仕事の悩み

【決断ができない時】心理カウンセラーの「仕組みから見た」対処方法

 

みなさまこんにちは♩

家族との関係で生きることが辛く、依存症・パニック障害など地獄のようなドン底6年間から抜け出て、職業も変わり、年間1000名の方とセッションをするまで変化した心理セラピストの浦松ますみです。

今日は「決められないこと」が、「どうしたら解決に繋がるか」を順を追って解説していきます。

いつまでも迷ったり、迷いすぎて疲れから「もう、どうでもいいや」となってしまったり、自分のことを優柔不断とか、ダメな私・・と責めたことがある方に向けて一緒に解放していきましょう♩

 

決断する時、最初に感じるのはどんなこと?

今まではどうしたら良いか?に集中していませんでしたか?

 

まず、何かを決断しなければいけない時は最初にどんな思考が頭の中を流れ始めますか?

絶対に失敗したくない・損したくない・誰かを傷つけたくない・・などはないでしょうか?

 

または、「時間がかかっているだけでいつも何にも変わっていない」「こういう性格なのは家庭環境のせいだ(本にも書いてあったし)」「友達も言っていたけれど、私はやっぱり神経質なんだ」・・・

私にはどんな声が最初にグルグル回っているでしょうか?

そして大抵はその次に「どうしたら良いか?」「誰に聞いたら良いか」などHow Toへ行くことが多くはなかったでしょうか?実は決断方法を誰かに聞いたとして、それをすごく勧められたとして、その通りにしたとすると、スッキリ度はどのぐらいでしょうか?

  • 勇気を持ってエイッと最初の一歩をとりあえずやってみる
  • 最初に感じた自分の直感に従えば良い
  • コインを投げて例えば「表」=実行する、「裏」=実行しないと決めれば良いなどなど・・・

 

実は私たちは色々な「決め方」は知っていたり得ていても、実行に移していない時は【それで自分の中に安心、確信、大丈夫感が得られないから】です。

 

「実行したら」どうなる?をイメージしてみる

例えば今回のパーティーのケータリングをA社かB社で迷っているとします。

私は今回の企画の責任者。A社を選んだらどうなるかを自分のイメージでどんどん書き出していきます。どんなパーティーになって、招待されている人はどんな様子で楽しんでいて、自分はその風景を見てどんな表情かな?そして終わった後に、主催者からどんな言葉を言われる感じかなど・・・妄想でいいので書いていきます。

同様にB社のパターンも書いていきます。

 

「決断できない時」何を求め、何を迷っていたのだろう?

 

自分の中の声を観察していきます。どうしてA社かB社か迷ったの?もし、決めた後にどうなっていないと不安だったり、怖さが出てきたのだろう・・。何を感じたく無かったのでしょうか?

  • それが絶対に正しいかどうかがわからない
  • 理想通りになるかどうか確信が持てない
  • はっきりと将来が見えたり、保証があれば良いのに・・それがない
  • 曖昧である

私の声はどんな声だったでしょう・・・。上記の状態は私にどんな感情を感じさせるでしょうか?これも人それぞれですが書き出してみましょう。

 

決断後、大抵はイメージの先に良くないことを抱えている

決断できないのは上記の書き出しからも見えてきますが、

大抵は「何か良くない頃が起きる」「人から責められる」「がっかりされる」「自分が自分を信頼できなくなる」「後悔する」などなど、良くないこと、マズいことが起きる感覚を抱えていないでしょうか?

もし、絶対に良いイメージしか浮かばなかったら=(恐れや不安がなければ、)

決めても怖くないし、その結果失敗したと感じても「また次があるさ」とか「今回はたまたま運がなかった」とか「教訓にして次回はもっと良いものが作れる」など

自分に対してそこまでのバッシング的なエネルギーにはならないでしょう。

 

今までどんな風に生きてきたか振り返ってみる

今まで特に大きなトラウマとかもないですし、結構それなりに良い感じで人生が進んでいるのであれば、恐らく今の「決められない」もそこまで深刻に考えなくても大丈夫なレベルであるでしょう。

ここで見つめていきたいのは決断できないことで色々な後悔、自分への不甲斐なさ、情けない感じ、まただ・・・と繰り返している場合を見つめていきます。

考えることで疲れすぎて「もうどっちでも良いや」的な判断で決めたことが実は良くなかったりすると、更に自分責めが深くなります。

一つの例をお話ししますね。

例えば小さい時にお母さんに今日学校であった出来事を相談したかったとします。図工の時間に自分が持ってきたお菓子の空き箱で何かを作る時間でしたがその中の一つがなくなっていました。探すと、仲良くないグループの中の一人の子が私が持ってきたのと同じ箱で作品を作っています。

「それ、私のだ」と言いたかったけれど怖くて言えないし、それを言ったらきっとみんなから仲間外れになってしまうと思い、先生にも相談できずに・・・家でお母さんにそのことを話しました。

するとお母さんは何か用事をやりながら「あなたの気にしすぎよ。良いじゃない、図工の作品できたんでしょ?」「本当にちゃんと持っていったの?その箱、その子も持ってきたかもしれないわよ。」「あなたは心が狭いわね」

ちゃんと自分の話を真剣に聞いてもらえない・・・上手く話をまとめられて寄り添ってもらえなかった・・・私がどんな気持ちで学校から帰ってきたかをお母さんは知ろうともしないし、興味がないんだ・・・

もしこんな風に解釈すると、この子は「自分の本音は話しても無駄」とか「私は興味を持ってもらえない存在」とか「自分を小さくて弱い存在」と感じてしまうかもしれません。

これ一回でこうなるということではなく、親から見たら全然気に留めてもいないことでも、何年間も一緒に暮らしている中で感じ続けると、

それが刷り込まれて「私は◯◯な存在だ」「人は△△なものだ」などとごく自然に思い込みます。そして自分の中では真実となります。自分が自分でそう解釈する場合や誰かの言葉がそのまま自分の中での真実になる場合など、【一つの決まり】はありません。

また子供は非常に健気なので自分の気持ちを伝えたり、疲れているように見える母親を見ると、逆に助けてあげたいと思い、自分の感情や思いは自然に封印する形も十分にあります。

自分を決めるセルフイメージの作られ方

様々な刷り込み方法があり、その人特有の解釈で、徐々に「真実」としてそこに蓄積されていきます。

ここにトラウマなどあれば、さらに「頑強」な刷り込みとして苦しくても、生きづらさがあっても、ネガティブなエネルギーが引っ張り続けます。

 

様々な形が人それぞれに存在しています。

 

自分の中の真実をほどいてあげよう

静かな安全な空間、部屋を確保し、時間も10分しかない・・・みたいに焦らなくて良い時に自分をケアするワークをしてみましょう♩

心の内側を聞いていくワーク

 

:今決断しないといけない事はなんだろう・・・迷っている事は何?

:何が決めれないの?教えて?胸やお腹など自分が触って落ち着く場所に手を当てて、手の温もりや質感を身体で感じながら集中して探ります。

:すぐに言葉で、頭で探すのではなく、じっくりと大きく深呼吸しながら探ります時間がかかっても全然OKです。

 

引っ越しをしたいけれど広さ、駅からの距離、周りの環境、部屋の新しさ、設備・・・家賃は今は払えるけれど、もし、不景気で会社自体が傾いてお給料が減ったり転職などなったらどうなるんだろう・・・

きっと旅行や、友人とのご飯や、新しい洋服などは買えなくなりそうだ・・・早く返事をしないと他にもこの物件を迷っている人がいるって言っていたな・・あぁ、今すぐ答えが出せない・・・など、なんでしょうか?

この中で一番大きく引っかかっている事は何?

もし、金銭的なことでの悩みであれば、その中でも何に引っかかっているのかを見つけていきます。余分な遊びの部分のお金が少なくなりそうな事?それともお給料自体がずっとこのまま同じ、もしくは増える感覚がしない事?

友達との付き合いが減ることで、何かみんなから取り残されそうなこと?今のお給料が減って支払いがキツくなった時に他でも稼げる自信や安心がないこと?なんでしょうか?

 

そこにある感情はどんなものでしょうか?

一番自分が実は引っかかっていたものが見えてきたら、その言葉をよく感じると、

イメージの中の自分はどんな表情?どんな場所にいる感じ?一人でしょうか?それとも周りにはどんな人がいる?

 

その自分はどんな感情とともにそこにいるでしょうか?その感情こそが本当に感じたくないものでもあるのです。

なぜ決断できないか?

そこにある感じたくない感情が決断により「感じてしまうかも」とリンクしているからです。

 

そうだったんだね・・・それは感じたく無かったよね・・・。今、私がちゃんと分かったからね・・・など声をかけてあげましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?きっと慣れていないと感情を探すことは難しいかもしれません。

そのぐらい現代人は全部思考でどうにかしようと解決策を探し続け、安心できるまでずっとそれを続けます。

決して自分が優柔不断なのではなく、後悔が多いダメな人でもなく、必ずそこには自分の中では確信的な怖さや不安を持った理由があるからだった・・・そこを理解しつつ、

その上で「どうしたい?」と聞いてみましょう。

「失敗しないためにどうするべき」から「どうしたい?」へ自然に変化した時には、この自分が選ぶ事はおそらく最初に迷っているときとは気持ちが違うはずです。

誰だって後悔はしたくないし、100%の確信があってやってもその通りにならないこともあります。決断できる人とできない人の違いは結局は「決断することについての心の仕組み」が違うだけです。

 

苦しい仕組みを持っていそうであれば、それを解く=自分の深いところと対話することで緩んでいくでしょう。ただし、ここは感情があるのと潜在意識は通常の思考では気付けないものなので、少しだけコツが入りますが・・・

簡単なものであれば一人でのワークでも大丈夫ですよ。長年のずっと抱えているものはプロに任せて、小さなワークをぜひお試しくださいね。

心に興味があるあなたとのつながりが嬉しいです。いつもありがとうございます♡

※心理学、非二元、セラピーなどは全て「溝口あゆかさん」から学んでいます。提唱されている「インテグレイテッド心理学」は提供の全てのベースになっています。

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