みなさまこんにちは♩
「無自覚の」自分バッシングや感情の抑圧での生きづらさ、依存症・パニック障害など地獄のようなドン底6年間から抜け出て、職業も変わり、年間1000名の方とセッションをするまで変化した心理セラピストの浦松ますみです。
前回の人の悩みは4種類とよく言われているのですが・・・
- 人間関係の悩み
- 健康の悩み
- お金の悩み
- 将来の悩み
ネットなどで探すと出てくるこの4つは確かにどの方にも「ある」し「馴染み深い」ものですよね。ではここでみていきたいのは・・・
「どうしてそれが上手くいかないと困るの?くるしいの?」
この視点はさらにこの下にある自分で気づいていない「理由」を探すのに有効です。具体的に探し方を一緒に見ていきましょう。
今回は2:健康の悩みを例に見つめていきます。
パート1:人間関係の悩みはこちらから
パート3:お金の悩みはこちらから
健康についての悩み
このテーマもよくセッションのテーマとして扱います。さすが、4大悩みの一つですよね。まずは「自分の健康」について?それとも「大切な誰かの健康」について?
ここでも大きく見ていく内容が違ってきます。
A:自分自身の健康の場合
例えば余命宣告をされたような病気の場合、自分の人生があと幾ばくもない・・そう感じると、何がまずいでしょうか?ポイントは、当たり前だよね、は一旦横に置き・・・
家族が悲しむこと?残された大切なひとがどんな影響を受けるだろうという心配?自分自身がやり残したことがある?今回の人生でこれだけは達成したかったことがあるなど・・
何を感じるために生命を維持したいかなど整理してみましょう。
私が生きていきたい1番の理由は何?何のために「生きていたいの?=死にたくないの?」
また死に直結しない場合でも休養が余儀なくされることで何を心配している?恐れている?不安になっているの?ここも探します。
仕事を失うこと?
金銭的な問題?
家族に迷惑をかけてしまうこと?
自分自身を守ってくれる人がいないという不安や恐れ?何でしょうか・・・?
人生に(誰かに)遅れを取ることという方もいるかもしれません。ここも良く、胸に手を当ててしっかりと頭ですぐ出す答えではなく、フォーカシングなどで身体に聞いていくのも有効です。
B:大切な誰かの健康の場合
この場合、大切な誰かは誰?ここからみていきましょう。その人はきっと身近で愛する人でしょう・・・。またもしかしたら今まで一切の関係を絶ってきた人かもしれません。今生で和解したかった人かもしれませんね。
自分を可愛がってくれた存在?いつも味方になって守ってくれた人でしょうか?それとも尊敬する師匠みたいな存在?自分の命よりも大事な存在?それとも・・?
その人が例えば命を失うかもしれない・・と思うと、私は何を感じなければいけなくなる?
金銭的に守ってくれた人であれば、急にお金の心配も出てくるでしょう・・。いつも自分を理解し、必ず味方になってくれた人であれば精神的な安心を失う意味になるでしょう。
ずっと断絶状態だったけれど、今回の人生の中でもし、和解できたら・・・とか、一言、謝りたかったとか、これだけは伝えたかった」言葉がある人であれば、それを言えなかった時に自分は何を感じてしまう?
後悔?罪悪感?それとも・・・?何でしょうか?
自分に幸せを与えてくれた歌手・俳優・作家・芸術家・ペット・環境・自然・・・そんな場合でも、その存在を失う経験は大きなダメージを与えることでしょう。
失いたくない人(もの)が私に与えてくれていたものは何かを探すと良いでしょう。
大抵はその人が私にそれを与えてくれなかったら、自分ではそれを自分で与えることができないと感じているものです(だから絶対に失いたくない)
いつもあるのは、自分がこれ以上傷つきたくない
健康の悩みにしても、他の悩みにしても・・・根底にあるものは何でしょうか?どうしてそれを心配するのでしょうか?
そこにいる「私」がこれ以上、辛い感覚を感じなくて済むように・・「私」が悲しまなくて済むように・・「私」が傷つかなくて済むように・・・「私」が後悔しなくて済むように・・「私」が罪悪感を持たなくて済むように・・・
何でしょうか?
常に私は私のために「何が一番良いか」「どうしたらこの身体の持ち主が傷つかないか」「どうしたらこの存在が上手く今後も社会の中で生きていけるか?」一番良いであろう形を模索して、比べて、確かめながら行動したり、考えたりしています。
私は私をこんな形で愛しています。一度も自分が自分を見捨てたり、諦めたり「本当の意味」ではしたことがないです。(思考上ではあっても)
これもすべての人に最初から備わったもので、すでに全員が持っています。形はそれぞれで、現れも行動も全員違いますが、基本、私のために良かれと思って選んでいます。
無意識上なので思考上=顕在意識では真逆のことを考えていたのに・・というケースも多々あります。
例)
思考上では早く治りたいと思っているけれど、心の奥底では家族にこれ以上の負担をかけるような存在価値がないと感じ、何かしらの理由をつけて治療を遅らせてしまうなど、この形も人それぞれです。
健康についてのコマーシャルや、商品が絶え間なく世の中にありますし、関心が高いのは、本当に全員の生きている存在にとっての意味が深いテーマだからです。
終活・エンディングノート・緩和治療・民間療法なども、健康や命を考えると避けて通れないテーマですよね。
どうして生きていたいか?
生きていることは何を感じることなのか?
どうして死にたくないのかも、【当たり前の考えを一旦横に置き】改めて自分に問いかけてみる時間も実は良いものです。
※あるクライアントさんの言葉で印象に残っていたのは「ちゃんと死にたいんです」
これは何を意味するかというと「ちゃんと生きたい」と全く同義語でした。
ちゃんと死ぬためにはちゃんと生きないとそれは得られませんものね。
改めて生命のありがたさ、当たり前でなかったこと、そしてどうやって謳歌したいかなど・・・そして大切にしたいもの、存在がよりはっきり掴めるでしょう・・・
※心理学、非二元、セラピーなどは全て「溝口あゆかさん」から学んでいます。提唱されている「インテグレイテッド心理学」は提供の全てのベースになっています。
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