なかなかラクにならないメカニズム

【なかなかラクにならないメカニズム104】本当は変わりたくない?!私

皆さまこんにちは♩

人間関係、家族との関係で生きることが辛く、依存症・過食嘔吐・パニック障害など、ドン底6年間から抜け出て、長年の職業も変わり、年間1000名の方のお悩みを聞く側に自然に変化した心理セラピストの浦松ますみです。

過食嘔吐に関しては最後まで症状的に残ったので、25年近くはずっと抱えていたでしょうか・・(個人的には結構、これは取れにくい症状の一つと感じています。これについてはまた別の機会に・・)

今日はセッションを受けたり、自分でラクになるたに色々探して、本を読んだり、講座を受けたりしていますが、顕在意識ではなく潜在意識から見ると

「シフトする」「目覚める」「変化する」「新しい自分になる」「軽やかになる」などなど・・これって自我から見ればどんな意味になるのか・・を一緒に見ていきませんか?

苦しくても慣れ親しんでいる「私」

例えば、自分ってどんな思考(どんなセルフイメージ、ビリーフ)を持っているでしょうか・・?

セルフイメージで言えば「私はのろまだ」「私はバカだ」「私は無能・無力だ」「私は運が悪い」「私は幸せになれない人」などなど・・・

じっくり立ち止まってみる

ネガティブなビリーフ(信念体系)やセルフイメージは、実は誰がそう決めているか・・と、そもそも論に基づいて振り返れば、最終決定者は誰でしょうか?

もし、親、パートナー、友人、上司、同僚、子供などから・・・「あなたって本当に要領悪いわね」と言われても、自分がそう思っていなければ、相手からの言葉がどのぐらい自分を直撃するでしょうか?

そういう所もあるし、損もたくさんしたし、人に騙されたし、裏切られて傷ついた経験もあるけれど、いつも誰かに助けられたな・・自分で立ち上がってリカバリーできたな・・など思っていると

ダメージや、心に受けた刃はそこまで自分を痛めつけないでしょう。

では誰が「自分はこういう人だ」「◯◯はこういうものだ」など決めている?

そうです、「私」です。私が最終決定者であり、私が決めたことが一番力を持って自分を支配し、それを信じる、握りしめて生きる力を強めています。(しかも・・無意識レベルなので顕在意識ではどうにも動かない)

この私そのものがいつもの私です。こに一切のジャッジは無しで】、こういった仕組みになっている目線で進めていきます。自我の仕組みを徹底的に知り尽くします。

変わりたい・・という意味は?

変わりたいんです・・軽やかになりたいんです・・・反応したくないんです・・・ネガティブな思いや感情を解放したいんです・・目覚めて、穏やかな自由な私になりたいんです・・・

これは一体何を意味しているでしょうか?(ここに、又一切のジャッジは横に置きます)

深呼吸をして、静かな部屋で・・まずは私の中にある「いつもの私」を思い浮かべます。そしてこの人が抱えているセルフイメージ、考え方の癖、行動パターン、好きなもの、いつもよく出てくる感情、身体の感覚・・などよく感じてみます。

この今、自分か感じている感覚、感情、思い(思考)は、おそらく(当たり前ですが)誰とも同じではないし、自分以外と他者は、家族であっても、仲の良い友人であっても相当違うのではないでしょうか?

私たちがユニークな唯一無二の存在というのは当然なのです。

このエネルギー体が毎日動き、怒ったり、悲しんだり、緊張したり、後悔したり・・焦ったり・・不安になったり・・または喜んだり、ホッとしたり、嬉しがったりしています。

では、次に・・上記で掴んだ「私」の構成要素が全て全部違うものに入れ替え変わってしまったら・・・どうでしょうか?

これは「私」と言えるでしょうか?

これは別人という感じがしませんか?

私が変わるとは?

私じゃなくなること=別人になることは顕在意識では「変わりたい」と思っていますが、自我の深いレベルではとても怖いし「ヤダ」と抵抗します。
だって「自分と本当にバイバイする」って・・怖いし、寂しすぎるし、忘れたくないし、嫌ですよね・・

自分のままでいたい・・この自分を変えないで・・と思うのも、実はかなりの力で私たちの中に装備されているのが自我の仕組みです。

本当に変わる事の「インパクトの強さ」を知る

あくまでも・・コアな(深い深いレベルの根本)自分へのワークが必要な時や、長年抱えている慣れ親しんだ苦しみや、手放せなかった記憶など・・

そういったことを「変えたい」「終わりにしたい」「ラクになり自由になりたい」と思っている場合に限定しますが、この自分が取り組もうとしている本当の意味が「簡単じゃないこと」「自分の気付かない潜在意識で相当な抵抗があって当たり前なエリア」であることなど

ハイレベルなことを自分がやってみようと思っている状況を、まずはしっかり自覚しましょう。

なので、数回のセッションや、自分で頑張って、すぐに結果が出なかったりしてもがっかりしないでください。

本当に本当に・・・私は変わりたいの?(違う自分になっていいの?)

この質問をするということは、今までの自分とすっかり変わって別人になる・・ということでもあるため、実は怖かったり、悲しかったり・・様々な感情があると思います。

こんな自分の根本的なエネルギーと対話を持つことも、とても自分を支えてくれますし、ワークの進み具合にも良い影響として現れてくるでしょう。

真剣に聞いた時「今はちょっと・・全部変わるのが怖いんだ」など、本当の声が聞けた時・・すごい上手に自分に寄り添い、自分を受容している癒しの時間です。

そしてグットニュースは、こういったデフォルトのワークは「直ぐに」は変われない相当なエネルギーチャージもあるため、ほぼ「徐々に」変化します。なので、実は振り返ったら・・「あれ?今までの自分と反応が違う」「見えていた風景が和らいでいる」など

怖い急な変化ではないため、安心してトライしてくださいね。

改めて・・・自我を知る

こんなに安心・安全を求めていながら、今よりも良い場所に自分を連れて行ってあげたいと思いながら・・・どうなるかわからない「知らない世界」「未知の自分」になることへの怖さがあることが当たり前であるという自我の仕組みを、意識できると良いですよね。

※心理学、非二元、セラピーなどは全て「溝口あゆかさん」から学んでいます。

あゆかさんとのつながりは2006年ごろからで、講座、ロンドンコース、勉強会、非二元のお話会など、参加回数、アシスタント回数は一番多い方に入ると思います。

提唱されている「インテグレイテッド心理学」は提供の全てのベースになっています(非二元(悟り)と自我の仕組みがベース)

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