なかなかラクにならないメカニズム

【なかなかラクにならないメカニズム⑪】「私が悪いから」が根強いケース

みなさまこんにちは♩

家族、人間関係などで生きることが辛く、依存症・パニック障害など地獄のようなドン底6年間から抜け出て、職業も変わり、年間1000名の方とセッションをするまで変化した心理セラピストの浦松ますみです。

今日は「私のせい」「私がダメだから」「私が悪いから」などなど、こんな言葉をよく頭の中や、口に出す方へ向けたメッセージになります。

実際にセッションの中でも非常に多いこれらの言葉が人生をどんな風に支配していくかを一緒に見ていきましょう。

 

今まで色々学んできたけれど・・・

セッションでご縁のある方々は色々な繋がりでお会いしていますが、今は溝口あゆかさんのセラピスト養成講座で学んだ方や、blogなどから全くセッションは初めてですという方など

バックグラウンドはこんなに多岐にわたっているのに、なかなか変化しづらい方の一つが「私が悪い」「私のせい」「自分が引き起こしてこうなっている」など、自分を最終的に深いレベルで罰している方がなんと多いことでしょうか・・・

今度こそ・・今回の講座こそ、今回の先生こそ・・今回のセラピストさん、カウンセラーさんこそ・・

こうして希望を持って始めるものの、結局何かすっきりしていない方がなんと多いことでしょうか・・

 

なかなかラクにならない場合の一つが根本的な深いレベルでの「自己否定」にあることは間違いありません。

 

「自分がダメだから」学びたくなる心の仕組み

もし、そこそこ自分はやれている、自分は出来ている、知っている、選択できている・・・こういった思いがあって、そのうえで「今回はあまり吸収できなかった」「役に立たなかった」と感じた場合は自分を罰するエネルギーはどのぐらいでしょうか?

そこまで自分を虐げたり、批判する必要はないと思います。

でも、苦しい方の場合は「今度こそ」と期待や自分への希望が大きいですし、とにかくラクになりたいわけですから一生懸命取り組みます。

ここで起こっていることとは?

「行動レベル」ではとても有意義に動いていますが、いつも書いている「どんな私」がここにいるかといえば・・・

「これをものにしなければずっと暗いトンネルのまま」

「今度こそ資金を回収しなければ・・」

「今度こそ、周りを見返してやる・・」などなど

それが出来ない私に対して相当なバッシングをしそうな「私」が取り組んでいます。

何度も挫折して、何度も学びを繰り返していたら、どうしてこんな不毛な事を続けているの?と聞いてみましょう。

「だって・・・私は出来ないから、ダメだから」こそ、学びがやめられない、必要になっている私がいないでしょうか・・・?

 

何かと比べて「常に不安、恐れ」を持って生きている私たち

とにかく、こういった状態の時は心からの「安心・安全」が皆無です。ほんの数日、ほんの数時間は経験はもちろんありますし、時には「人より優れている私」を感じている時間ももちろんあります。

が・・・

何かきっかけがあれば、そんな自分はどこかに豆粒のように吹っ飛んでしまい、「あぁ、やっぱり、相手が怒ったのも私が言葉が足りなかったから」「説明が上手くできなかったから」「感情的になっていつも周りを引かせている私」など

簡単に「自己否定の世界」に巻き込まれて生きています。

自分癒しの最初のステップ

ここがあまりにも馴染み深すぎて、ある意味「フラットに」「ジャッジなく」自分を観てあげる目線から全く持てないので、この目線育てが最初の大切なポイントになる方も多いです。

自分へ目線が全く変わらなければ、行動レベルを変えたところで、何かきっかけがあれば、簡単に自己バッシングの世界に戻ってしまうからです。

 

どうして成果を出したかったの?

例えばこれが子供のしつけ、教育などだったら、育児書や、有名な尊敬する先生のプログラム通りに行かないとむしろ「自分が子供をダメにしてしまう」

こんな風に思い悩むケースもあるでしょう。

どうして時間通りに朝の支度が出来ないの?どうして約束したことが守れないの?

こんな風に子供を責めてしまい、自己嫌悪で本当に傷ついて悩んでいるお母さんたちの相談も多いです。

どうして子供を自分の理想に育てたいかはここが人それぞれの「意味付け」「理由」があるのですが

ある方は「自分のように大人になってから自分を嫌いにならないでほしいから」

今の自分が自己否定で苦しいから絶対にこの苦しみを子供には与えたくないし、子供には自分は出来る、素晴らしい存在だということを1ミリも減らしたくない、持っているすばらしさを充分に感じてほしい・・

 

このお母さんは「子供を怒鳴ることが自分の子供の愛し方の現れ」であることを知り、自分への理解が進み、そんな自分を少しづつ許せるように、自分否定が少しづつ緩んでくる方向に今進んでいます。

 

全部、必ず健気な理由があるから大丈夫

顕在意識で「分かっていても」どこかがすっきりしていない、何かきっかけがあると、引きづってしまうことは、必ず理由があってその表れになっています。

自分としては「早くこのモヤモヤがなくなればいいのに」「あの人のせいでまた落ち込んでしまった」となりますが

必ず全ての現れには大切な私だけの理由があります。

ここを知ってあげることで周りや相手は一切変わらないのに、自分の感じ方が随分変化し、刺激を受けにくいし、巻き込まれ度がぐんと減ります。

影響も受けにくいし、比べて過剰に落ち込まなければ十分ではないでしょうか?

ポイントは潜在意識(自分の思考ではアクセスしにくい場所)にあります。

ここを知っていく、心の深い部分の声を拾えるツールが「気づきの問いかけ」です。

これは師匠の溝口あゆかさんが作り出したものですが、誰でも続けていけば、少しづつ上手になります。

簡単な拗れていないものであれば、どなたでも出来ます。

一つだけ難しいのは「自分の投影=考え=解釈」から抜き出た目線でテーマを見ていくこと。これは自我がしたことのない作業なので、最初は初めて目線で戸惑うことが多いです。

自己ワークが難しい理由

自己ワークは基本、自分目線でしか出来ないため(投影を全くなしで捉えられる技術が既にあれば大丈夫)どうしても「私の投影の中での作業」になってしまうのですっきり感や、本当の意味でのシフトが難しいのです。

時々ブログにも私もやり方を書いていますが、身体の感覚をよく感じながら、見えてこなかった理由が見えたときには「腑に落ち感」「辻褄がバッチリ」合うので、納得感が違います。

ここと繋がった時の安堵感は「何か解決できた時」よりも遥かにリラックス感覚が深いものになっています。

また、少しづつ簡単な方法などシェアしていきますね。

 

※心理学、非二元、セラピーなどは全て「溝口あゆかさん」から学んでいます。

あゆかさんとのつながりは2006年ごろからで、講座、ロンドンコース、勉強会、非二元のお話会など、参加回数、アシスタント回数は一番多い方に入ると思います。

提唱されている「インテグレイテッド心理学」は全てのベースになっています

 

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