お客様の声

ちょっとしたことで子供を怒鳴ってしまう

【お客様の声:テーマ】

【年齢:職業】40代前半・専業主婦

再婚後に生まれた大切な一人っ子のはずなのですが、ちょっとしたことですぐに私が怒ってしまうのです。自分でもどうしてこのぐらいで・・・と後から反省しては子供に良い影響を与えないのではと自分を責めることが多いです。こんなに可愛い我が子に対してでもここまで攻撃的な感情が出るのを自分で止めることができないのです。

例えば、朝の幼稚園バスの時間に支度をのんびりとしている娘を見てもう、イライラの沸点はすぐに頂点へ。また、幼稚園で先生に「◯◯ちゃんはお友達に優しくできていないようなので・・・」と連絡帳に書いてあると、鬼の形相になって娘を罵倒する勢いになってしまう私。

可愛がる時と、攻撃する時がどうしてここまで極端なのか、私のところに生まれてきたせいで、娘が心に傷を負うのではと心配でなりません。

 

【セッションを終えて】

 

初めは全部私が悪いとか、絶対にこの子の将来は私のせいで良くないものになると信じ切っていたので、自分のことを冷静に見ることなどできませんでしたが、セッションの中で少しづつ、何がその怒りの衝動を作っているのか・・・という視点で一つ一つを丁寧に寄り添っていただきながら分解して見つめていくと・・・

自分では気づかなかったパターンがあり、驚きました。私が怒りの沸点が上がりやすいのはほとんどが「相手に迷惑をかけている」と感じた時でした。子供の行動そのものではなくて、子供がそうすることで先生やお友達や、朝のバスの時間に遅れそうな時なども、よく自分の心の奥深くを見つめてみれば「時間に遅れる」ことが「ママ友に迷惑をかける」という私の恐れが娘を責める形で現れていました。

ますみさんが「もし、誰にも迷惑がかからない状況だったらどうですか?」と聞かれたときに、本当に初めて子供のノロノロとした行動が嫌だと思い込んでいたのが、そうではなかったことに気づきました。

先生にも「良い母親」と見られなくなってしまう恐怖でしたし、周りの目がこんなに気をつけなければいけないものになっていたとは驚きです。

そして継続していくうちに見えてきたのはそうしないと「私自身の立場が弱くなり、自分が攻撃される」感覚が深く当たり前に心の中を流れていることが見えてきました。いつもただでさえ、弱い、ダメと自分が自分を感じていた上に、さらに子供のことでもっと自分の評価が下がると、私が生きづらくなるから、あんなにも子供にピリピリ見張っていたとは・・・です。

そもそもの子供時代からの私が作り上げた自分が劣っている感覚や、母親に言われ続けていた言葉など、些細なものの積み重ねで自分のセルフイメージが出来上がり、こんな風に日常生活の中で現れてくる仕組みに、初めて身体を通じて、セラピー通じて体感しました。

私がラクになる分、子供にも夫にも優しくなれて、余裕が出てくるので自分癒しだけでなく同時に周りの人にも良い影響が広がっているのを実感しています。頭で理解しているだけと、潜在意識の中の気づかなかった感情の集積体との丁寧な会話は一人では無理でしたが、一緒に伴走してもらって本当に良かったです。

自己愛の意味の深さを初めて体験しました。