なかなかラクにならないメカニズム

【なかなかラクにならないメカニズム27】自分らしさを探す

皆さまこんにちは♩

家族、人間関係などで生きることが辛く、依存症・パニック障害など地獄のようなドン底6年間から抜け出て、職業も変わり、年間1000名の方とセッションをするまで変化した心理セラピストの浦松ますみです。

今日は「自分らしさを探す」というテーマから・・

①実はいつも「うっすらと」本当はある「私らしさ」のエネルギーを探す

②ここにまつわる癒しをすることが何十年も続いている自分を変えていく大きなポイントになることをお伝えしていきます。

激しい感情は見つけやすいけれど・・

私たちは悩んでセッションを受けてみたいとか、または色々自分で探して、自分でどうにかしようと思っている時には「拾いやすい、分かりやすい感情」に反応している状態です。

例えば、パートナーとの喧嘩なども「売り言葉に買い言葉系」の出ていけ、2度と顔を見たくない・・・とか

こんな私のことは誰も好きになってくれないわ・・とか

ほぼ、私たちはこう言った「掴みやすい感情」、この場合でしたら怒り系とか・・・または「お前は本当は生まれてこない方が良かったと思っていたのよ」「お前は難しい子だね。私には無理だ。」・・など、母親から聴いたシーンなど・・・

悲しみや絶望感など、かなり昔の記憶だったとしても、あるシーンを思い出すことが出来て、そこにある感情に身体が反応することはできると思います。

ここの「掴みやすい感情」をセラピーしたり、対話をして寄り添うことも良いのですが

実は今日提案したいのは

「いつもうっすらあるもの」

ここに着目しましょう。

 

日常のパターンから探す

例えば・・・子供の学費の引き落としのお知らせを読んだ時・・・

分かっていても、うっすら胃のあたりが重たい感じとか・・

毎月の引き落としの「振替のお知らせ」が届くと、残高足りるかなぁと、うっすらドキドキしたり・・

お店に入ると、店員さんがなんとなく自分を下に見ている気がして緊張している感じとか・・

後ろに人が並んでいるときに、レジで早くしなきゃと焦りをうっすら感じていたり・・

毎回すぐに消えていたので、特に気に留めていなかったけれど「あぁ、これあるなぁ」と思うものって見つかりましたか?

 

それは「私らしいエネルギー」

例としていつも振り込みを先延ばししている傾向があり、封筒や、ネットからのお知らせでも良いのですが「今月引き落としは◯◯◯円になります」と分かった時に、胃が重たい感じがするとしましょう。

数分経てば他の興味があることや、日常の雑用に意識が向いて、そこから次の行動に向かうためにずっと引きずることはないのですが

必ずそこには「感情」があります。またははっきりとした感情ではなくとも「体感覚」(ズーン・・シクシク・・ドーン・・などなど)があると思います。

もしかしたら心細い感じとか、何かうっすら寂しい感じとか、恥ずかしさかもしれません・・

例で言えばこの方はいつもあるのは「追われている感じ」「胃がズーンと重たい感じ」などがありました。

「常にある私らしいエネルギー」とは?

私らしいエネルギー=コアのエネルギー=私を動かしている元のエネルギー

ここをまずは探してみましょう。

コアのエネルギーにはトラウマがくっついている事も多い

いつもお話ししている事ですが、トラウマってそもそも何だったでしょうか?

 

▼トラウマとは?▼

その出来事が自分にとってあまりにも大きすぎて、自分一人ではどうすることも出来ずに、そのまま消化できずに残ってしまっている状態です。

この時に起こっている事

こういった場合は感じることが出来ないため=向き合えないため=乖離という方法を取ったり、自分を閉ざしてしまったり・・その人それぞれのサバイバル方法で感じないようにしています。

または「もうあれは過ぎ去ったから」「時間が癒してくれた」などなど・・

トラウマ時に身体にDLしているものは「怖さ」「孤独感」「無力感」など一人ではどうにも出来ないものを全身で感じてそのままになっている状態です。

当たり前ですが・・・

自分が一人どうにも出来ないものを自分でどうにかすることは非常に難しいのはこのためです。

ただ・・そのトラウマ自体の大きさや、自分に対しての影響力や、トラウマ自体のワークではなく、自分のコアの部分が(土台)自己肯定感が増え、OKな自分が増えることでラクになることは十分あり得るでしょう。

また自然が全体の自分を包んでくれたり、特定の誰かの愛情でトラウマ自体というよりは「自分自身」が健康的に動いていくこともあると思います。

自我的には「かなり違う人になること」=「怖いこと」でもあること

 

実は、違う側面方見ていくと、コアのエネルギーの癒しを続けていくと、自我的には「いつもの私」が変化してしまうので、実はかなり怖いことなのです。

それがネガティブな自分だったとしても・・・慣れている自分、私らしいと感じ続けてウン10年の私が違う私になると言うことは「頭では望んでいても」実際には色々と抵抗も出てきます。

弱い自分、見下される自分、稼げない自分、ビクビクして人の視線を気にしている自分はもちろん思考レベルでは変化させたくとも、この自分でいることでかなりの「メリット」もあるのです。

自分が弱ければ、誰かが最終的に助けてくれるとか、見下されていたら(顕在意識上ではもちろん嫌ですが、)敵を作らず攻撃されなくて済むとか、稼げてしまったらずっと頑張り続けないとならなくなるとか・・・

 

人によって全員違いますし、色々な要因がミックスされて「私」を構成しています。

自分が前とは違う反応をする存在になることは「未知の私」になることなので、想像もつかないでしょうが・・・

「被害者の私」「ダメな私」が減っていくことでシンプルに「自分がラクになる、軽くなる、自由になる、広がっていく、不安が減る、力が湧いてくる」傾向になることです。

こう言った私が人生に対処していくようになります。

 

コアのエネルギーとの対話

本格的なトラウマワークはプロにお任せするとしても、ちょっとした自分ができるワークとしてオススメなのは、この見つかった「私らしいエネルギー」との対話です。

請求書にいつも胃がズーンとしていたら・・・そこにある感情はなんでしょうか?

例えば「出来ない感覚」「無力感」などあれば、どうして払えない感じ、出来ない感じがするの?胃のあたりに寄り添って聞いてみます。

胃はなんと言っている気がしますか?

また、払えない自分、稼げない自分に対して請求書=社会がなんと言っている気がする?とか・・・

いつも怒られる感じとか、虐げられている感じとか・・なんでしょうか?

そこにいる自分はどんな姿をしているでしょうか?周りはどんな感じ?また、こうしているうちに、過去の記憶が出てくることも非常に多いです。

その過去に出てきた自分と本当はセラピーで対話していきたいのですが、今の自分が話しかけて聞いてあげることもオススメです。

私らしいエネルギーとの対話

隠れている、抑圧されているけれどいつも本当はコアにあるものこそ、是非気づいてあげたいですね。

※心理学、非二元、セラピーなどは全て「溝口あゆかさん」から学んでいます。

あゆかさんとのつながりは2006年ごろからで、講座、ロンドンコース、勉強会、非二元のお話会など、参加回数、アシスタント回数は一番多い方に入ると思います。

提唱されている「インテグレイテッド心理学」は全てのベースになっています。

Googleさんからの良く読まれている記事としての紹介

【保存版】「境界線を引けるため」の大切なポイント

「トラウマ」と「依存症」の関係

【バウンダリー(境界線)】の正しい使い方

【バウンダリーとアサーション】自他に優しい健康的な人間関係


心理カウンセラーランキング