なかなかラクにならないメカニズム

【なかなかラクになれないメカニズム⑥】愛が見えずに苦しむ私たち

皆さまこんにちは♩

家族、人間関係などで生きることが辛く、依存症・パニック障害など地獄のようなドン底6年間から抜け出て、職業も変わり、年間1000名の方とセッションをするまで変化した心理セラピストの浦松ますみです。

今日はいつだって私たち人間は、愛を求めることが人生そのもので、愛を得ることができて満ち足りたり、いい人生だったと感じて終わる場合や、愛が足りない、愛を得られなかったと感じて人生を苦しめている場合を繰り返している・・

そんな視点から皆さんとシェアしたいと思います。

色々な種類の愛

愛というと、一番最初にイメージするのはどんな愛でしょうか?

恋愛?それとも・・・?

愛とは親子の間や世代間を超えてご先祖さま含めてみたり、パートナーシップの愛もありますし、ペットへの愛もある。小さきものへの愛や弱いもの、守りたいものを守りたい、助けたい愛もあるし、自然への愛もあると思います。

愛は私たちが関わる全ての関係の中に存在していて、それが得られると安心し、足りない、または奪われたと感じれば不安、怖さ、嫉妬、寂しさ、孤独、怒りなど出るでしょう・・・

セッションで「愛」が無関係のテーマって本当にない・・・そう思うほど

人との関係の中で、または自分との関係の中で「愛」が存在しないことがあり得ないのだとつくづく感じています。

 

 

「死」は精神的な死と肉体的な死と両方から観る

これもセッションでは両方の取り扱いがあるのですが

「今を生きる私」にとっては精神的な愛の欠乏=精神的な死と意味付けても良いと思います。

これは非常に自分にとって危険で、不安で、安定などなく、これを感じないようにするために、ありとあらゆる手段を使い、「私は持っている」「私は大丈夫」と思い込もうとします。

すでに「思い込む必要がある」ということ自体が=「ないと思っている」から。

もし、本当にそれはすでにある、感じられている私であれば、この発想自体が必要ないからです。

「愛のない世界・足りない世界」で生きている存在にとって、これほど抗いたくなる=否定したくなる世界ってあるでしょうか・・?

もし、お金がなかったとしても愛する家族、愛するパートナー、友人に囲まれて安心安全が充分にそこにあれば・・・どう感じるでしょうか?

その人々はいつだって私を気にかけてくれて守ってくれているとしたらどうでしょうか?

 

自分から離れていかないで

きっとそれは意識しての場合のあるでしょうし、無意識に行動している場合もあるでしょう。愛から離れた状態にあるときには私たちはいつだって不安、孤独、一人ぼっち感に包まれてしまっています。

こんな時はどういった行動にでることがあるでしょう・・・

例えば

①自分からの風景は「みんなから嫌われている」風景なので、目立たないように、話しかけられてもあまり自分の話題を出さずに聞き役になる。心の内を明かさないように無意識でガードが強まる。家に戻ると「今日も人の話ばっかりだった」と自分を責める。

②自分からの風景は「みんなから嫌われている」風景なので、逆にイライラや分かってもらえないフラストレーションや、何度も繰り返してきていた人間関係のパターンで「自分からこんな人たち、相手にしてられない」と捨ててやると強がってしまう。または心の中で相手を見下したり、馬鹿にしてみる。

③自分からの風景は「みんなから嫌われている」ので絶対に信頼関係は築けない。相手も自分に心を開いているとは到底思えずに、一見、見た感じでは仲良しグループに所属しているようで、周りはそう思っていても本人の心の中は吹雪の中の一人状態。暖かい部屋でも心の中は寒い。閉じて、暗い、落ちている自分。

 

などなど・・・これは無数にその人の状態と相手や周りの状態で決まってきます。

どちらにせよ、どんなパターンにせよ

すべてが「自分の潜在意識の中だけ」の世界のストーリーなので、ここを信じすぎて自分から相手や社会を切り離してはずっと孤独から抜け出せません。

例え、その場に身体は所属していても、心が離れていては同じように孤独です。

 

繰り返す場合、長年の場合はトラウマかも

トラウマには一回の大きなショッキングな経験の場合と、繰り返しずっと体験してきた複雑性トラウマ(C-PTSD)の場合とありますが、一回のある場面のトラウマの場合は、その方自身のベースが「もともと健康的であれば」、割と早くに回復されていきます。

では何が時間がかかりやすいかといいますと

複雑性トラウマの場合

複雑性トラウマですと、その方の根本的な自分を支えるベースが当然ですが健康的になっていないので、土台作りから始める感じです。

土台の見分け方

健康的というのは自分を肯定してみているか、自分を否定していないか、
感じたくないものがどのぐらいあるのか=受け入れられないものがどのぐらいあるのか、禁じていること、絶対にダメなものがどのぐらいあるのか・・・など

こういったものを細かくしっかりと掴んでいきます。

 

「思考で自分のパターンを決めない」ことがポイント

「愛」から離れてしまっていると感じている場合には、自分の中で真実になっている風景から抜け出したり、自分を客観視することが難しいのは当たり前。なので自己ワークでは上手くいかないことが多いのです。(自分自身の体験談)

私たちは非常に複雑で、Aのケースでは健康的な対応が自然に出来るのに、Bというパターンでは非常に不自然な頑なな対応しか取れないなど、私自身も過去にワークをしてきながら体験してきました。

 

全部を把握する必要もないですし、とりあえず「今の苦しみ」を少しでも軽く柔らかくできたら上出来ですが、もし・・こうなるといいなというのがあれば

真の自由とは?

自分を苦しめるこだわり、苦しめるニーズ(~~が欲しい、これがない)が少ないほど自由で軽やかで、
何かあってもしなやかな対応ができる私が現れてくるでしょう。

こだわりやニーズは「在っていい」し、それがその人らしさを表す素敵なものでもあるので「エネルギーみなぎるニーズ・こだわり」

「私が心から自由に選んでしたがっているこだわり、ニーズ」であれば、むしろそれは自分を応援してあげましょう♩

 

 

※心理学、非二元、セラピーなどは全て「溝口あゆかさん」から学んでいます。

あゆかさんとのつながりは2006年ごろからで、講座、ロンドンコース、勉強会、非二元のお話会など、参加回数、アシスタント回数は一番多い方に入ると思います。

提唱されている「インテグレイテッド心理学」は提供の全てのベースになっています(非二元(悟り)と自我の仕組みがベース)

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