皆さまこんにちは♩
人間関係、家族との関係で生きることが辛く、依存症・過食嘔吐・パニック障害などのドン底6年間から抜け出て、長年の職業も変わり、年間1000名の方のお悩みを聞く側に自然に変化した心理セラピストの浦松ますみです。
今日は「温かさ」を自分に与えてあげよう・・という記事ですが
どうして温かさを与えるの?何のために?と言う視点から、ネガティブな感情を感じている自分がどうなっているかをまずは探しましょう。
ありのままの自分とイメージの自分
簡単に言えば、私たちはイメージの中で存在している私と、ありのままの自分がいるのですが、どちらを全力で生きているでしょうか?
ただ身長何センチ、体重何キロ、何歳・・の私がここにいる、以上。だけで生きている人はほぼ見た事がなく、ご相談にいらっしゃるクライアントさんは「〜〜できない私」「いつも搾取される私」「何も役に立てない私」「お荷物で居場所のない私」など・・
頭の中のイメージを持っておられ、そのイメージがリアルな私・・として全力で生きていて、ここを主体として人生を創り、ここを主体として相手や状況を解釈し、感情がくっついて、そこに同化して生きています。
これが悪いとか間違っているとかではなく、だからありのままだったら何も起きていないよね・・とかではなく、現実じゃないイメージが非常にリアルだと言うことをまずは押さえておきます。
身体や脳が常に囁くとは?
特に6〜7歳ごろまでに学習した感情や、サバイバルから学んだ自分像、または身近な大人から言われた言葉はスポンジが吸収するかの如く脳幹や大脳辺縁系を巻き込み、交感神経や脳の回路を巻き込んで構築されていきます。
ここをベースにその後の人生をウン10年と重ねていくのですから「頭で理解しても」「何度もワークしても」コアな自分像(アイデンティティー)は本当にシフトが難しいのです。
実はコアが変容するとは今まで「私はこう言う人」と言う自分から、全く知らない未知の私になると言うこと。
未知の私になると言うことは、今までの自分が消えること、今までの自分とさよならすること、今までの慣れ親しんだ自分がなくなること・・でもあるのです。
自我にとっては物凄い怖かったり、悲しすぎたり、色々な形で抵抗が出ます。
出来れば本当に望んでいることは「今の私のまま」「未知の私にならずに」今抱えている困ったこと、苦しみが無くなって欲しいのです・・。
頭では変わりたい、無くしたい感情やセルフイメージは実は手放したくない、全く知らない私になりたくない・・と言うことでもあります。(嘘のような本当の話)
まずはここを分かってあげます。
今、一番痛みを感じる部分はどこ?
ずっと前からあるネガティブな自分像を一つ見つけてみます。
例えば・・「私はいつも裏切られる人」など・・
この自分はイメージの中でどんな表情をして、どんな場所にいて、周りに人がいる?それとも一人ぼっち?その風景はどんな場所にある?お天気は?それとも宇宙空間に放り出されたような感じ?など具体的に出してみます。
その私を良〜〜く感じてあげながら、身体のどこが硬くなっているか、または穴が空いてしまっているか、または力が入らず崩れてしまいそうなのかなどを探します。
その場所にどんな風に温かさを送ってあげたい?そして触れてあげたい?誰だったら一番安心する?どんな触れ方が欲しい?
ここでイメージの中でも触れてあげて欲しいのですが(ポリヴェーガル理論的にタッチはとても効果的です)実際に自分の身体も自分で触れてあげましょう・・両肩を包んでもいいし、胸に手を当てて、手の温もりをじんわり「身体」で感じます・・
とにかく温めて、とにかく触れて、イメージの中の私が何を訴えているか、どんな感情で辛いのかを感じ続けてあげます・・(ここでのポイントは考えない、感じる)
時々自分のペースで深呼吸も思い切り2〜3回入れてあげてくださいね。これもポリヴェーガル的に副交感神経にシフトできるのでオススメです。
ポイントは頭の中で声だけでやるのではなく「身体に言葉を入れて行く、温かさを入れて行く」イメージです。
温かさが入らない時とは?
温かな言葉や、身体のタッチを跳ねつけるようなイメージの私が出てきた時のお話をしますね。
すんなりと素直に温かさを受け入れられる時、または素直な私が心をオープンにしてくれるばかりではなく、「そんなのいらない」「私なんて、優しくされる資格がない」など、
愛=温かさを拒絶する私もよく出現したりします。
これはどういった事か・・といえば、ポジティブなものを求めて、手に入らずに悲しがったり怒っているはずなのですが、あまりにもネガティブな自分として長年生きていて、ここからサバイバルを続けてくると、この愛が怖い、ポジティブが怖い、やめてくれ!となることもあります。
ここには色々な理由があり、愛を信じて受け入れたらまた裏切られて、もう二度と信じない方が自分が安全だと決めている時や、必ず愛や優しさは消えてしまうものなんだというビリーフがあったり、もし、受け入れて自分が緩んだら、その緩んだところを攻撃されるから無防備になってはいけない・・とか
私にはそんなに優しくしてもらう価値なんてない、私は本当に汚くて恥ずかしい存在なの・・など
愛を怖がる理由も全員が違います。
自分にとってのリアル=自分にとっての真実=今まで持っているセルフイメージなので、ここのワークは本当に色々な壁がありますが、ここを少しずつ温めて行くことで、コアがいつの間にか前ほど厳しくないイメージになったり、前と同じような痛みを感じずらくなったり、ここも人それぞれの変容があります。
温めること・・色々な形から自分にしてあげたいですね。
※心理学、非二元、セラピーなどは全て「溝口あゆかさん」から学んでいます。
あゆかさんとのつながりは2006年ごろからで、講座、ロンドンコース、勉強会、非二元のお話会など、参加回数、アシスタント回数は一番多い方に入ると思います。
提唱されている「インテグレイテッド心理学」は提供の全てのベースになっています(非二元(悟り)と自我の仕組みがベース)
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