こんにちは♩
OAD心理カウンセラー、セラピストの浦松ますみです。
今日は本当によく出てくるテーマの一つで「やりたいことが見つからない」。これ、多いのです。そして、実はこのワードこそ、よく使われているものの、なかなか本当の意味での「自分がしたいこと」がはっきりせずに、長い年月モヤモヤしている方も多いです。
多くの方がぶち当たる壁「やりたいことが見つからない」を心理カウンセラー・セラピストの特性を生かし、心の仕組みから解説し、解決できるような記事にしております。
現場の実際の例なども交えて、リアルな人生での現れを順番に説明していきます。
最終更新日:2020/2/3
私にとっての「やりたいこと」とは?
どんな風に普段は頭の中で探しているか?
まず、過去の私も含め、みなさんは「やりたいこと」を探すときどんな風に探しているでしょうか・・?
- 尊敬している誰かみたいになりたいな・・
- 年収が〇〇欲しいからそれにはこうしなきゃとか
- 〇〇さんがこう言っていたからわたしもそうしてみようかな・・・とか
- ネットで色々調べて自分がどの分野に打ち込める続けられる興味があるのか・・とか、どんな感じで探しているでしょうか・・?
こういった状態の時はどこで探しているかと言えば、頭で、思考で探していることって多くないでしょうか?
実際にこの方法で見つけられたか?
これが悪いとかダメとかではないのですが、頭で探したものは結局続かなかったり、そのつもりになって色々買い揃えて気分的には盛り上がり、しばらく続いても、3ヶ月後には「何か情熱が持てない・・」そんな経験はありませんか?
私は何度もジム通いを初めて、ウエアーも揃えて、新しい専任のトレーナーさんも決めて、最初は頑張るのですが・・どうしても「頑張るべき」になってしまい、楽しくなくて修行のようになってしまうのです。そしてある程度結果が出るとやめてしまい、リバウンドの繰り返し。
天職だ~みたいに寝食忘れて没頭するとか、なかなかそんな風にならない事が多くないでしょうか?趣味ならまだしも、仕事など実際に自分の生活を支えて経済的な面も含まれるとこれは「早く探して安心したい」と思って焦ったりするのも頷けます。
身近な人が「好きなこと」を仕事にしていたりしたら、または「夢中になれるものを持ってその話をしているのを聞いている時」より「早く見つけたい」私を感じませんか?ちょっと日常の自分を振り返って、深呼吸して、胸に手を置き、思い出してみましょう・・・
それはやはり「思考、頭で探しているから」
本当に寝食忘れなくてもいいのですが、時間があっという間に過ぎるとか、「もっと知りたいな」「どうしてこうなるのかな」みたいな
ナチュラルな興味が尽きないとか、探求が尽きないものってありますか?
実は私の友人でこれを絵に描いたような人がいるのです。彼女は2012年にル・コルドンブルーでパンディプロムを取った時に共に学んだ仲間です。初級、上級を長い時間過ごし、いろいろなパン以外の話もしましたが、本当に「この道を自分らしく」真っ直ぐに突き進んでいます。実際にもかなり上手だったのですが、それよりもパンへの情熱が熱く、いつも自分の作ったパンを講師の先生に見てもらい、研究に余念がありません。
今では、マニアック過ぎるこのパン教室に全国から、そして海外からも・・・時には現役のシェフ達さえもやってくるという予約困難なパン教室を運営し、集まる人たちも熱い方々ばかり。素敵ですよね。
ある意味「オタク」です。オタクとはなんでしょうか?wikipediaでも未だ定義が確定していないと書いてはありますが、よく秋葉原のオタクとか、萌え系とか、アニメなど・・・そんなイメージを持たれる方も多いのでは?
彼らがなぜ凄いかといえば、「好きなこと」に関しての情熱と研究と向上のエネルギーが半端ないこと。私も自分の好きな分野ではどれだけ「オタク」になれるかかなぁと感じています。もちろん、濃度や期間や投資額などは別で、まずはこの感覚が勝手に湧き上がるものがあるかどうかも一つの目安でしょう。その理由をまた説明しますね。
職業にしたいなら、何がそこに必要?
オタクと職業がマッチしたら最強の訳
必ずお金を稼ぐことも必要であれば、職業としての「やりたいこと」でないといけませんから、ただ楽しい、ただ好きでは難しいですよね。趣味として「打ち込めるものを探している場合」と「人生の中で仕事を兼ねて好きなことを探したい」は少し切り口が違ってきます。
なぜならば、【職業とする=それで生きていくこと】だから
例えば温泉が好きで森林浴をしながらぼ~っとするのが好きはもちろん良いのですが、「それで生きる事」は難しいですよね。日本中の温泉を調べまくり、研究し倒して、趣味と実益を兼ねてそれが経済的にも自分を支えてくれる仕事として結びついていたらいいのですが・・・。
・働く=生きる事=時間が過ぎるのがあっという間=没頭する大好きなこと
この公式に当てはまるような好きなものが見つかるのが、一番良いですよね。
シンプルに好きなことと、職業としての側面は(お金を稼ぐことだとすると)現状の自分や今までの選択してきた職業を振り返ると、マッチしていましたか?
ここで登場するのが、過去に大人や力のある人・・・例えば親や先生や尊敬している人などから「ラクしてお金は稼げないよ」「苦労した分だけ報われるんだよ」「仕事いは辛いものだ。我慢がつきものだ」などなどのマントラが刷り込まれていたとしたら・・・当然、仕事として=お金を稼ぐ手段としては、厳しいものを基準に選ぶのは当たり前です。
まずは改めて自分がどう言った基準で仕事を選んでいるかを、見つめてみましょう。自分の仕組みを自分が知ることはとても大切です。実は私もこの刷り込みをかなり無意識でしたが持っていました。これ自体は結構どなたにも大なり小なりあるビリーフの一つのようにカウンセラー・セラピストの現場の体験から感じます。
職業を生きるとは?
人生のメインである「生きること」と「仕事」がマッチングしているか
生きること=人生だとすると、生きている感覚を持っている時間は多分、眠っている時間以外は常に実感としてそばにありますよね。そして、何か収入を得なければいけない状態の私であれば、仕事は必須になってきますよね。
もし、この「仕事の時間」が寝食を忘れるほど夢中になれるものだったら・・・または非常にやりがいや感動を与えてくれるものだったらどうでしょうか・・?
なぜオタク心が大切なのか
「興味が止まらない好きな事」だと、それが上手く行かなくても、すぐに形にならなくても、直ぐにお金に結びつかなくても・・・
それ自体が「好き、興味が尽きない」ので、理想の姿になるまでの間も「好きな事をしている自分」で居られるので辛くないですよね。
この形はお金に関する心配や不安があったとしても、楽しいことも、興味を満たすことも同時に走っています。仕事とオタク心がはっきするものが違っていても満たされ感はあります。
3:やりたいことが見つからない状態とは?
自分の今の状態をどこまで自分が把握できているか
なんか毎日がただ過ぎていくんです・・・好きじゃない仕事にただ身体を運んでいる感覚なんです・・多分「自分の興味が尽きない事」が
見つかっていないのですよね。やっぱり私ってダメだなぁ・・・そんな風に思わなくて大丈夫です。
今の仕事が合わないのではなく、自分が悪いのでもなく「本当に惹かれてやまないもの」が今の自分にあるのかどうか・・ここを一度探ってみたらいかがでしょうか?そして、これはすぐに見つからなくてもいいのです。
「今、時間が過ぎるのも忘れるほど、没頭できる好きなこと、ワクワクすることが見つかっていないから何か探すべき、見つけるべき」となっていたんだね・・・→見つかるまでずっと苦しいし、何かモヤモヤしてすっきりできない状態
あるクライアントさんの例ですが「心からやりたいと思うものがない」でしたが、もし、友人や会社の上司や同僚、両親や兄弟からも、彼からも応援されて好きなことを思いっきりしていい、自由に決めていいんだよと言われたら、一瞬は嬉しいのですが同時に心の中を走る言葉は「失敗できない」でした。
好きなことを自分の自由意志で選び、みんなから応援されてその上で結果を得られない、迷惑をかけてしまったなど自分が感じたら、自分自身を許せない、悔しい、後悔の塊になってしまいそうで怖い・・・そんな潜在意識から声が聞こえてきました。
そして失敗したらそこにあったものは「自分が無になってしまう」「空っぽの空虚感」で自分自身の消滅のような絶対に感じたくない耐えられない「怖さ」でした。これがあったらむしろ「好きなこと」が見つかったらマズイ訳です。頭の声と潜在意識の声はこんな風に違うことも多いです。
漠然と何か悩んでその状態で思考レベルで探すよりも、心の深いところにある「仕組み」を見つける方が早いです。
それがないとどうしてまずいの?
潜在意識の声を探る方法
自分の内側を探る方法としては「好きなことが見つからない自分」とはどんな自分であるのかを身体を通じて聞いてみるのもオススメです。目を瞑って・・・胸に手を置いて・・・ゆっくりと頭ですぐに答えを出すのではなく「待ちます」。
何を感じてる?何か大切なものを失ったまま一生が過ぎていきそうな焦り?他の人は得ているのに、自分だけそれがない空虚感?ちゃんとできていない感覚?なんでしょうか・・・?
・ここに必ずある感情を掴むことがポイントです。
この感情を感じたくないからずっと頑張って「探し続けている私」いたのです。
まとめ
「好きなものを見つけている人」はどんな人に見えていますか?みんなは好きなことが見つかっている気がしていますか?それは何%ぐらいの人がでしょうか・・?具体的にまずは書き出してみませんか?
曖昧になんとなく「こうだよね・・・」と感じていて、そのままそこにある感情、例えば焦りや不安とともにいたら、その状態から脱出するために「好きなもの探し」をしている場合もあるかもしれません。
そもそも、何を基準に私たちは人と比べているのでしょうか?人と比べて自分が同じかできていることは、自我の仕組みからも物凄く大切なことのようです。これは「私たちの基本的な性質」です。
私たちは常にサバイバルの中にいる
誰かと比べてできているかいないか・・とか周りの人に受け入れられているか・・とか、愛されているかは生存の本能に直結するすごく大切な私たち人間がみんな持っている基本的な性質です。
まずは自分を自分がどんな状態かを理解した上で、それもサバイバルに勝ち残り自分を守るための仕組みの現れだと自分がしっかりと認知し、その自分に自分がねぎらいの眼差しを持てているかもチェックしてみませんか?
ここで「何やっているの?」「普通できるでしょ?皆はできているよ」など、自分に厳しい声が出てきたらなぜ優しく出来ないかを今度はケアしてあげましょう。これも全部目に見えないけれど理由があっての現れです。
私も本当に好きなことは「50歳」過ぎてから、探して得たというよりは「自然に」そうだったんだと気がついたぐらいに、ずっと自信もなく、見つかっていませんでしたね・・・
今でこそ、人の心の仕組みの複雑な絡まりのつじつま合わせを見つけ、セラピーなどで変容させる今の仕事は、探求心が尽きなくて時間があっという間の好きな事ですし、感動もプラスされてこれがない人生が考えられないほどですが・・・やっと興味が尽きないものに出会えました・・・・という感覚です。
それまでは義務感や「べき」でがむしゃらに働いていて、それ自体に疑問や選択肢がある事さえ全く気づきませんでした。
・「当たり前」ほど気を付けて本当??を持って見つめてみませんか?
心のことに興味のあるあなたとの繋がりに感謝を添えて・・・♡
いつも応援ありがとうございます<m(__)m>
励みになります♡
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