皆さまこんにちは♩
人間関係、家族との関係で生きることが辛く、依存症・過食嘔吐・パニック障害など、ドン底6年間から抜け出て、長年の職業も変わり、年間1000名の方のお悩みを聞く側に自然に変化した心理セラピストの浦松ますみです。
今日は師匠の「セラピストのつぶやき」の中からとても共感し、色々なクライアントさんと最近シェアし続けている「身体を持って目覚めて生きる」ことをこちらでも書いていきますね。
身体を持った私が目覚めるとは?
目覚める・・と聞くと、非二元のこと?と思いがちの方も多いと思いますが、今日は身体を持っている自我としての「私」が目覚めるとは?について書いていきます。
私がいて、私の人生があり、私の大切なもの、信念、誇り・・また守りたいもの、欲しいもの、手に入らずに悔しい思いをしたり、自分はダメだ・・と責めたり・・
「私」は何かしらの経験や学習したことから「自分特有の信念体系」を作り続けていますし、コアにあるもの(デフォルトとしてずっとどっしりある芯のようなイメージの私)はどなたにもその人らしさであります。
逆にこれがないと今日はどんな風に生きたらいい?明日は・・?と生き方が混乱してしまいますし、ある程度「私はこんな人」はあった方がラクでしょう・・
それがたとえネガティブなものであったとしても・・
もし、自分はノロマだ、自分は必要とされていないなどの信念体系(ビリーフ)を持っていたらそれを感じないように、否定するために仕事を頑張ったり、認めてもらうために色々な行動をとる方もいれば
自分に絶望してしまい、社会に絶望してしまい、閉じる方向(シャットダウン)に行く場合もあるでしょう・・
ここで留まりたいのはいつもある「私」の信念体系ほど「気づきにくい」ということ。またビリーフも当たり前すぎるので「もう知っている」「それは気づいているけれど、どうしたらいい?」にすぐ飛んで行きがち。
本当の意味で留まるとは?を見ていきましょう。
一番スルーするもの=自分にとっての当たり前
ある方は、子供が参加しているスポーツクラブで他の子の応援より自分の子の応援に力が入り、他の子の試合に興味が湧かず、自分の子がレギュラーを外すか、上のクラスに選抜されるかが一番大事なことなのですが、それ自体が非常に肩身が狭く、親として未熟、他のお母さんに知られているから仲間に入れない・・とおっしゃっていました。
他のお母さん方が自分の子を応援してくれたり、他の子を自分のこと同じように可愛がって応援している姿が正しく、親として立派で私は自分勝手、自分は器が小さい、みんなにはバレていて私は心の中では呆れた人と見られている・・と。
この方の中では他の子に関心を持てない自分は「自分勝手」「親として未熟」が当たり前。
それ以外ないでしょ?絶対真実になっていて、ここがあるので次の「他のお母さんたちによう思われていない」だから「お母さん同士の付き合いから避けたい」「なるべく顔を合わせたくない」という行動が症状として出てきていて
全てこれらは「絶対真実」として何年も思い続けていました。(毎日強化しているとも言えます)
また同時にこの思いが絶対当たり前を強化しているのは自分の母親にも小さい頃から「あなたは自分さえ良ければいいのね」「優しくない子」など他の兄弟と比較されて言われた・・という(この方の)下支えしている経験がより強化していました。
今の時点で「私は自分勝手」「私は優しくない」「私は他のお母さんのように成熟していない」が自分の投影(セルフイメージ・ビリーフ)であり事実は何かなど到底入らない状態でしょう。まず、ここを洗い出します。
当たり前から「それを持っている私」へのシフト
自分の信念体系(ビリーフ・セルフイメージ)から全てを見て、判断し、解釈し、自分は他者や社会から「こんな人と見られている」と感じたり「相手がこう私を言っている」と聞こえたりしているのが普段の極々当たり前の私たち。
全てが自分の投影でしか自分に取り入れられないのが当然なので「自分の当たり前すぎる投影」に気づくのは至難の業。
で、この至難の業に気付けなければ、いつまでも苦しみや「見え方」「聞こえ方」はこの方にくっついてしまいます。苦しさや自己否定や、相手を嫌う気持ちや怒る気持ちもずっと残ります。消えられません。
私が持っている「当たり前」の解釈に気づくことは言い換えれば「身体を持った私があたらしい世界、新しい感じ方、見え方に目覚めていくことそのもの」
目覚めて生きていくとはまさにこの事。(自我として)
目覚めて生きるとは難しいけれど、同時にどのぐらい新しく目から鱗の世界で身体を持った今の私が生きることか・・なのです。
目覚めるために有効なのは信念体系をきちんとした辻褄で証明できる、腑に落とすことができる潜在意識への問いかけや、見つけたビリーフに対してのセラピーは感情にアプローチして、何十年前の感情学習も動かすことが可能です。
キチンとした辻褄が見えた時の感動や理解の深さ、もう何も言えず「その通りだ」と自分に対しての共感や今までの苦労を心から賛同した時のクライアントさんの表情や言葉は感動しかありません。
感動があるからこそこの仕事にハマり、好きで仕方がない要因の一つです。
自分にも感動したいですし、どなたかの苦しかった人生の心からの理解に立ち会えることは何にも変え難い素晴らしい時間だと思っています。
まずは自分の気付けなかった心の仕組み、ビリーフやセルフイメージを見つけ、解体し、同時に古い、苦しかった自我の解体を進めつつ、新しい自我を育てていく・・
この方法で今の自分には想像つかない世界を体験してみてはいかがでしょうか?
※心理学、非二元、セラピーなどは全て「溝口あゆかさん」から学んでいます。
あゆかさんとのつながりは2006年ごろからで、講座、ロンドンコース、勉強会、非二元のお話会など、参加回数、アシスタント回数は一番多い方に入ると思います。
提唱されている「インテグレイテッド心理学」は提供の全てのベースになっています(非二元(悟り)と自我の仕組みがベース)
お勧め過去記事(投影シリーズ)
【自己投影】生き辛い人生とは?心の仕組みから解説1
【保存版:投影の仕組み】現役カウンセラーが分かりやすく解説
【自己投影】生き辛い人生とは?心の仕組みから解説②