なかなかラクにならないメカニズム

【なかなかラクにならないメカニズム128】人生の主導権は誰が握っている?

皆さま、こんにちは♩

人間関係、家族などとの関係で生きることが辛く、依存症・過食嘔吐・パニック障害など、ドン底6年間から抜け出て、職業も変わり、年間1000名の方のお悩みを聞く側に自然に変化した心理セラピストの浦松ますみです。(生きづらさはきっと30年以上でした)

今日は私の人生の主導権、誰が握っている?というお話ですが、私たちは行動の方に目が行きがちで「〜〜を出来たから」「〜〜を断れたから」など、そこで自分が主導権を握っている・・と思います。

でも・・その行動自体が「どんな自分がそれを決めている?」「その行動が自分にとってどんな意味になっている?」

この目線で見た時に、本当に心から自分を褒めてあげたい・・この自分が誇り、大好き・・になっているかどうかをチェックしてみませんか?

隠された抑圧を探すことも自分癒しの大切なパーツです。

見えにくい隠された私とは?

ずっと辞めたい、辞めたい・・と思っていながら、この職場に通うこと20年・・・
あるクライアントさんは「辞めるか、辞めないか」を繰り返しておられました。

私もそうでしたが、症状として持っている「辞めたいけれど辞められない」は私自身も20年近くありました。

私の場合は、顕在意識では「〜〜だから、もうここ以外で生きていきたい」「社畜になりたくない」など毎日すごい勢いで色々な言葉として、社長や他の人たちを助けてくれる仲間としてでなく「被害者の私の言葉」で頭を駆け巡りました。

が・・どうして行動レベルで実行しなかったか・・といえば、小さい時からの洗脳?!のような両親の言葉「ここ以外ではあなたは生きていけない」「ここ以外の所に行ったらきっと稼げない」など

ここ以外では何も出来ない私像が完璧に小さい頃から出来上がっていましたし、家業であったので長女の私が一番頑張るべきとも思っていました。

動けない理由の一つ

そうです・・セルフイメージがここ以外では生きる術を得られない私だったから怖くて不安で行動できませんでした。

話を戻して、クライアントさんの場合は中堅のポジション、部下もいて、仕事内容は慣れている、対処もある程度は大丈夫な職場です。でも、ここでは将来が見えない、希望がない、ここで過去、恋愛関係になった人とも顔を合わせたくない・・ここにしがみつく自分が甘えている、勇気がない私など

行動しない自分に対しての嫌悪感もありつつ、辞めて人生をぶち壊すことは「逃げる私」という解釈(投影)もあり、逃げても、居てもどの道苦しい状態でした。

こういった時、私たちは「どうするか?」に意識が行きますが、ここで留まりたいのは「どんな私」がここにいるか、この出来事は何を意味するかを見つけていきます。

辞めても、続けてもどちらも「失敗」

クライアントさんに潜在意識への問いかけを続けていくと見えてきたのは、自分がそもそも、幸せではない、楽しくないのは全て「自分のせい」であり、過去の恋愛も・・・希望した部署も・・毎日起こることも全部が「自分の欲からきている」と。

観察して、よく考えてみたら・・私たちってある意味「欲」から作られている・・といっても過言ではないですよね?

「〜〜が好き、嫌い」「〜〜になりたい」「〜〜の為に自己犠牲したい」も含め、一見、自分が損して、傷ついて疲れることでさえ、自分が「こうしたい、こうなりたい、こうありたい」から行動していますよね。

良い自分になりたい、優しい温かい人になりたいも、ある意味自分の欲。

これが欲しい、相手に負けたくないもある意味欲。

 

クライアントさんは、欲からの行動が失敗につながる・・と紐づいてしまっていたので、自分から出てくる声全てが信用できずに、常にどうしていいかをぐるぐる考え続けていましたし、その状態の自分はますます「信用ならない自分」としてセルフイメージとして構築され続けていました。

自分の考え全てが「信用できないもの」として生きている世界ってどれだけ不安で、楽しくないし、希望がないか・・が伺えますよね。

自分が感じていることは本当はちゃんとあるのですが、一切光が当たらず、それを選んで良くない方向に行き始めると・・・自分を責めたり、自分が全て悪いという状況でした。

それでも「自分は大丈夫」が必要な私たち

このような状態だったとしても、自我は常に生き抜くためにサバイバルを辞めるわけには行きません。

その時に絶対に必要になってくるのは「だって〜〜だから」「こうしなかったら〜〜になっていたし・・」など、自分をどこかで正当化して、これでいいんだ・・と思う必要があります。

心のどこかでは良くない自分だって分かっていても、それをずっと感じることは辛いので(このサバイバルが辛すぎるので)言い訳っぽいような正当化が施行の着地点として出てくることが多いです。

例えそれが、非常に辛い結末でも、この方がまだマシだった・・とか、相手を傷つけずに済んだから・・などありとあらゆる言葉で納得させようと頑張ります。

本当はこれを言ったら職場で孤立する・・と感じても、私はちゃんと言える人、境界線超えを見抜けて、線引きができる私、むしろみんなよりしっかりしていて強い私・・など思考レベルでは思っていますが(本気で)

実際には自分が孤立していることに耐えられず、転職を考えたり、自分の居場所作りにものすごい頑張っていたり・・・

行動レベルで出来ていることが大切なのではなくそこにどんな私が何のためにそれをしているのかを探します。

もし、それがサバイバルのための行動であれば、精神的に、肉体的には生き延びられても「ハートからの〜〜したい」「喜び、楽しみ、嬉しさ、感謝」からの行動と違っていたら

それはそのうちに苦しみへ繋がっていきます=抑圧が必要になってくるため。

全部をハートの声にする必要もなく、自分が自分の心の仕組みが見えていた上で敢えて「抑圧」していることが見えてしている分には、自分を理解し、サポートして共感しているため

疲労感、孤独感、無力感は大分減ると思います。

また、自分の中にある恐怖も分かっていての行動であれば、全然上手に自分と自分が繋がっている状態です。

自分を知り抜くことには終わりはありませんが、どのぐらい知ってあげたいか・・で随分、心の仕組みのコアな部分は緩み、恐れ自体も自然に減り、心の穴も埋まりやすく、生きやすい人生、感謝が自然に増えて愛が見えやすい人生になっていくことでしょう・・

癒しの側面♡

自分を理解している自分がいる=人生の主導権は自分にあると言って良いと思います♡

※心理学、非二元、セラピーなどは全て「溝口あゆかさん」から学んでいます。

あゆかさんとのつながりは2006年ごろからで、講座、ロンドンコース、勉強会、非二元のお話会など、参加回数、アシスタント回数は一番多い方に入ると思います。

提唱されている「インテグレイテッド心理学」は提供の全てのベースになっています(非二元(悟り)と自我の仕組みがベース)

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