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【なかなかラクにならないメカニズム153】自己愛が究極の自我の安心を運ぶ

皆さまこんにちは♩

本当に長くブログの更新をサボっておりました・・笑

人間関係、家族などとの関係で生きることが辛く、依存症・過食嘔吐・パニック障害など、ドン底6年間から抜け出て、職業も変わり、沢山の方のお悩みを聞く側に自然に変化した心理セラピストの浦松ますみです。(生きづらさはきっと30年以上でした)

今日は何度もお伝えしている「自己愛」と、何故自己愛が安心・安全を感じるために欠かせないかを一緒に見つめていきましょう。本質の愛と最も近い自己愛のエネルギーをジャッジなしに感じてみましょう。

何故「守り」が必要?

ACIM(A Course In Miracles )と言う有名な書の中にも記してある通り、

「防衛のないところに真の平和あり」と言う言葉があります。

まず・・自分自身の経験を振り返り、実践的に観察しましょう。

ジャッジなしの観察をしよう♡

私たちが「守り」が必要な時はどんな時?

例)

①言い訳を一生懸命している時の自分をよく観察してみて♡

②どうして言い訳が必要?どうして自分を正当化する必要があるの?

③そうしないとどうなりそう?

④私は何が怖いの?

この言葉を一切、ジャッジなしで自分に聞くことはできるでしょうか?

 

自我にとって防衛なし=死のイメージ

もし、何も自分を守らなかったら何か相手が自分を責めたり、否定してきた時に何を感じるでしょうか?

その時の自分が相手の攻撃や、相手の酷い否定に深いレベルで「そうかもしれない」「そう言われても仕方がない」など自分が自分をどこかで(無意識に)否定していたら・・ダメだと思っていたら・・・どこかで怖がって守る必要がある自分になっていることは当然です。

そもそもの自我の働きとは?

自我はそもそも誰かが何か攻撃してくるかも・・・何かが起きて自分がとても窮地に追い込まれるかも・・いつもそれに備えて想定して大丈夫な自分を作ろうとしていないでしょうか?

こんな事考えた事はありませんか?

外の状況から(外の状況次第で)自分が安心したり、平和を感じたり、幸せを感じている・・と思い込んでいませんか?(ずっと私はそう思っていました)

例えば、上司が分かってくれたら・・・親が自分を分かってくれたら・・・パートナーがいたら・・・健康だったら・・・お金があれば・・などなど・・

これがあれば大丈夫と言う形は、もちろん社会の投影として正しくて当たり前。

だから保険会社も流行るし、結婚相談所(今はそんな古い言葉はないですが)、良い会社や学歴で収入をイメージしたり・・・

こうして私たちだけではなく、私たちの親、その親である祖父母などなど・・ずっと自我はこのパターンを固く信じていますし、それ自体は当然な投影の一つ。

しかし、残念で悲しい事があります。

どこかでこれも知っている私たち

どんなに相手や環境に幸せを求めても「永遠の絶対」はなく、最初あったものがなくなる経験をどなたもどこかで知っていますよね。

どうしたらいいの?

自分の中になければ、誰かから、どこかからもらわないとダメだ・・・

何かが完璧じゃないからダメだ・・何かで埋めなきゃ・・自分の中にあるよって言われても、頭ではそうかもしれないけれど、ピンとこない・・

環境を上手に整える事が安心だ!と思い込んでいます。(自我的に手っ取り早く分かりやすい安心です)

でも良く観察します。

本当に幸せで、ほっとしている時の自分を思い出しましょう。その時の私たちは恐れがあるでしょうか?ジャッジや正しさでそのことを見ているでしょうか?否定はここにある?

実はこれだった・・!

究極に自我が求めているのは
ジャッジがない
恐れがない
否定がない
守る必要がない・・などの状態ではないでしょうか?

 

100%じゃなくていい

完全に防衛がなく、完全に恐れがない・・と言う100%の状態を求めたり目指しがちですが、少し大丈夫・・・少し怖くない・・かも・・ぐらいでいいのです。

自分がどうしてその恐れを手放せないか、手放したらどうなってしまう・・と思い込んでいるか(ビリーフ・セルフイメージ)を熟知している観察している私がいたら(癒し手)それが自分への愛でもあります。

 

自分が間違っていることを「それでいいんだ」とか「甘やかす」のとは違い、間違ってしまった恐れのストーリーを信じている理由を理解し、どうしてその自分でいなければいけなくなってしまったかの背景を分かってあげている自分=自己愛のエネルギーの自分がいるかどうかは大きなポイントです。

苦しがって、防衛が必要な自分を否定するのではなく、強制的に変えるのではなく、間違いながらも・・一生懸命頑張って良くなりたい、安心が欲しいと抗っている傷ついた私をどのぐらい愛しているか・・の目線です。

本質からの愛おしい眼差しで苦しんでいる自分を見る事ができる=同化から外れて無条件に自分を受容している一つの形です。

トラウマがあると、激しい自己否定や環境や相手への怒り、恐れで包まれているままなので、だからこそ、トラウマの癒しはとても役に立ちますし、自己愛を育てていくのにマストです。

環境や、相手や、今の自分にないものを整えて安心するから、自分が自分への愛で安心させて理解のエネルギーで自分を包んであげる・・・

この自我とは逆のやり方が「ずっと得られるまで幸せになれない私」を助ける一つの大切な方法です。

※心理学、非二元、セラピーなどは全て「溝口あゆかさん」から学んでいます。

あゆかさんとのつながりは2006年ごろからで、講座、ロンドンコース、勉強会、非二元のお話会など、参加回数、アシスタント回数は一番多い方に入ると思います。

提唱されている「インテグレイテッド心理学」は提供の全てのベースになっています(非二元(悟り)と自我の仕組みがベース)

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