心の仕組み

いつも「愛の物語」の中で苦しんでいるわたしたち

こんにちは♩

心理セラピストの浦松ますみです。今日はどんな愛の物語が私の中にあり、主人公の私は何が辛いのか、どうしたらここから抜けられるか、近道は何?についてお話ししていきますね。

そのドラマはどんな物語?

私たちが何か悩んでいる時、誰かが苦手な時、愛する人とうまくいかない時、上手に対処できなくて自分を責めている時、誰にも分かってもらえなくて寂しい時、報われずに虚しい時・・・

色々なシーンがありますが、そこにはどんな主人公の私と、周りを取り巻く脇役と、状況があるでしょうか・・・?

親と私、子供と私、上司と私、パートナーと私、社会と私、世界と私・・・

そこにどんな愛憎のドラマがあるでしょうか・・・?何年間それは続いているの?私は常に何を感じ続けているの?何を探し続けているの?

私のドラマの中身をまずは自分がしっかりと寄り添い掴むことが大切です。そして何よりもこのストーリーの1番の痛みがある部分も同時に探してあげませんか?

 

主人公はいつだって最終的には「私」

最初は全く自分がそこに登場していないし、私が傷つけられたわけでもないのに、私が損してもいないし、何も害はないのに、無性にざわついたり、怒りを持ったり、悲しくなったりすることはないでしょうか?

 

私もよくあります。(生きていれば、身体がある限り、色々な感情を感じるのは当たり前)

 

健康な状態とは喜怒哀楽をしっかりと味わうことができていること。またはそれに気づけている感じ。癒しが進むと何もネガティブが無い・・・ということではありません。ただ、ネガティブに対しての感じ方、眼差しは格段に違います♩

私が登場人物の中にいないのに「反応=ネガティブ系の体感覚を自分が感じる」ということは、何かしら自分に最終的には関わっているからこそ、「私の中に起こる」のです。

 

私の(苦しい)物語の見つけ方

【1】:まず、自分が何について感情が揺れているのかを客観的に探しましょう。

例)彼が最近、よそよそしくなっている気がする。連絡頻度、電話での声のトーン、私への興味がダウンしたような表情、笑顔が減っている。自分の身体感覚は焦り、ザワザワなど・・・

【2】:それは私にとって、どう言った意味を持っているの?

例)一緒に住む家を買おうと貯金をしていたけれど、そこから彼が自分のためにお金を使っていることが見つかった。「私たちの家」という2人の夢を彼が壊した意味を持っている。

 

【3】:私はどんな私?

例)夢を壊された私。裏切られた私。騙された私。

それも「世の中で一番信じていた人から・・・」

【4】:上記の私が持っている感情は何?複数あってもOK.とにかく書き出します。

例)騙された怒り、信頼を裏切られたショック、自分には信じられる人がいない悲しみ、愛は幻なんだという虚無感などなど・・・

【5】:上記の感情の中で特に「痛みの強いもの」はどれ?

例)「愛」は幻という虚無感

【6】:どうして?(どんな意味を持っている?)

「愛」は私にとって安心・安全。愛が幻ならば、世界中どこに探しに行っても、あったように見えて掴んだつもりでも、こうして消えていく、永遠に私は安心・安全を得られない人なんだ・・

 

【7】:本当はここでセラピーなのですが、自分でセラピーツールを思っていない場合でしたら「6」の私をイメージして、この私の虚無感を今の自分も一緒に感じてあげましょう。そのぐらいの深い虚無感なのか、そしてどのぐらいこれを求めて探し続けてきたか、そしてそれが手に入らないと信じている絶望などもあるかもしれません。ここは自分が拾えるだけでOKです。

 

8:上記の自分をまずは自分が理解し、動けない、ラクになれない理由を知ってあげるところから始めましょう。傷が深ければ深いほど、そんなにすぐにラクにならなくてむしろ良いのです。傷ついている分、本音で振る舞える空間や存在としての【癒し手としての自分】を確立できたら二重丸です。ここは大切なポイントでもあります。

私たちがやりがちな実は傷を深めるポイント

直ぐに立ち直らせたり、ラクにさせたい気持ちから「それをやめていいんだよ」「頑張らなくていいよ」など声をかけてしまうこと。それができないから苦しんできたのです。一番頑張りたくないのに頑張るしかなかったのは当人なのです

充分に傷ついてきた今までの経緯や、どうして頑張りを辞められなかったのかを知ってあげて、落ち着いてから・・・どうしたかったのかを聞いてあげましょう。それが出来るか、出来ないかではなく「本当の望み」が何なのかをまずは静かに知ってあげることです。

ここはある意味微妙で、ケースバイケース。なかなか、最初の感情さえ、落ち着いてくれないことも実際のセッションでは多いです。この姿は逆を言えば、そのぐらい頑張ってき続けていた自分の姿とも言えます。尊い尊重したい、大切な姿です。

この愛の物語は大切な愛すべき物語

愛に苦しみ、愛に癒されて生きている私たち。その中身は色々ですが、あまりにも近くでこの物語を感じている時にはとても苦しくて、悲劇で報われない切ないものかもしれませんが・・・

もし、距離を持ってこのストーリーを眺めてみたら・・・いかに私自身がこの物語を愛し、この物語を好きでいるかが見えてくるでしょう。愛するが故に良くしたいし、素敵なストーリーにしたいですよね。

唯一無二の愛の物語は今日もこうしてページを増やして行っていますが、その内容は全てが「すでに私から愛されている」物語でもあります。

どんな表装にしましょうか?どんな題名をつけましょうか?内容はどんなものであれ、大切に大切に「私だけのもの」として守っていきたいですね。

※心理学、非二元、セラピーなどは全て「溝口あゆかさん」から学んでいます。提唱されている「インテグレイテッド心理学」は提供の全てのベースになっています。

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