心の仕組み

ボイルド・フロッグ症候群:小さな違和感に気づくことの大切さ

おはようございます♩

今朝はどんな朝をお迎えでしょうか?

 

今日はあるコラムを読んで感じたこと・・

「ボイルド・フロッグ症候群」について

みなさんと何かシェアできたらと思います。

 

 

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このボイルド・フロッグ症候群とは一体どんなものでしょう?

状況が少しずつ変わっている場合、たとえネガティブな変化であっても適応してしまい、

やがて取り返しがつかなくなってしまうことを意味する言葉と

書いてありましたが

もう少し例を出していきますね。

 

水温が1分間に0.2℃ずつ上昇していく場合、カエルはお湯の中に留まり、

やがて温度が上がりすぎて死んでしまうらしいのですが

水温がもっと速く上昇する場合は、カエルはジャンプして

お湯の外に逃げることができます。

 

カエルを水を張った鍋に入れ、少しずつ温度を上げていった場合、

カエルは温度の上昇に適応しようとするのです。

熱いお湯に入ったら、もはやカエルはお湯の中に留まることができなくなり、

ジャンプして逃げようとするでしょう。

しかし悲しいことに、温度の上昇に適応するためにエネルギーを使い果たしたカエルには

逃げる力はもう残されていません。

結果として、カエルは命を落としてしまうと言うものです。

 

人間だったらもちろん、こんな実験もあり得ませんが

もし、これが職場や密室的な家庭の中や

ある集まりやグループ、学校など・・・

地域、またはその集団の中で、自分でも無意識に

相手や状況に合わせていて

「長きにわたり適応に頑張り続けていた」としたら

次第にエネルギーを使い果たし、動けなくなった状態は

正しく「鬱」状態そのものですよね。

 

どうしても適応することが正しいとか

みんな頑張っているし、とか、

大人だったらこのぐらいはできるのは当たり前とか

子供だったら、適応しないと先生に受け入れられないとか

親を心配させるとか、愛されなくなるとか

色々な理由から「適応」を自分に強いるのはある意味

自然なことですよね。

 

そうすることで生きていけると解釈しているのですから・・

 

もし、「小さな自分の違和感」や、

「何かナチュラルではない頑張り」を続けているかもと気づいたら

一度、自分の中に何が起こっているかを

振り返って整理したり、他者に助けを求めたり

そのまま続ける事を止める勇気も必要かも知れません。

 

変化がゆっくりと起きている場合は認識するのが難しく

そのため、心が少しずつむしばまれていても、

なかなか気付くことができません

 

行動を起こすべきタイミングがわからなかったり、

「まだ大丈夫だから」と、問題に対処しないこと、

理不尽な状況に抵抗しないことを正当化してしまい、

我慢し続けて、いつの間にか心に大きなダメージを受けているという場合もあります。

 

必要な努力、必要な頑張りはもちろんOKですが

このボイルド・フロッグ症候群的な頑張りや適応は

 

パートナーがあなたを必要としているとき、

上司があなたを信頼して仕事を任せたいと考えているとき、

友人がいつもあなたを頼ってくるときなど、

気分が良いと感じることもあるでしょうし、

それら自体は否定されるようなことではありません。

でも真面目な人ほど「気づかないで」限界までその状態に

そのまま突き進みがち・・・

 

どうぞ自分自身に優しくて温かな1日を

お過ごしくださいね♡

 

いつも応援ありがとうございますm(_ _)m

励みになります♡


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