイメージ」です。
 
この例で例えるならば
「私は実を結ばない中途半端な人」というセルフイメージ。
「(私は)何をやっても中途半端」などはビリーフ。
「人生が中途半端」「実を結ばない人」というエネルギーを使って
常に相手や世の中や状況を意味付けて
解釈して感じ続けています。
聞こえて、見えている訳です。
 
そしてこれらの生みの親が
「私は劣っている」というOSだとします。
 
この「私は劣っている」というOSの影響力の凄さは
半端ありません。
どの思いにも大なり小なり関わっています。
 
もし、OS自体が「私は優れている」だとしたら・・・
まずビリーフ、セルフイメージは
「私は最後には実を結ぶ人」というセルフイメージかもしれないし
「絶対に欲しいものは手に入る私」かもしれないし
 
こういった人は途中でもし挫折したように感じても
心の底では自分を信じていてどこかに自信もあるので
回復が早く、立て直しのアイデアもすぐに浮かびます。
 
逆にOSが根本的に「劣っている」であれば
人生で順風満帆のように見えても本当の意味でココロの中が
安定していないため
「劣っているのを感じたくないから」の視点で
頑張ったり、努力をしているので常に緊張感があったりします。
 
またいつこの地位が落ちるのではないか・・・とか
ライバルに常に勝ち続けないと…なども思いがち・・。
 
心の中の仕組みそのものが変化することは実は
表面上になにか達成したり、大丈夫となる事よりも
自分そのものの在り方自体の変化なので
 
困難や、自分の失敗に対しての解釈や意味付けが変化するので
そのあとの行動が劇的に変わります。
 
アファメーションや思い込みで変えるのではなく
ナチュラルに「そうなる」のでとても安心感やリラックスがあります。
➤力を入れて「そうなる」のとの違いです。
 
ブログに書く限度もありますが
これはあくまでも1例で、実は全員の仕組みが違うため
当てはまらないことがほとんど。
自分特有の「仕組み探し」が最も大切なのです。
 
仕組み探しのコツなどもお伝え出来たらと思います。
 
 
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