なかなかラクにならないメカニズム

【なかなかラクにならないメカニズム55】最も安心・安全な場所とは?

皆さまこんにちは♩

家族、自分と自分との関係などで生きることが辛く、依存症・パニック障害など地獄のようなドン底6年間から抜け出て、職業も変わり、年間1000名の方とセッションをするまで変化した心理セラピストの浦松ますみです。

今日は自我の私たちが究極求めている状態・場所とは何だろう・・ここを一緒に感じてみませんか?

良く、本質に戻る、真実に還る、ありのまま・・と言う言葉を聞いたことがあるし、会話で自分自身も使っていることがあると思いますが

この本質・真実・ありのままって何を指しているのでしょうか?

 

完全な受容に真の平和があるとは?

私たちはどうして苦しみが生まれるのでしょうか?

もう何度も繰り返しお伝えしていますが、そこに何かしらの「否定感覚」「嫌っている感覚」「許したくない感じ」「OKじゃない」など

抑圧・否定がある時にはネガティブな体感覚や思考が生まれてきます。

 

実際にそこに「在る」ものに対して、「状況」に対して、受け入れられない時、避けたい時は当然です。

例えばこんなケース

ずっと一緒にいた猫が病気にかかり、どうしても治癒が難しく余命宣告されてしまった。この猫は自分が辛い時にそばにいてくれたし、苦楽を共にしてきたけれど、余りにも病気による苦痛の方が強ければラクにしてあげたほうが良いのかもしれない・・

①頭では(思考レベルでは)「仕方がないこと」「残念すぎるけれど、この子のことを考えれば、諦めるしかないこと」「むしろ、良い決断をしたんだ」など思いますが

②自分でもなかなかアクセスできないような深い潜在意識レベルには「どうしても心から見送れないし、別れを受け入れられない」と言う自分がいたとします。

思考レベルでの受け入れは痛み止めの役割も持っている

①のような気持ちになり、そこでの悲しみなどがあっても一生懸命私たちは「自分が②の痛みを感じなくて済むように=自分を守ってあげたいので」①を強く持つ必要が出てきます。

①の大切な役割とは?

①は違う見方をすれば②を感じないための抑圧でもありますが、同時に②を感じなくて済む痛み止めの役割を持っています。

抑圧は全て理由があって「必要だからこそ存在する」ものなので、決して一概に悪者、消さなくてはいけないものとして見てはかわいそうです。

私たちはありとあらゆるものに「抑圧」を用いて、その場を凌いだり、自分を正当化して守ったり、奮い立たそうとします。

この例でいえば②が頻繁に自分の思考レベルに上がってきてしまうと、日常生活にも支障が出てきてしまうぐらいのこの猫が自分にとっての意味が大きな存在だとすると

必要な①であり、②はとりあえず封印が必要です。

ありのまま=真実=本質のエネルギーとは?

自分が人間関係で傷ついて、人間不信だったときに、この猫は静かに自分に寄り添い、何かを言うわけでもなく、ただそこにいてくれた事がこの人にとっての救いだったとします。

自分が餌をあげるから・・とか、散歩に連れて行ってくれるからとか、撫でてくれるから・・とかではなく、どんな自分の状態でも変わらず受け入れくれている・・と感じる時に、無条件の愛情や変わらない安心を感じたことはないでしょうか?

本質・真実って・・・?

この「全て、そこにあるものに完全にサレンダー」「そこに湧き上がる全ての感情・思いをあっていい」「一切のあるものへジャッジがない状態」など・・・

これが究極の受容だとすると、まさに①の自分も②の自分も全部どちらでも、混ざっていても何でも「それでいい」とオープンに在る状態が本質そのもの。

②の状態になり、自分を責め続けたり、この子がいなくなった自分はどうなるんだろうと怖くなったり、不安になったり・・

①の状態になって「あの子もきっと自分との繋がりや愛情を充分感じてお空にラクになっているはず」「辛さ・痛みを感じさせないのが愛だ」「思い出は決して消えない」「ずっと覚えているよ」など・・・

どちらの自分も、全部の状態も「在っていい」と自由になっていることは「ありのまま」でもあります。

なぜ人は本質・真実を求めるの?

「こうあらねば」「こうするべき」などが一切なく、どんな自分でも赦されている場。

普段=自我レベルで私たちはどうしても全てを許せないので、本質や真実の場を求めてやまないのです。

自分を知ってあげる=自分を赦す・受容すること

セッションでやっていることは、実は入り口は「◯◯で悩んでいます」「△△を無くしたいのですが」などから始まりますが

やっている事は、「それが悪いから取り除く」「困っている行動をどうしたら変えられるか」ではなく、なぜその行動や感情が消えないかの「元種の訳」を探してあげて

ここを癒すことにより、症状としての困ったことが消えていく・・・自然に必要がなくなっている状態に持っていく方向です。(原因探しとは違う)

理由があって「元種」が在る限り、一時的な行動の消滅や痛み止めで痛みが消える事はあってもトリガー(きっかけ)あれば簡単に、同じような症状が出るのは当たり前です。

根本的な自分の仕組みを知ってあげることで恒久的なその困ったものが消えていくとしたら、時間がかかるテーマでも(親子関係など長年の感情のもつれなど)少しずつ、永久凍土が溶けるように変化していきますし、私自身が体験しています。

自我の解体=本質に近づく=真実に近づく事・・・

なので癒しと非二元は仲良しで、繋がっていると言う事なのです。

もし「悟りたい」と感じているとしたら・・自我の解体をしていくのが非常におすすめです。

※心理学、非二元、セラピーなどは全て「溝口あゆかさん」から学んでいます。

あゆかさんとのつながりは2006年ごろからで、講座、ロンドンコース、勉強会、非二元のお話会など、参加回数、アシスタント回数は一番多い方に入ると思います。

提唱されている「インテグレイテッド心理学」は提供の全てのベースになっています(非二元(悟り)と自我の仕組みがベース)

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