投影

【なかなかラクにならないメカニズム147】私のワーストシナリオとは?

皆さまこんにちは♩

人間関係、家族との関係で生きることが辛く、依存症・過食嘔吐・パニック障害などのドン底6年間から抜け出て、長年の職業も変わり、年間1000名の方のお悩みを聞く側に自然に変化した心理セラピストの浦松ますみです。

今日は自分のワーストシナリオについて一緒に考察していきましょう。

ワーストシナリオ・・調べてみると色々な表現はありますが、

ある出来事が起こって最悪の事態を招く可能性を想定した筋書きまたその危機に対応する想定筋書き・・

などど思っていただけると良いと思います。

ワーストシナリオを恐れている私たち

私たちはこの最悪の不測の事態が人生に来た時を深いレベルではいつも恐れていて、それに対処できる自分を持とうとしています。

これに対して、全くの無力な自分ではサバイバルができないということになるので(自我は絶対に生き残りたいし、頭の中では死をウエルカムしていても身体は死が怖いのです・・)自分という家にセコムを張り巡らしています。

このワーストシナリオの中身は全員が違うのと、自分の中でも大丈夫なケースと、精神的に立ち直れない・・という痛みを感じるものとなど・・色々です。

自分の中で・・どんなことに対して自分は痛みが強いか・・ダメージを受けやすいか・・立ち直りにくいか・・を正直にみていきます。

例えば、失恋系の痛みにめっぽう弱いタイプ、お金がない・・・ということに対して大きな恐れを持ちやすいタイプ・・健康に不安があると死ぬかもしれないほどの恐れのストーリーが走るタイプなど・・

もしくは、みんなから嫌われている・・と感じると、外に出るのさえ辛くなるタイプなど、まずは自分がどんな傾向の悩みに対しての痛みが大きいかを探しましょう。

どんな人と敵になりやすい?

私たちは傾向として人それぞれなのですが「敵」になりやすい人と、「仲間」として信頼関係を作りやすい人などいませんか?

敵になりやすい人はどんな人でしょうか?

自分と意見が違うと攻撃された・・・否定された・・・と受け取りやすくはないでしょうか?またその意見が正しさを全面に出していると、もう完全に相手からは受け入れられていない、和解できないような気持ちになりませんか?

また、自分が嫌う行動を、許せないと思う行動を、または絶対にそうならないように自分が禁じている行動をる人とも距離を置きたい関係になったり、味方としては付き合えなくなった経験はないでしょうか?

こういった反応はすべて「安心・安全」を求めているから。

敵を持っている時

私たちは常に「私、間違ってないよね」「向こうがおかしいよね」「否定しないで!」と弱っている時ほどこれらを求めます。味方が必要になります。

セルフイメージやビリーフの影響は大きい

もし、自分が小さい頃から家族にしっかり話を聞いてもらえていなかった・・・忙しくて自分が学校で起きたことなど話すタイミングが持てなかった・・・

いつも「後でね」と言われ続け、また約束を忘れられたりしたら、そのうちに諦めて、もう話を聞いて欲しいというニーズさえ持たなくなるでしょう・・(無意識の深い抑圧)

また兄弟は平等に・・という母親の良かれ・・という思いでも「私は特別に愛されていない」と刷り込む子供もいますし、人はそれぞれの中で「特別な何か」「絶対に大丈夫」という証を感じたかったり、そこから安心を定着させたりします。

実際の行動ではいつも兄弟の一番最後に目を向けられていたある長女の方は、それが母親が私を信頼して頼ってくれていることだと思って、妹や弟とは違う私であることが誇りだったとおっしゃっていました。

また母親が目線で「ありがとう」「あなたがお姉ちゃんで安心」と向けてくれている・・と感じている場合は、いつも手をかけてもらっていないようでも、この方の心の中には太い絆が母との間にしっかりと結ばれています。

全ては「自分がその出来事をどう捉えているか」に尽きるのです。全員が起きている出来事ではなく、それをどう解釈して自分に取り込んでいるかになります。

ワーストシナリオが怖いのは・・?

結局、自分が自分の力でどうにも対処できない・・とか、全く未知でわからない・・とは自我にとって絶体絶命なのです・・

それがどんなに悲惨な出来事でも誰かや何かに分かってもらえている・・・ケアがもらえる・・となれば、痛みも大分受け取り方も違いますし、回復度合いも違います。

絶体絶命は怖いのは当然。

それに備えて、私たちはどうならないように・・・もしくはそうなった時にどうすればいいかを備えています。

そして一見セルフネグレクトのように、自暴自棄になったり、静かに自分を見放していくプロセスさえ、大きな目で見ると「最悪を感じなくて済むように」進めている、閉じる形で自分を守る意味になっていたりします。

ここに注目♡

しかし・・一番、実は大切なのは、そもそも「何が怖くて絶体絶命になる自分なのか」を先に十分に分かってあげて、自分が怖さを感じたら同時にその自分を受容する、共感して一緒にいてくれる「自分=癒し手」を確立すること。

この癒し手作りが上手に育てば育つほど、色々な出来事に上手に二人三脚で乗り越える自分にいつの間にか変化していることでしょう。

※心理学、非二元、セラピーなどは全て「溝口あゆかさん」から学んでいます。

あゆかさんとのつながりは2006年ごろからで、講座、ロンドンコース、勉強会、非二元のお話会など、参加回数、アシスタント回数は一番多い方に入ると思います。

提唱されている「インテグレイテッド心理学」は提供の全てのベースになっています(非二元(悟り)と自我の仕組みがベース)

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