なかなかラクにならないメカニズム

【なかなかラクにならないメカニズム31】悩みが大雑把な時が一番苦しい

皆様こんにちは♩

人間関係、家族との関係で生きることが辛く、依存症・過食嘔吐・パニック障害など地獄のようなドン底6年間から抜け出て、職業も変わり、年間1000名の方とセッションをするまで変化した心理セラピストの浦松ますみです。

今日は自分が悩んでいる時には実はかなり「大雑把」であることをどのぐらいの方々が知っているか・・

そして大雑把な悩みは「よく見えていない」悩みでもあるため、実は一番苦しい時。

解決に向けての気付き、自分を理解していく許しの方向にもピンポイントでないので、スッキリしにくい事をシェアしていきますね。

大雑把とはどう言った状態?

この写真を見てみると「紅葉がたくさんある」「庭に落ちている」と言うのは合っていますが、これがどんな意味を持っているか・・なのです。

 

これを

*秋だなぁと感じる人。こう言う意味を乗せてみている人

*掃除しないで庭が汚れてしまっていると言う意味を載せてみている人

同じ写真を見ても(同じ状況を経験しても)「意味づけ」がそれぞれ違うのです。それと同じように心の悩みも「自分の中でどんな意味づけがあるのか」が大切な鍵です。

 

例えば「人が怖いんです」「社会は冷たくてウエルカムされていない気がするんです」と言う表現は自分を見つめていて、心のことに興味がる方だと使うことはよくありますし

実際にこの言葉も「合っている」と思います。

そして「愛されない私」とか「役に立たない私」とかセルフイメージやビリーフもそれなりに出てきていて、これはこれで間違いはありません。

でも、この時に「どんな私だから愛されないのか」「どんな私だから役に立たなきゃ社会にいられないのか」などは掴めていないので、その先のワークに進んだり、ここが見えていても生きづらさが残ったままだという方もそれなりにいらっしゃいます。

今日、お伝えしていくことは「だからダメ」とか「だから出来ていない」と言う話ではなく、より深く自分を知り尽くすことにより硬く固まった過去のエネルギーが溶け出したり、絶対に否定し続けていた自分への感情への理解が深まり

癒しの方向に向かいやすいきっかけとしてお話ししています。

「愛されない私」

「役に立たない私」なども私自身も持っていたセルフイメージ、ビリーフであり、最初にこれが見つかった時の衝撃や覚えています。

 

ここを十分に味わって、理解できた上でもっと細かく自分を解いていく作業が以下の流れになっています。

「人が苦手」とはどんな人、どんな状況の場合なのか?

ある方はそれこそ接客が上手で1日に数十人とお話しすることが仕事。売り上げも上々でいかにも「人付き合い」が上手そうに見えますが、実は人前で話すことが苦手だと言うことでセッションにいらっしゃいました。

人前で話すことが苦手と聞くと、私たちは大雑把にイメージを持つと思うのですが、ここを細かく特定していくことが大事なのです。

 

 

①何人ぐらいから緊張が走る?二人では?三人では?五人以上では?それとも二十人ぐらい?

ここもたくさんの方のお話を聞いていて、10人以上の方が「私の話を興味を持って聞き入る人が少ない気がするから気軽に話せるけれど、2〜3人だと気が重い」とおっしゃっていた方もいましたし、人数が増える方がより緊張度が増すと言う方も。また1人対1人に誤魔化しが効かない、自分の浅さがバレるという意味を持っていた方も・・。

 

②話をする相手がどんな人だとより緊張する?

例えば幼稚園児に対しては?それとも小学生だったら?中学生は?高校生は?社会人は?それなりに会社でも役職などにつき始めている人?それとも・・?高齢者?また男性?女性に対して?

ここも幼稚園児に緊張が走る人は少なく、高齢者に対しても「何か優しく自分のミスや若輩者としての経験を見守ってもらえそう」など怖がる方は少ない感じが多かったり・・でも、同性の場合とか、働き盛りのその内容に詳しい人などからは厳しい目で私の話を分析されそうなど・・・

自己ワークのポイント

どう言った相手に対して「どんな意味づけ」をそこにくっつけているかを探し出します。

細かく出せれば出せるほど、またケースバイケースであればどんなケースの時に最も緊張が高まるかを探します。

 

怖いと感じている時、自分のサバイバルと関係している

苦手、苦しくなる、気が重く疲れる、ストレスが大きい・・・時には自分の心の中で何が起こっているでしょう・・・

それは大抵が自分が生き残れないと感じている時。

生き残れないとは「助けてもらえない」「許してもらえない」「嫌われてしまう」「憎まれる」「ここにいられなくなる」「排除される」など色々な形で自分を襲います。

例えば自分よりもっと知っている人、仕事ができる人の前でプレゼンしなければいけない時は、話をする相手は自分をどう見ている気がするでしょう・・

 

「その程度しか知らないんだ」「もっと新しい知識が得られると思ったのに」「期待外れだ」「何も知らない人なのね」「大したことない」「見掛け倒しだ」などなど・・

もし、こんな声が自分の中にあったとしたらそれこそ、幼稚園児や高齢者の優しいと感じる人たち、自分を攻撃しないと思う人の前ではそれほど緊張なく話せるでしょうが

仕事ができる人の前で話すと考えただけで上記の声がこだまし、たちまち身体はキュ〜っと緊張し、心臓はドキドキし、震えてきてしまいますよね。

自律神経と脳を巻き込んだ症状

実は・・

私たちが反応しているのは「目の前の誰か」を通じて自分の心の中で「こう思われている」「こう言われる気がする」「こう見られている」など自分がそう思っている生き残り(サバイバル)部分に深く関連して身体症状として現れています。

 

自分にその思いがない時には反応がない

これも不思議なのですが、もし、自分が自分のことを本気で心から「可愛い」「綺麗」「いけている」と思っているとすると、コンテストに出ることも、スポットライトを浴びてみんなの視線を向けられることも苦ではないし、楽しいと思えるでしょう。または心地よい緊張感など。

実際にもし、オーディエンスが「ブサイクだ」「よく出れるな〜」「勇気あるよね」と言ったり思ったりしていても、自分が自分をOKである時には案外と堂々と出来てしまうのです。

→ある方は「私をみる目がない」「きっと何か嫌なことが多い人生なのね」と解釈出来てしまう人もいました。ナチュラルに・・です。

逆に自分が自分のことを「可愛くない」「本当は醜い」「努力してやっと隠したけれど本当の私は出来ていない」「この程度では自信を持ったらダメ」と深いレベルで=潜在意識で抱えていると

周りがどれだけ褒めてくれても「社交辞令だ」「心の中では・・・」など称賛も受け取れないでしょう・・

しかも・・顕在意識では「自分は頑張ったし、それなりにやっている」と思っているため、コンテストにも実際に出るのですが、反応は95%を占めている潜在意識の方が大きな影響を持っているので

世間が「よくその程度で出たね」「過去の太った私がバレたら心の中では軽蔑される」などなど・・と言っている気がしてしまうのです。

嘘のようなホントの話

実はこれは世間が・・と言うよりは「自分が自分に向けて」持っている声です。

この声を持った理由が必ずあるため、ここを探してケアしていくことが癒しの一つです。

ここで意識すること

これは原因探しとは違い、どうしてこの背景が生まれたかという「好奇心」と自分への理解したいと言う愛情ベースでの「寄り添い」のエネルギーで自分を包みながら進めていくことが鍵です。

そして・・ここにはピッタリと辻褄が合った意味づけ、理由が顔を出してくれるでしょう・・

この時の安堵、この時に今まで頑張ってきた自分への理解が深いレベルで起こり、緩みや自分への愛が溢れてくるでしょう・・

自分でワークをしてみたい時のきっかけとして「大雑把」から「より細かく」絞っていけたら良いですね^^

※心理学、非二元、セラピーなどは全て「溝口あゆかさん」から学んでいます。

あゆかさんとのつながりは2006年ごろからで、講座、ロンドンコース、勉強会、非二元のお話会など、参加回数、アシスタント回数は一番多い方に入ると思います。

提唱されている「インテグレイテッド心理学」は提供の全てのベースになっています(非二元(悟り)と自我の仕組みがベース)

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