皆さまこんにちは♩
人間関係、家族との関係で生きることが辛く、依存症・過食嘔吐・パニック障害など地獄のような6年間から抜け出て、長年の職業も変わり、年間1000名の方のお悩みを聞く側に自然に変化した心理セラピストの浦松ますみです。
今日は、無意識にしている私たちの癖の一つ・・しかも全くここに気付かず、スルーしていますが、自分を見つめていくときにとても大事な目線をお伝えします。
それは「近しい人」ほど、「この人はこういう人」とレッテル、解釈をつけて=(投影を濃く持って)無意識に決めているか・・ということ。
それがポジティブなケースもありますし、ネガティブなケースもありますが、どうして身近な人ほどそれをやるのか・・を一緒に心の仕組みから見ていきましょう。
自分に近い=自分への影響力が大きい
なぜ近い人ほど、投影=自分の解釈=レッテルを貼る=ことが・・・(境界線越えをする事も)多いのでしょうか・・
近い人とは、家族、兄弟、子供、パートナー、親友、上司(職場)、子供の学校関連の人たち・・などなど・・
例)母は話を最後まで聞かないから、何をいっても無駄。自分に都合良くしか聞かない人
夫は自分が優れていると、いつも人を馬鹿にする。私をいつもどこかで見下す人だ
ママ友のAさんは一見優しいけれど、相手によって言う事が違う信頼できない人・・などなど・・
上記のような思いを経験したことはありますか?
よく関わるし、この人間関係が良好で安心・安全であればあるほど、自分のサバイバルは確保されますし、自分のパフォーマンスも十分に発揮されやすいですし、満たされ感、大丈夫感も増えていくでしょう・・
恐らく、どうでもいい通りすがりの人、ほぼ会わなくて自分の思考の中や記憶の中にない人であれば、こういったレッテル貼りをする必要もないでしょう・・
では自分にとって影響力がある、身近なよく関わる人とはどうして「レッテル貼り」が必要なのでしょうか?→こういう人だ・・と予め分かっておくことで、何を守れるのでしょうか?自我のサバイバルに置いて何が有利でしょうか?
不安ベースの活動とは?
何かを埋めたい・・・何かから守られたい・・・壊されたくない・・危うさを回避したい・・全て元を辿ると「不安」「恐れ」などからくる思いや行動ですが、それを一生懸命して、埋まる感じがすれば良いのですが
こういった活動は疲弊するエネルギー、交感神経で戦ったり逃げたりして回避する「わ〜っと恐怖から動かされている」状態でもあります。
しかし、なんと言っても自我は「生き残ること」が大切ですし、上手くできる私、安心できる私でいたいのです・・
近しい人には当然です・・・期待も持つし、自分のこうなって欲しい形へコントロールをしたくなるし・・色々なものが出てきます。
大切な人が困っていたり、病気になれば(長生きして欲しいので)境界線を超えたアドバイズをしたり、「◯◯療法を受けるべき」など・・
無意識で、しかも自分のしている事が相手にとっても絶対正しい・・と思って判断しています。(その先に感謝も期待しているかもしれません)ここはジャッジ無しで見ていきます。
ここが満たされ、想いが叶えばハッピーですが、上手くいかない、否定される、逆に攻撃される・・など感じれば、自分の好意が無下にされた・・私のことをわかってくれない・・など直ぐに辛い世界がリアルに包み込むでしょう・・
家族というのは最後まで刺激してくるもの。
師匠の講座で聞いて頷いたのは「自分が悟った・・と思ったら実家に帰ればいい」笑
本当に実家というのは色々な刺激を与えてくれる場所でもあり、自分が自分の土台を作った場所でもあり・・・そして、同時に懐かしい場所でもあるでしょう・・
レッテル(解釈)が落ちるとは・・・?
ラクになるとは無意識に、反射的に自分の中から出てくる思いや感情が変化して、感じるもの、自分の反応自体が過去とは違ったものになっている状態です。
それがネガティブから軽いものになっていたら、とても心地よい場所であり、平和なもの。
心の状態=安心や、恐れは「解釈」から作られます。
例えば、私の例で言えば最近、やっとやっと死ぬ思いで免許を取り、車も苦手意識満載で練習していますが、夕方暗くなり始め、オートにしてあるライトには気づかず、運転して帰路についていたら
どうも対向車が信号待ちの時にパッシングしてくるのです・・。何かを伝えようとしています。それも・・1台ではなく、帰るまで10台ぐらい・・(汗
過去の人や世間にネガティブ感満載のレッテルを重たいほど持っていた時代の私だったら、パッシングの相手は100%私のことが初心者だから邪魔なんだ・・きっと何かが気に入らなくて注意している、相手は完全に怒っている・・と思いました。
そして初心者で怖いのでより身体が硬くなり、みんなから意地悪され、お前なんか運転する資格がない、邪魔だ、あっちいけ・・と言われている世界にどっぷり浸かったでしょう・・笑
今は「何か教えてくれている(ありがたいな)」「でも私、分からないの・・(超初心者だもん)」「今はライトがハイビームで迷惑かけているかもしれないけれど、直せなくてごめんなさい・・(でも対向車の運転手さんは優しいから、私は既に許されている)」「みんなから温かく育ててもらっている私」など・・
全ての風景に対して、反応が違っているのが面白いほどです。そして、開き直って「初心者だから良いんだ」でもなく「このベテランドライバーさん達は、初心者の私を受け入れてくれている」とみんなに安心して委ねて良い・・と感じている私がいます。
でも・・実は実際には「この初心者、迷惑なんだ!」と怒りのパッシングもあったかもしれませんが、凄いことは、事実ではなく、私たちは「自分が付けたレッテルに反応して」世界を見ています。
そうです・・自分がラクなレッテルにシフトする=投影が自分に優しいものが増える=セルフイメージやビリーフが自分に怖くないものが増えることでOKなのです。
逆に言えば、本当は世間や身近な人からの優しさや愛情があるのに、自分が厳しい投影、怖いレッテルを貼って相手や状況を解釈すれば、生きづらい世界が続きます。
生き残りのサバイバルに関して、ネガティブなレッテルが落ちてきたら・・・そこはきっと今の自分が知らない世界であり、本当に同じ相手とは思えない反応が自然に湧き上がる自分になっているでしょう。
※心理学、非二元、セラピーなどは全て「溝口あゆかさん」から学んでいます。
あゆかさんとのつながりは2006年ごろからで、講座、ロンドンコース、勉強会、非二元のお話会など、参加回数、アシスタント回数は一番多い方に入ると思います。
提唱されている「インテグレイテッド心理学」は提供の全てのベースになっています(非二元(悟り)と自我の仕組みがベース)
お勧め過去記事(投影シリーズ)
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【保存版:投影の仕組み】現役カウンセラーが分かりやすく解説
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