なかなかラクにならないメカニズム

【なかなかラクにならないメカニズム109】目覚めとは私の「未知」であること

皆さま、こんにちは♩

人間関係、家族などとの関係で生きることが辛く、依存症・過食嘔吐・パニック障害など、ドン底6年間から抜け出て、職業も変わり、年間1000名の方のお悩みを聞く側に自然に変化した心理セラピストの浦松ますみです。

私たちが望むものの一つに「真に目覚めたい」「真に変わりたい」というものがあるとしたら(セッションでは、ほぼ、今の自分から変わりたい=ラクになりたい)それが、どういった意味にもなっているかを検証して行きませんか?

実は自我にとって「変わる」って凄いことすぎるのです・・

何も分からない、知らない自分になるとは?

セッションを受けるきっかけは、ほぼ「今の状態」が苦しい、心地良くない、嫌い・・など何らかの否定があり、それを変える、無くす、大丈夫になる状態を望んで受けると思います。

もちろん、私もその通りでしたし、これ自体は何ら間違えでもありません。

自我の取り扱い方法

実は自我の性質、構造的にベースに抱えているものは(ジャッジは横に置きます)今よりも良いところ、安心安全なところに行きたい・・と思っています。

同時にこの性質を良く観察すればするほど、言い換えると「知らない所、経験のない分からない場所」に自分が行くこと自体が実は怖いという側面があります。

先が見えず、どんな自分になるのかが想像つかない時、ここにどのぐらい素直に、オープンに向き合えるか・・動けるかは大きなポイントです。

苦しい自分はよく知っている=安全な場所でもあるという意味

上記のタイトルの意味って難しいですよね・・。

自我の本音

実は「変わりたい」「大丈夫になりたい」と本気で思うのと同時に、自我は初めての経験のない、全く想像のつかない場所に行くことや、そうなってしまう自分に対してはかなり怖がり屋さんなのです・・

自分はずっと「劣っている」「馬鹿にされる」「下に見られる」などのセルフイメージを持っているとしたら、これによって様々な反応が生まれますよね。

例)

私は何かが欠けていて、人が普通にできることが本当にできない。片付けや、時間通りに家を出ること、忘れ物をしない、覚えることなど苦手・・だから人の視線が怖い。

反応、症状:「劣っている」「出来ない」私がいるから人の視線が怖いという次の反応が生まれている。そして馬鹿にされる、下に見られるという次の思考も生まれる。私は優れている、出来るというセルフイメージがあれば、馬鹿にされる、下に見られる、視線が怖いは生まれにくいですよね。

ただ、人は非常に複雑な精神構造の束で出来ていますから、Aさんは上記の反応でも、Bさんは「優れている私」でいれば人から妬まれる、攻撃される、責任を負わされるという反応をするケースもあり、「自分がどういったパターンを持っているか」を知り尽くすことが鍵です。

 

話を戻して・・

自分が「嫌なんだけれど、自由に軽やかになりたいけれど、常に知っている劣っている、出来ない自分」は知り尽くしていて、慣れている・・とも言えるのです。(私たちって複雑)

しかも・・・この自分のサバイバル方法もそれなりに研究し、精一杯「生き残る」ことを毎日しています。

これが知っている自分=(取り扱いに慣れている)安心な自分という意味です。

目覚めとは未知に行くという意味

私たちは「変わりたい」「今よりラクになりたい」のですが、同時に「未知に行くこと」や「知らない自分になる」ことはとてもドキドキします。

なぜならば「知らない」からサバイバルの経験がないから「生き残れる」安心が得にくいのです。

別人になりたくないのです・・

今の自分のままで「ホッとしたい」というのが一番の願いなのではないでしょうか?

良く聞かれることの一つに「ますみさん、私、ここがラクになったらこんな風になるんですかね〜・・」などありますが、その想像をしているのは「まだ苦しい自分」なので、苦しい自分からのイメージは、恐らく実際の変化した自分とは違うこともあるでしょう。

また極端なことを想像しがちで、例えば折り合いの悪い上司との毎日にストレスマックスの場合などはその上司が何をいっても全然影響されなくて全部笑顔で対応する私・・などイメージされがちですが

もちろん嫌なものは嫌、されて嬉しくないことはイライラもしますが、そこから苦しい時には「私は理不尽な扱いをされている」「どうせ劣っているから」などの思考の声が溢れている→ここの部分が変化して

「上司が何か焦っているから私に強く言っているのね」「上司は実は小さい器の人に見える」「あの言葉は私を卑下しているのではなかった」「この人自体がコンプレックスが多いんだ」など

自分の反応はもちろんありますが、解釈の部分、感じ方や聞こえ方がかなり変化してきます。

苦しい時の自分は全ての反応が消えて、何にも動じない自分を求めがちですが、本当の意味でコアな自分が変化するということは、こんな風な「振り返ると、私、随分感じ方が違っている!」みたいな直ぐには分かりにくいけれど、確実に人生自体がラクな風景が増えているでしょう・・

どんなトラウマがある?(トラウマは完全にそこには自分でどうにも対処できない無力な私、孤独で乖離しているような私がいます)

どんなセルフイメージがある?(セルフイメージやビリーフが今の自分を作っている)

こんな見方で自分を観察して理解して深いレベルで(潜在意識レベルで)気づき続けて受容していくことが癒しの醍醐味だなぁと感じています。

※心理学、非二元、セラピーなどは全て「溝口あゆかさん」から学んでいます。

あゆかさんとのつながりは2006年ごろからで、講座、ロンドンコース、勉強会、非二元のお話会など、参加回数、アシスタント回数は一番多い方に入ると思います。

提唱されている「インテグレイテッド心理学」は提供の全てのベースになっています(非二元(悟り)と自我の仕組みがベース)

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