【お客様の声:テーマ】
【年齢:職業】50代前半:会社経営
自分でどうして急にタバコをやめたいと今更ながら思うのかと不思議でしたが、実は始めたきっかけは新しく会社を立ち上げた頃でした。ストレスを紛らわせているのかなとか、色々な理由があり過ぎます。タバコへの依存を気にしているほど人生に余裕がなく、やっと自分がどこかおかしい気がして改めて見つめてみたい感じです。
とにかく波乱万丈の人生でした。離婚を2回、子供は今、相手方に育ててもらっています。親の介護も重なったり人の負債も背負ったりで、後ろを振り向いている時間がなかったのが現状です。たくさんの置き去りの私がいる感じがします。乗り越えたつもりの過去の傷を見るのは正直怖い気がしますがこのまま人生を進めていきたくないのです・・・。
【セッションを終えて】
初めはタバコがやめられないことをお願いしていたはずが、タバコへの依存は過去の私のトラウマが繋がっていて、表面的なことだったに過ぎなかったことが衝撃でした。どうしたらタバコをやめられるかにばかり意識が向き、禁煙外来や色々な民間療法などで試しましたがうまくいかなかったのは「タバコ」で感じないように蓋をしていたからだ・・これが「痛み止めとして」のタバコの使い方だったと、改めて気づくことができました。
私は自分自身のことを自分が憎んでいて、表面的には成功しているように見えるかもしれないけれど心の中が「空っぽ」「虚しさ」でできているぐらいに何にもない感覚を持っていたとは驚きました。
子供を手放したシーンは何度セラピーしても感情が溢れて止まらなかったのですが「この感情はここにあっていい」と仰っていただけた言葉に初めて安堵しました。本当に感じたくなかったんです。そのぐらい辛すぎたのです。タバコで自分の身体を汚したい、いじめたい気持ちがあったと知った時に、初めて自分を理解し、感情が溶け始めました。イメージの中の自分もやっと「泣けた」感じでした。
泣くことをどうして恐れていたかと言えば、泣いてしまったらもう働けなくなって全てが崩れると信じていましたし、こんなダメな自分は仕事ぐらいで成功しなければ誰にも認めてもらえない気がしていて、不健康な形で自分をずっと引っ張ってきていたことが本当に見えました。自分が一番自分を許していなく、だからこそ、色々な形で歪んだ行動をしていたようです。
20年前の出来事もこんなにセラピーでありありと感じて癒すことができることを初めて知りました。
こんなに厳しかったからこそ、目の前の他者に対しても厳しいのは当然ですね。会社での厳しさが自分の内側から出てきた形であることも理解が進み、やっと入り口に立てた感じです。私は時間をかけてでも、この続きを自分のためにしてあげたい気持ちでいっぱいです。引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。
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