【お客様の声:テーマ】
【年齢:職業】40代後半:管理職
同じ職種を渡り歩き、ありがたいことに向こうの会社から呼んでくださる事が多かったのですが、毎回、新しい会社に迎入れてもらう時に不安や怖さがあります。実はいつも学びを続けていかないと周りから何か言われそうで苦しいのです。順風満帆に見えるかもしれませんが、採用時に談笑で上の役員の方から「若い子に色々指導を頼む」とか「教えてやって欲しい」など言われると、ず〜んと心が重くて憂鬱です。
私はみんなより長く働いた分、期待されている気がして(実際に採用時に言われているし)新しい会社でも誰よりもできなければいけない気分でいつも焦っているのです。私だって新しい職場では初めて知ることもあるのにです。最近、パニック発作を初めて体験し、プレッシャーでダメになる前に、一度、セッションでみていただきたくこちらに来ました。
【セッションを終えて】
色々な普段は考えもしないような質問をされて、ゆっくりと初めて身体を感じつつ答えていくと、「あぁ、確かにそうだ」という感覚と、理由がわかる安心が同時に出てきました。初めての職場で知らない事があるのは当然なのですが「全てオールマイティーに経験に見合った働きをしないと、ここにいてはいけない」と感じていました。
冷静に考えれば無理ですよね。でもこれは自分に根強く持っている感覚でもありました。更にできなかった事が出来るようになると、それでは十分な気がしなくて、もっと次の高みを目指していく繰り返しでした。どうしてこのパターンが止まらないかといえば、ここも理由は一つではありませんでした。
自分より上の人に「ダメだ」「できない」とみられる事がこんなにも怖かったなんて驚きです。(過去の小学生の時の教室での先生に言われた一言もまだ鮮明にセラピーで出てきましたね)
そして自分は常にかなりハイスペックな人と自分をいつも比較し、その高みを目指して苦しかったのですが、その人みたいに近づきたい・・・というモチベーションが今の私を支えてくれていました。(頭ではどうしてこんな人と自分を比べてしまうのかとバッシングしていました)
「学びはできない自分だから、するべきだ」という解釈が大きかったのですが、学ぶ事で誰かの役にたて、相手と繋がれる喜びが大きく支えていることも思い出しました。ずっと忘れていたけれど、自分の知識が相手の役立つ時の高揚感と喜びは私の生きている証と言っても良いほどのものでした。
学びは私にとって自分ができていないからするものではなく、人生の喜びを支えてくれる柱でもあったとは・・・です。バッシングが多い人生でしたが、こんな私を結構ちゃんと生きていると感じられた事が嬉しかったです。ありがとうございました。
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