なかなかラクにならないメカニズム

【なかなかラクにならないメカニズム73】依存症未満のやめられないもの

皆さまこんにちは♩

人間関係、家族などとの関係で生きることが辛く、依存症・過食嘔吐・パニック障害など地獄のようなドン底6年間から抜け出て、職業も変わり、年間1000名の方のお悩みを聞く側に自然に変化した心理セラピストの浦松ますみです。

今日はいわゆる「依存症」とまでは行かないけれど、辞めたくても辞めれない癖、行動などのパターンを分解していきましょう。

どうしてその「辞めれない症状」が今の自分にとって「必要なのか」をきちんと探すことで、頑張って気合いで、抑圧して無理やり「辞めさせる」のではなくもう、それがいらなくなる自然な私へシフトさせられたらいいですよね。

 

結婚後もどうしても誰か必要な私

良く出てくるテーマですが、恋愛を常にしていてむしろ、それがない時の方が自分らしくないぐらいに、彼と別れても直ぐに他の人を「無意識に探してしまう」とか

結婚してこの人と永遠の愛を誓ったはずが「満たされずに寂しくて」他の誰かを無意識に探してしまうなど・・・

こう言ったご相談がなぜ多いかといえば

「私にとっての大切な何か」を埋めようとして、安心を得たくて行動している【人類共通の悩み】のように感じます。

逆にいえば「一人で居ること」について、何らかのマズイ意味があるので、常に誰かが必要な私になっているとも言えます。

(難しいですが)ここに一切のジャッジはしません。

一人で自立できて、一人で歩める人が優れているとか・・誰かがいないと寂しくて孤独すぎて必ず誰かが必要な人自体が劣っているとか・・・これ自体が「解釈」でしかないですし、そこに意味を載せるのは、その人の「見え方」「感じ方」が大きく影響してきます。

まずは自分はどんなタイプなのでしょうか・・

どうして一人だと何か不安、何か怖い・・など感じてしまうのでしょうか?

「見えていなかったもの」を探す

頭では「〜〜だから」とか、「〜〜が原因なんだ」とか、幼少期の家庭環境や、トラウマ的出来事を思い出したりしますが

それが分かったところで、スッキリ症状が治らないとしたら

この「気付ける部分での分析」ではないところに本当の見ていきたいものが隠されているということ。

この症状たちを作り出している、辞められたらいいのに、辞められない何かを潜在意識という、「気付けない・直ぐに掴めない」所から正確に拾い出します。

正確に・・というのはなぜかと申しますと、正確であればあるほど、全ての言動や感情と驚くほと辻褄がピタッと合います。

その辻褄が合ったものを見つけられたクライアントさんは、揃って「身体レベル」での腑に落ちた感覚を同時に体験しています。

これは思考レベルでの納得を超えた「特有の腑に落ち感覚」で、ここからセラピーなどにさらに進み、感情とも対話していくことでさらにもっと深いレベルの声に繋がっていきます。

根本原因は幾重にも「気付けない層」で作られている

どうして私たちは直ぐに「ラク」にならないのでしょう・・・

どうして長年の苦しみや、どうしても止まらない癖、人生のパターンを変えることが難しいのでしょう・・・

それは全て幾重にも重なった「気づいていない層」が深いレベルにあるからです。

ここは思考レベルだけでは到達しにくいエリアですが、ここに自分を支配しているパソコンのOSのようなものが内蔵されています。

このOSは私たちが生きていくのにとても大切なもの。

このOSがなければ、ある意味「私ってこういう人」というアイデンティティーが毎日安定しないで変わってしまうので、社会生活を営めません。

また自分自身もきっと戸惑うはず。

どうして色々な人がいるの?

必要であり、そこから色々な司令塔として行動や思考が生まれ続けていますが、同時にこのOS自体が「自分に優しい健康的で安心ベース」なものなのか、それとも辛い経験から「自分にいつも緊張や自己否定や怖さや不安」を与えやすいOSなのかで

生き方自体が全く違うものになっています。

兄弟姉妹でも、同じ経験を目の前で同時にしていても、心の中に刷り込んでいるものが全員違うのはこのためです。

根本に隠されている感じたくない感情は何?

大抵は一番下層の深い所に、苦しみが大きければ大きいいほど「普段は隠されている」感じたくない感情や思い(切実な叫び)があります。

普段隠されているのは、これが日常、頻繁に顕在意識レベルに出てきてしまうと、辛くて苦しくて困るから。

上手に私たちは「自分を納得させる言葉」「常識的な言葉」などで蓋をして、これ以上自分が傷つかないように守っています。

 

なので、蓋=抑圧ではありますが、これも自分を愛する仕組みの一部。

人の心の複雑かつ、緻密な完璧な動きを見つけるたびに感嘆さえ覚えます。そのぐらいに私たちは常に一生懸命自分なりのベストを尽くしています。

例えそれが、心を閉ざした引きこもる形であれ、乖離して、喜怒哀楽が薄くなった私であれ、または強気で「できる私」を必死に演じている私であれ、常に何かに怒ってイライラしている私であれ・・・

どんな私も全てが潜在意識の完璧な動き通りに現れています。

だから・・ここが大事

見えないところにある、隠された、この辻褄がピッタリの構造を探すことが非常に大切なのです。

繰り返しているほど、長年であればあるほど、このパターンの完璧な仕組みがここに有ると言っても良いでしょう。そして気付けないところにあると付箋をつけておきましょう。

特別な訓練をしていなくても、自分でできる範囲でのワーク

かなり頑強な症状、苦しさMAXの症状、長年、変えられない症状などは自分でやるより、誰かにお任せしたほうがお薦めですが、ちょっとしたワークなどは、きっと自分で見つけることができると思います。

簡単なやり方を記しておきますね。

①ちょっとした辞められたらいいのに・・ということを書き出す。

例)どうしても毎食、食べすぎてしまう。

②それによって、何がマズイ?何が困る?

例)体重増加。健康に影響がありそう。服が綺麗に着れない。もう一つは「我慢できない私」がひどく嫌。憎悪さえ感じる。

③②の中で何が一番嫌?

例)我慢できない私。コントロールが効かない私。

④それは何を意味している?

例)彼が自分から離れてしまう。もう、この人以外は誰も私を愛してくれない。孤独になる。一人ぼっちになる。何もかもが上手くいかない感じ。(だってコントロールが効かない私だから)

⑤④は100%自分が自分をどう見ているか・・という「私の頭の中での事実」であることに気づきながら、この思いがあればどんな想像「しか」生まれないか、もし、この思いが全く無かったら(自分で自分をコントロール出来ないということ)を想像でいいので書き出しましょう

 

一番嫌なものにどんな意味づけがあったか?

この方は「コントロールが効かない私」が一番嫌だったのですが、それがどうして嫌だったか・・と言えば、何もかもが上手くいかない・・と「意味付け」「解釈」しているからです。

どうしても我慢できずに、食べてしまうことが「何もかもが上手くいかない私」「人生が結局はうまく運ばない私」と感じていたら、どうしてもこの症状(我慢できずに食べてしまう)はご本人にとっておぞましく、自分が自分を嫌いになってしまうでしょう・・・

まずは、自分の中にある「私特有の意味づけ」を探し、ここに纏わる感情解放や、トラウマ的な過去の記憶などのセラピーも非常に有効です。

ここが反応が薄くなればなるほど(癒しが進むほど)、症状としての「食べ過ぎ」や「我慢できないことへの嫌悪感、不安、恐怖」などは当然薄くなります。

癒しの方法は色々ありますが、自分特有の心の仕組みを掴み、そこにピンポイントでアプローチしていくのもお薦めです。

どんな私特有の仕組みが見えてきたでしょうか・・・?

※心理学、非二元、セラピーなどは全て「溝口あゆかさん」から学んでいます。

あゆかさんとのつながりは2006年ごろからで、講座、ロンドンコース、勉強会、非二元のお話会など、参加回数、アシスタント回数は一番多い方に入ると思います。

提唱されている「インテグレイテッド心理学」は提供の全てのベースになっています(非二元(悟り)と自我の仕組みがベース)

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