なかなかラクにならないメカニズム

【なかなかラクにならないメカニズム131】観察からの自分理解が一番の早道

皆さまこんにちは♩

人間関係、家族との関係で生きることが辛く、依存症・過食嘔吐・パニック障害など、ドン底6年間から抜け出て、長年の職業も変わり、年間1000名の方のお悩みを聞く側に自然に変化した心理セラピストの浦松ますみです。

今日は本当は分かってしまえば、これ以上簡単な視点はないのですが、「純粋な観察からの理解」と「知識で分析して理解」することの大きな違いを一緒に眺めていきたいと思います。

知識=思考で学ぶとは?

皆さん、本を読んだり、研究者やその道で何かを極めた人のセミナーを受ける、テキストを読んで理解することって好きでしょうか?

私も大好きで、それは気になった本は片っ端からポチッとクリックして読んだり、ぜひ受けたいと思ったセミナーに参加して、どうにか自分の苦しさをラクにしたい、どうにか自分を変えたいと思っていました。

もちろん純粋な好奇心で、または好きだから・・という余裕な気持ちでのケースもありましたが、自分が苦しさの渦中にいる時には「どうしたら変われる?」「どうしたらラクになれる?」と何か教えややり方を知って、自分に与えてあげたかったことを覚えています。

散々経験して、とても良かったですし、実際に知識が助けてくれることも本当ですが、

「自分が実際に変化したのは」学んだ知識とは別に実際に自分という「ここにこう言った症状が出ている自分」を純粋に観察し、「私」でありますが「この人」に何が起きているか、「この人」がどういった精神構造になっているからだったのだ・・の「私」ではない目線が大きかったです。

頭で理解しながらも、同時に純粋に観察することを実験・体験してきたと思います。(私の場合はセッションを受けることがこれに該当していきました)

勿論、実際に自分で実験しながら同時に、世界的にお墨付きで素晴らしいと言われている人の本や講座が「本当にそうだ!」と証明してくれる・・・そこから真実が見えてきてその通りだったという身体通じた確証が安心も、自分観察への自信を育んでくれるでしょう・・

観察力を主流にするとは?

本やセミナーの知識だけですと、実際に自分が経験していないので、自分の中での予想での中で判断することになりますが、自分の中で実験として経験があれば、より確証を持って自信を持って色々なものが見えてきたり、新しい実験を好奇心ですることができるでしょう・・

また、ここで素敵なのは実際に「良くなった」「変化した」経験より、どうなっているかを知って「どうして変わらないか」も身体通じて体験していること。

「どうしたら良いですか?」「やり方を知りたい」視点の時には、どうして上手くいかないかの観察からの経験がない、知らないからやはり「知識」を求めて知識でどうにかしようとしている状態です。

鬱の仕組みの本を沢山読んで、勉強をいくらしても、どの鬱の方にも対応できるか・・すぐに結果を出せるか・・がイコールではないのと同じ。

知識と実際の観察からの経験は両方必要で大切なものです。

気づきたいことは「本を読み、動画を見て、知識があれば解決」という訳ではなく、その得た知識から実際に自分観察というベクトルを「今の苦しんでいる症状を持った自分」に向けて、観察をして理解していく作業が必要不可欠というところです。

観察は「分析、ジャッジ」をしないこと

観察することと、知識で分析することの違いを見ていきましょう。

観察:このトマトはこの土に植えて、実際に水を毎日やらなかったらこんなに糖度が高くて甘いトマトになった。途中で枝や葉っぱの剪定は本から学んだけれど、実際に自分で観察し続けて、その通りに美味しいものが自分で作れた。自然って凄いな。

 

知識:子供の頃に親に言葉のDVを受け、自分がこんな風にトラウマが多いのは全て親のせいだ。自分も子供に同じ思いはさせたくないから、どんなに怒りが出ても、まずは深呼吸して自分の怒りは抑えてから子供に接しなきゃ。(結果、自分にずっと抑圧を続けている。でも知識や行動としては合っている)

自分観察が難しい理由

ありのままの観察は今の自分が苦しい時には非常に難しく、余裕があったり、1日の中でも苦しさが引いている時や、興味や好奇心で自分の内側を観ようと思わないと、なかなかできませんよね。答えややり方が欲しくてたまりません。

私自身も苦しさの渦中の時には「もうどうでも良いからこの症状をなんとか改善したい」「どうしたらこれが無くなるの?」「消し方を教えて」もっと加速すると「あなたが私の代わりにどうにかして」と相手に全部投げて、セラピストさんに結果を求め、良くならなかったら相手を心の中で非難したり、今回は失敗だった・・など感じた時期もありました。

相当焦っていたし、余裕はゼロ。この頃の自分にこのブログを読ませたら、きっと逆ギレしていたでしょう・・(心の中でひっそりと・・も同じです)

最初は荒れていた私の心の中も、次第に自分観察に目を向けてくれるように促してくれた方々がいたからこそ、自分観察の道に上手に導かれていった気がします。ここは時間がかかっていますし、徐々に自分が変化していったので、がっかりされる方も多いのは承知の上ですが、正直にありのままを書いています。

癖づける

全て、今までのパターンから一旦抜けて、今までの知識を横に置き、まずは「観察すること」を主流にすることは出来そうでしょうか?

ここが癖づくことができたら、もう大丈夫。ここまでをライフワークのように自然にできるようになったら、自分観察の名人です。自分観察から生じた癒しや自分への理解は優しさ、受容、温かさと共に、どうしてその苦しみが生じたか、長引いたかが知識ではなく経験として感じられ、ビフォー、アフターを共に歩んだ自分がいます。

ダメな私、役立たずな私、足りない私、劣っているから愛されないし受け入れられない、分かってもらえない私と思っていて「どうしたら変えられる?」「変わらなければずっと苦しい」が事実でしたが、この私で良かった・・この私がどのぐらい愛しく、健気で頑張ってきたか・・が「観察から見えてきた時」に

絶対的な安堵、平和、安心・・自分への自信や肯定感が自然にそこにあるでしょう・・

※心理学、非二元、セラピーなどは全て「溝口あゆかさん」から学んでいます。

あゆかさんとのつながりは2006年ごろからで、講座、ロンドンコース、勉強会、非二元のお話会など、参加回数、アシスタント回数は一番多い方に入ると思います。

提唱されている「インテグレイテッド心理学」は提供の全てのベースになっています(非二元(悟り)と自我の仕組みがベース)

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