なかなかラクにならないメカニズム

【なかなかラクにならないメカニズム50】依存と自立の本当の意味とは?

皆さまこんにちは♩

人間関係、家族との関係で生きることが辛く、依存症・過食嘔吐・パニック障害など地獄のようなドン底6年間から抜け出て、職業も変わり、年間1000名の方とセッションをするまで変化した心理セラピストの浦松ますみです。

今日はクライアントさんの言葉などからも良く聞く「自分で生きていけるように、自立しなきゃ」とか「一人で生きて行けないから夫に依存してしまうんです、どうしたら良いですか?」

この「自立」と「依存」について、いつもと違った視点で見つめていきましょう。

「依存が怖い」と思うのはどんな自分だから?

そもそもですが、「依存していると自分が感じている物、または人」から自立しなきゃという悩みを持っているときに、

「依存状態」をとても悪いこと、直さなきゃいけないものとして捉えていないでしょうか?

ここで言う「依存」は病的なとか、人生が営めないほどの「依存症」とは少し距離をとって、「あの人がいないと不安」とか「これがないと心配」とか・・・

それがないとイメージすると、不安や怖さを感じる状態・・・

そんなことを取り扱っていきましょう。

それがないと生きて行けないとは?

文字通り、誰かがいないと、何かがないと生きて行けないことは、なぜ怖いのでしょうか?それが永遠に手に入り安心が約束され続けていたらともかく

いつ無くなるの?失うの?

それがないとどうなるから・・怖いの?・・ここを見ていきます。

Aさんがいつもいてくれないと、一人になってしまう・・・

◯◯じゃないと、受け入れてもらえない・・・

見下される、バカにされる・・・など

私が怖いものは本当は何かを探します。

怖さの正体の根本を探さないで、行動レベルで「依存」をやめさせることぐらいに難しく、また簡単に元の状態に戻ってしまうことは予想できますよね。

依存が必要のない自分とは?

何かしらの不安・怖さを持った自分像=セルフイメージが緩和されれば、「依存」と言う意味自体が必要がなく、

Aさんがいないと一人になって何もできない(それを感じたくない)自分がそこに存在しなければ、Aさんといても、いなくても、それぞれの自分がそこにいます。

またこの自己像が薄まっていたら、「一人になりたくないからAさんといる」のではなく、

「AさんといたいからAさんといる」私=自分がそれを自分の力で選んでいる私へ少しづつシフトできるでしょう・・

ここが大事♩

「自分で選んで必要としている」か(要らない時には自然に必要としていない)

「それがないと怖いから必要としている」かで、自立か依存かと言う中身が違ってきます。

トラウマレベルでの傷があれば、自分の意思では止められない

とても簡単に説明すると、自律神経と脳の回路が関わって

「安心・安全のための依存」=「必要な依存」となっている時には、

これは自分の意思の強さや、アファメーションではなかなか難しいケースです。

 

過去の傷ついた、そのまま乖離された「過去の私」がいる場合は誰かを必要とする(これを敢えて依存と呼べば)衝動を行動レベルで強制的に変えることは「強い抑圧」が逆に必要となってしまいます・・

より拗れた抑圧は、回復へのジャーニーと離れてしまいます。

過去の自分に充分な「安心・安全」「受容された感覚」「必要とされて受け入れられている感じ」「ここに居場所がある感じ」などが=土台がしっかり育まれていなければ、

守ってくれる誰かや、何かは必要なのです。何も悪くなく、むしろ自然な衝動です。

こう言った不安定な土台なのに思考レベルや知識で「依存を直さなきゃ」といくら思っても、より影の部分で「依存の気持ち」を大きくしてしまいます。

ここを知っておこう

私たちは実は十分に大丈夫感が自分の内側にあれば・・「依存の必要」はどうでしょうか?

依存で一緒に繋がるのではなく、自分でも大丈夫だけれど、一緒だと楽しいね、とか、一緒だともっと大きなことが出来そう・・・など

そんなエネルギーで繋がり始めます。

これは一緒にいても「依存」ではなく、お互いがお互いの意思で自由に共にいる感じです。

もし、一人では生きて行けない感覚が自分の中で強い場合は、「一人じゃ無理」と言う声の持ち主に傷があるから・・

傷のない衝動であれば「不安もあるけれど・・・初めてで自信もないけれど、チャレンジしてみたい」とかお任せや軽やかな気持ちで、逆に能力をフルに使い自由に動けるでしょう。

依存=執着(こだわり)という視点で眺めてみた時に、執着からきている「必要性」であれば、きっと過去の自分が成し遂げられなかった夢・・欲しかったのに得られなかった何か・・・気づいて欲しかった気持ちなど・・・二度と感じたくない感情など・・・

 

自分の執着しているものは何?ここからのケアもお勧めです。

 

※心理学、非二元、セラピーなどは全て「溝口あゆかさん」から学んでいます。

あゆかさんとのつながりは2006年ごろからで、講座、ロンドンコース、勉強会、非二元のお話会など、参加回数、アシスタント回数は一番多い方に入ると思います。

提唱されている「インテグレイテッド心理学」は提供の全てのベースになっています(非二元(悟り)と自我の仕組みがベース)

 

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