なかなかラクにならないメカニズム

【なかなかラクにならないメカニズム148】真の安堵は思考のない場所

皆さまこんにちは♩

人間関係、家族との関係で生きることが辛く、依存症・過食嘔吐・パニック障害などの6年間から抜け出て、長年の職業も変わり、年間1000名の方のお悩みを聞く側に自然に変化した心理セラピストの浦松ますみです。

色々なセッションを通じ、自分を見つめる時も・・どなたかの心のジャーニーを伴走する時も・・

真の安堵、究極の「私」の安堵は思考が消えて=私(自我)が消えた時なのだとしみじみ・・

思考がないとは?自我が消える?って?

普段は私たちはどうなっているからぐるぐるしてしまうのかを一緒に眺めていきましょう♩

私の思い込みを全力で生きる

普通に毎日私たちは自分の思い込みの世界を全力で生きています。

自分への投影もそうですし、他者への、状況への投影も同じく・・自分が作り上げたイメージの中に99.9%生きています。

自分への投影とは「私は〜〜な人だ」というセルフイメージと同じ意味です。例えば「私はいつも裏切られる人」「私は必ず見捨てられる人」「私は運が悪い人」「私は上手く出来ない人」「私はいつも見下される、馬鹿にされる人」「1人では生きていけない人」などなど

無数のセルフイメージ、無数の自分の世界がそれぞれ、証拠と共にしっかりあります。

共通しているのは「どれも真実」としてそれぞれの世界を作り上げ、その世界の中でどうしたら生き残れるか=どうしたら居場所を作れるか、どうしたら受け入れられるか、どうしたら役に立てて必要とされるか、愛されるか・・などなど

真剣に全力で生き残り(サバイバル)をしています。

ここを主体に人生を創ります。

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イメージが事実として生きる限り、そのイメージの中で「大丈夫」がないと、常にどうしたらいいか、どうしたら助かるかばかりを考えるしかありませんし、考える必要があります。

ありのまま=思考がないこと=投影のない状態

考えてもみてください・・。これに良い、悪いというジャッジや、正しいか間違っているかという思考を横に置きます。

そもそもですが、このジャッジがなぜ必要かといえば・・そうです。「生き残り」のためには常により良く生きなければならないですから、常に間違った私、出来ない私、知らない私でいたら非常に困るのです・・

思考がない状態になる事自体が自我にとって非常事態。

常に思考で自分が大丈夫なのか、危険なのかを把握する必要がありますので、思考のない事=投影のない状態自体が自我的にはバツです。

でも、この思考の忙しい生き残りのための活動で、私たちは緊張や不安、恐怖を感じます。または、しばらくは安泰だ・・上手くいっている・・人から受け入れられて認められている・・など、どちらにしても生き残りのサバイバル活動を一度もやめた事はありません。

もし、今現在は安全でも、数ヶ月後はどうなんだろう・・など、これが健康に関してでも、これが恋愛に関してでも、これがお金の件だったとしても・・職場でも、学びの場でも・・

この忙しい「思考」が落ちた世界を想像してみてください・・・ありのままがありのままにあるだけの状態をイメージします。

例えば花は自分がなんという名前の花か、自分がどんな形で、それが隣の花と比べて立派だとか、目に留まる人の中でどのぐらい魅力的か、愛されるかなど考えているでしょうか・・?

花が自分の方が綺麗だ・・と自己価値を高めたり、隣の花より色が綺麗に発色できていない、花びらに傷がある・・などクヨクヨ悩むことをするでしょうか・・・

ただ「在る」ただ「咲く」そして生命の流れとともに枯れて地面に還る・・・種子を残したり、次の季節まで地面の中で準備したり、または一年草として次のその場所に現れる命にバトンタッチするかもしれません・・

ただ存在している自然・・

人間は本当にある意味ドラマティックで、色々なストーリーの中に生きる存在・・

こんな秘密、知っていましたか?

実はとても恵まれて、優しい人に囲まれて、守ってもらえて、大切にされるストーリーも、何もかも上手くいかなくて、自分を卑下してとことん嫌うストーリーも「同じ」ストーリーであり、中身が違うだけ。

ストーリーの中身にまさに全力で命をかけて生き抜くのか私たち・・。

数分でいいので「全く思考が消えて、ただある」を経験した時に、きっとストーリーの色鮮やかさや、素晴らしさに逆に感嘆を覚えるかもしれません。

もちろん・・言うまでもなく「思考が消えてただ在る」状態が優れているとか・・が、全部自我のストーリーです。

一切のジャッジがない世界を体験できた時・・・「自我にとっての安堵(サバイバルする必要がある自我がない)」が見えてくると思います。

真実=自我の安堵

自我の癒しと非二元が本当に両輪で必要だとしみじみです・・。トラウマの癒しなどは「私のもの」としての癒し。とても意味がありますし、必要な癒し。

でも、そこでどうしても楽にならないテーマが出てきていたら・・この領域へのジャーニーをお誘いしたいです♡

※心理学、非二元、セラピーなどは全て「溝口あゆかさん」から学んでいます。

あゆかさんとのつながりは2006年ごろからで、講座、ロンドンコース、勉強会、非二元のお話会など、参加回数、アシスタント回数は一番多い方に入ると思います。

提唱されている「インテグレイテッド心理学」は提供の全てのベースになっています(非二元(悟り)と自我の仕組みがベース)

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