心の仕組み

【真の安心の作り方】『アドバイスだけ』では楽にならないって本当?

こんにちは♩心理カウンセラーの浦松ますみです。

今日は心に安心を取り戻すための簡単な方法としてみんなが求める「アドバイス」について解説していきます。苦しい時、悩んでいる時には、何多いても誰かの「アドバイスが欲しくなる」私たち。でも、心の仕組みから見ると、アドバイスとはどう言った役割でしょうか?

 

「一時的な安心」の経験、ありませんか?

私も過去、自分が苦しみの渦の中にいた時には、セッション自体を「アドバイスを貰いに行って、それに従えば楽になる」ものだと捉えていました。そしてこれはある意味半分はあっています。

また、友人に話を聞いてもらって励ましてもらったり、その人なりの温かな愛情からくるアドバイスを聞いて、ホッとして帰路についたものです。その日はゆっくり出来て、安心があり、孤独じゃないんだと眠りにつけました。

でも、数日経つと、もしくは苦手だった相手に会った瞬間に刺激されたら「今までの安心」はすぐに吹っ飛び、いつもの頭のグルグルに戻ってしまいました。これはどうしてでしょうか?

 

アドバイスは「顕在意識の部分」で安心を埋めてくれる

私たちの心の仕組みの概要を思い出してみましょう。意識は全体が100%だとすると、顕在意識は4〜5%、潜在意識は95〜96%。とすると・・頭での安心=顕在意識状の安心=すぐに考えで得られる安心は全体のたったの5%。なのですぐに不安定になっても当たり前なのです。

例外として、そもそも、その問題自体があまり根が深くなくて顕在意識上だけの悩みだとすれば(複雑な要因がない)、アドバイス=顕在意識の「考え」のヒントだけでも十分に心からホッとして、繰り返さない場合もあるでしょう。

長年の・・とか、繰り返している問題、または刷り込みが濃いものなどは当然ですが「潜在意識」=「自分が考えでは気づけない範囲」なので、真の安心感を取り戻すには、ここの構造を引き出す「問いかけ」と感情解放のセラピーなどは必須となります。

アドバイスが悪いとか、ダメというわけではなく、アドバイスがどこの部分で安心を与えてくれているか・・ということを知った上で、その時に得られる「自分は心配してもらえている感覚」「一人じゃない感覚」「分かってもらえている感じ」などを味わうのも、全然アリだと思います。私自身も、「分かっている上で」、誰かの優しい言葉を心から嬉しく聞いたり、感謝を持ってその時間に身を委ねたりしています。

人は哺乳類で、「群れて」「社会の中の存在」として生きていく方が、自律神経の面から見ても健康的なあり方なのです。人間の進化の歴史を見ても、グループの中での自分の存在意義や、役割を果たしつつ、安心・安全を求める生き物です。

 

どこを触れば真の安心が得られる?

いつも書いてはいますが、自分を支配している95%の潜在意識の中にある「自分像=セルフイメージ」「信念体系=ビリーフ」は大きな鍵を握っていると言えるでしょう。ただ、それを変えればいい、悪いものを排除して無くそうという視点そのものが、自分に対して「優しくない=嫌い=抵抗」している形というのは何となくお分かりでしょうか?

ビリーフチェンジとの違い

 

「チェンジ」するのはなぜか?と言えば、今、あるものが「良くない、悪い、負担だ、排除したいもの」なので変える・・というイメージがそこにないでしょうか?

見ていきたいのは「どうして、自分にとって負担で大変なのに、それを持ち続けてきたの?」この部分です。ここに大切な鍵が、言い換えると自分が全く気づいていなかった「宝物」が眠っています。ここの鍵を自分で開けること=対話することがポイントです。

 

ほぼ、間違いなく「大変なことを持ち続けている」のは

①嫌な自分、ダメな自分という『自己否定』があるから

②それを持っていたらこれ以上◯◯を感じなくて済む、△△でいられるなどの『メリットがある』から

例えば、誰かを羨ましいと感じること、嫉妬心を持つことはみっともない、恥ずかしいことだと感じているとします。この人は実際には「嫉妬心も恥ずかしさも」本当は感じているのですが、その自分を「抑圧」しています。ダメだと自分を既に自分が否定しています。

更に、自分が本当の自分を封じ込めているので、社会的には「常識ある大人」として尊敬されたり、「良い自分」でいられるというメリットも生まれますが、実際は常に無意識レベルでは「自分はあの人より出来ない」「いつか自分はここでは必要のない人間」と思われる、「居場所がなくなる不安」など抱えています。

潜在意識にある気づかれていない自分を探す

こんな風に、すぐに答えが見える、分かる範囲を超えた「全くそんな自分がいたなんて!」という自分像を探し、その自分との対話を感情解放を使いながら(EFTなどのセラピーを使いながら)癒していくことがお勧めですが、まず、何もスキルや知識がなくともセルフケアとして出来ることをお伝えします。

①今の悩みを一つ選ぶ

②そこにいる、イメージの中の自分はどんな自分?表情は?何を感じている?(ポイントは探ること)

③良く、その人物を感じてあげながら「何が一番辛い?」と聞いてみましょう

④ここで出てきた「思い・感情」をEFTでタッピングしてスタート

⑤深呼吸を必ず入れます。深く吸って丁寧に吐きましょう。

⑥一つでもいいので「分かってあげた部分」が拾えたら、それを十分に自分の現在の生活の中でどんな風に現れていたかを気づきましょう

 

*音声に注意 これも一つの方法ですが、ご参考にされてくださいね♩

 

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