なかなかラクにならないメカニズム

【なかなかラクにならないメカニズム89】慢性の苦しみに隠されたメリットとは?

皆さまこんにちは♩

人間関係、家族などとの関係で生きることが辛く、依存症・過食嘔吐・パニック障害など、ドン底6年間から抜け出て、職業も変わり、年間1000名の方のお悩みを聞く側に自然に変化した心理セラピストの浦松ますみです。

今日も何度も言葉を変えてお伝えしていることの一つですが、頭では変えたい、変わりたいのになかなか変化できない・・頑張っているはずなのに・・

そんな時の打開策の目線として一緒に見つけていけたらと思います。

セラピーの世界から見る「セカンダリーゲイン」(隠されたメリット)

例えば、婚活などで自分から積極的に話しかけることが苦手だったり、バイト先でも休憩時間に色々な人と楽しく話している人を見ると、「自分は仲間に入れない」「自分には親しい人を作るのは無理」「みんな自分のことを変わった人と見ている」「つまらない奴と思われている」など

色々な思考が川のように頭の中を流れ続け、寂しさ、孤独感、分離した感じ・・を身体で感じ続け、その場から早く去りたい、逃げてしまいたいなど思ったとします。

セッションには「どうしたら人と気軽に付き合えますか?」「どうしたらコミュニケーション能力が高まりますか?」などHow Toを探して「そうなる自分」に一生懸命近づきたいと思います。

こんなに悩んでいるのに、それも結構長い間、ずっと困っているのにどうしても結果的に人を避けたり、表面上はおしゃべりに付き合いつつも、相手の表情や声、目などがきちんと見るのが怖かったり、挙動不審気味になったり

実は冷や汗や震えなどが伴っていて、どっと疲れてしまっているとします。

人とつながらない方が安心になっている

頭では人と繋がりたいし、コミュニケーションが上手くできて、人付き合いで悩む自分から早く変わりたいのですが、潜在意識の中で一人でいた方が怖くない、安全、気を遣わなくていい、緊張しないで済む・・という仕組みががっちり入っていたら・・・

勿論「潜在意識」ですから、自分では無自覚、無意識のゾーンの話です。

ここがある限り、どうしても行動レベルで「人付き合いが楽しげな自分」になるとしたら、かなり自分を頑張らせて、身体レベルでの緊張は抑圧する形しか難しくなります。

行動レベルで出来るかできないか・・という視点から「どうして自分にとってこれが怖いことなのか」「したらまずいことになるのか」を探していく方向で進めます。

パートナーがどんなに欲しくても、(間違ってはずみで)できたとしても、関係を続けていくのにかなり悩んで相手の顔色や、自分の言葉や行動を常にチェックし続け、相手が喜んでいない、反応がない時などはずっとそのことが引っかかって眠れなくなってしまいます。

ここに(潜在意識レベルで)どんな自分がいるのかをしっかり見つけていきます。

私の仕組みを私が理解していくとは?

私たちはほぼ、出来ないこと、辞めたいこと、自分の劣っている部分、弱い部分を補強して強くして、変わることで大丈夫を作ろうとしていますが

それではそこが完全にOKになるか、自分が完全なコントロールができるか・・が必要になりますよね。

出来れば大丈夫、安心。出来なければ、自分を責めたり、劣っている感覚を感じ続け、弱者で力のない自分ということになっています。

まずは自分で簡単に出来る「自分の構造探し」のヒントを一緒に試してみましょう。

ワークの一例

①どうしても苦手、絶対にできる気がしないものは何?

②それがもし出来てしまったら、どんな自分にならなければいけない?ここがポイントのひとつですが「嬉しい」とか「良かったと思う」などは一旦、横に置き、それをこれからもし続ける自分にならなければいけないイメージを頑張って感じてみます。

③身体はどんな感覚?緊張や重たい感じ、胸や喉に詰まりがある?そこは言葉があるとしたら、なんと言っている?

④上記の声はを拾うことができた自分はこの声や身体に「気づいたよ」「そうだったんだ」とまずは理解や寄り添いの声をかけてみます。初めて知った声や、うっすら気づいていた声かもしれません。

⑤ずっと、上記の理由があって行動レベルで動けなかった自分がここにいたことを、まずは理解します。この自分に今の自分がなんと伝えてあげたいでしょうか?

⑥深呼吸をゆっくり深く続けながら、身体全体を大きなハグで包むイメージで、落ち着きかんや、安心が感じられたら深呼吸をして終わります。

見つかっていない感情に支配されている

私たちは普段は思考活動の塊ですし、「分かること」「知ること」がとても落ち着きますし、思考はそもそも、それが好きです。

感情はつまらないとか、どうでもいい、それより、どうしたらいいですか?・・と仰る方も時々いますが、自我は「感情」「思考(思い)」「身体(感覚)」の三位一体なので、感情なしではシフト自体も難しいです。

そして、現代人は感情をしっかり感じることに無意識に抵抗を持っている人も多く、それは「抱えきれない」だったり「感じたら(精神的にも)死んじゃう」など理由も人それぞれです。

「どうなっちゃうことが耐えられないの?」

それを感じたくないので、感じないための行動を続けているのです。

原因探しではなく、「見えていないところで、どんな思いを感じていたの?教えて」そんな視点で自分と対話しながら深いレベルの私が見つかれば見つかるほど、きっとそこにあったストーリーが、初めて興味を伴った視点で触れることもできるでしょう・・

※心理学、非二元、セラピーなどは全て「溝口あゆかさん」から学んでいます。

あゆかさんとのつながりは2006年ごろからで、講座、ロンドンコース、勉強会、非二元のお話会など、参加回数、アシスタント回数は一番多い方に入ると思います。

提唱されている「インテグレイテッド心理学」は提供の全てのベースになっています(非二元(悟り)と自我の仕組みがベース)

 

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