なかなかラクにならないメカニズム

【なかなかラクにならないメカニズム20】自分が自分を赦しているかどうか

皆さまこんにちは♩

人間関係、家族との関係で生きることが辛く、依存症・過食嘔吐・パニック障害など地獄のようなドン底6年間から抜け出て、職業も変わり、年間1000名の方とセッションをするまで変化した心理セラピストの浦松ますみです。

今日は少し深いレベルでの視点ですが、色々な出来事があり、苦しい時には初めは相手のせい、状況のせい、社会のせい、時代のせい・・

自分ではなく外側に意識が向きますが

最終的にはどの方のお悩みも深い部分で→無意識レベルで「そんな自分がダメ」と思っていることが多いです。

この深いレベルの私=私そのもの=アイデンティティーが自分自身を、自分の存在そのものを、行動を、思考を赦しているか、許せていないとしたらどうしてなのかをまずは探していきましょう。

初めは「誰かのせい」から始まる場合

例えば小さい時から母親からの許可がなければ習い事や進学や、誰と遊ぶか、誰とお付き合いするか、結婚するか・・・

当たり前のように「母親の顔色」を伺い、どんなに自分がしたかったことがあっても結局は実現できなかった人生があるとします。

もちろん、大人になり就職し、もし新しい家庭を持っていたら、母親の束縛から逃れられたと思考レベルでは思っていますが、今度は子供の幼稚園、習い事も「チラチラ、頭に母親の顔」がよぎったり、母を喜ばせる孫であらねば・・と無意識レベルで行動していたりしたとします。

今、している行動がどうか・・とか、一緒に住んでいる・いないとかではなく、無意識のレベルで、母の束縛がどのぐらい自分を支配しているかを振り返ってみるとご自身がかなり驚かれるケースが多いです。

思考では「分かっている」「知っている」ところを超えて、潜在意識の95〜6%の中で起きている「影響力」=「自分のビリーフになっている」場合は、相当な理由がここにあるのでまずは「成り立ち」「今の状態」などを丁寧に見つけていきます。

 

私たちは初めは誰かの許し(受容)が必要になる

 

自分が自分を認めることが難しい場合、最初に出てくるのは必ず「認めてくれる誰か」が必要であること。それが母親だったり、パートナーだったり、友人だったり・・・社会からかもしれません。

自分の心の奥の声よりも、外側の存在を信じている場合=人からどう見られているかの場合、

しかも努力していればしているほど確認が必要です。

相手がOKをくれたら自分がしている事が正しかった、間違いないとここで初めて自分が安心を感じられますが、相手の機嫌次第で前回はOK,今回はダメなど振り回されたりしていると

こんな場合もあります

「相手のニーズ」を常に待ち、自分を空っぽにしておく方がラク、安全だったりします。

Aさんは幼少期からずっとそんな風に過ごしてきたため、漠然と人生に不全感・抜け殻のような、希望がないような、不毛な感じなどがありましたが

「その状態が普通」なため、逆に「相手からの指示がない人生」が頭では憧れて、そうなりたいと思っていても、行動には移せずに、実際には怖い、不安、焦りを伴っていました。

また、母親のことを「人生が大変な人」「苦労の連続で可哀想な人」と感じていたため、余計に自分が助けなきゃと無意識的にずっと思っていたため

大人の今、母親の呪縛から早く逃れたいとは思っていても、実際には「可哀想な母を見捨てられない」「私しか分かってあげる人はいない」と実は「自分が離れられないこと」が見えてきました。

自我はそもそも主観的

頭では「自分は間違っていない」「この要求は真っ当だ」と思っていても、「あなたは自分のことを分かっていない」「私ぐらいしかこんなこと言ってあげない」など言われると、自分よりも相手の言い分が正しいような、それに従って生きて行った方が間違いない・・・

そんな風に感じたことはないでしょうか?

 

「自分を信じる」=「自分で責任を負う」よりも誰かの何かを信じて、その通りにする方がラクだったりしませんか?→ここに一切のジャッジをしないことがコツ

心の傷や、実際に起こった経験から「真実=ありのまま」に観ることは難しく、常に自分特有の歪みから目の前の出来事や」相手を見ています。

割れた鏡のままずっと自分を見ていると、「可愛くない」「人もこんな顔の持ち主をウエルカムしてくれない」など

嘘の姿=実際の私ではなく割れた鏡のままが本当の私の姿だというストーリーの中で生きていきます。(自分が見ている鏡が割れていることにも気づいていません)

 

「私は人を傷つける人」と自分を見ていたらどうしても自分は加害者のまま=自我の主観のまま歪んだ私(苦しい解釈)のまま生きていくことになります。

心から自分がOKであることの大切さ

例えば「自分は醜い存在だ」「汚い存在だ」「役に立たないお荷物」「嫌われ者」などなど・・

ネガティブなビリーフを持っているようでも、自分自身がそれを持つ経緯、これを持つことで回避してこられたこと

例えば「気を遣う分、良い人と見てもらえる」とか「良い自分になろうと努力して実際に何かを手に入れる」とか・・・

ここが充分に自分が認めて、理解して、優しい温かい眼差しで自分を見ていたら、おそらく自己否定度合いはそこまでキツさ100%にはならないでしょう。

逆に実際にとても綺麗な容姿、世間では優秀とされる企業に勤め、部下がいて、家庭を持っていても自分自身が「私は騙している」「本当の姿が見つかったらすぐにみんなから責められる」など思っていたら

心の中は嵐です。いつも緊張が必要です・・。

結局、ここが1番の鍵

ビリーフがネガティブ・ポジティブな部分に注目するのではなく、自分自身がそれをどう見ているか・・
自分が今の自分自身の在り方をOKしているか、否定しているかが結局の鍵となるので、この自分を許していくジャーニーこそが「癒し」でもあります。

私たちは「赦されている感覚」を待っています。

※心理学、非二元、セラピーなどは全て「溝口あゆかさん」から学んでいます。

あゆかさんとのつながりは2006年ごろからで、講座、ロンドンコース、勉強会、非二元のお話会など、参加回数、アシスタント回数は一番多い方に入ると思います。

提唱されている「インテグレイテッド心理学」は提供の全てのベースになっています(非二元(悟り)と自我の仕組みがベース)

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