なかなかラクにならないメカニズム

【なかなかラクになれないメカニズム⑤】私を分かってが強すぎるケース

皆さまこんにちは♩

家族、人間関係などで生きることが辛く、依存症・パニック障害など地獄のようなドン底6年間から抜け出て、職業も変わり、年間1000名の方とセッションをするまで変化した心理セラピストの浦松ますみです。

今日はこれも自分の体験やセッションで、実際に多く目の当たりにするケースですが

「私を分かって!!」

この気持ち自体は本当に理解できますし、あって当然です。が・・・

なかなか「ここの私」が緩まない時、「同じ状態に陥るケース」を見つめていきましょう♩

 

どんな私がこのセリフを言っている?

自分の人生の体験から、どうしても人が信じられない、どうしても緊張してしまう、どうしても心を開けない、どうしても100%頼れないなど・・・

これはすべて今の自分の「症状」としてでているものですが

最初にまず私たちがやることは「私を分かって!!」

察してほしい、私を認めてほしい、受け入れてほしいが様々な形となりこういった声になることは自分の体験や他者のお悩みの中からも良く出会う傷ついた声です。

 

小さめだったり、浅めな傷の場合だと、この子が求めているものを理解し、与えてあげることで緩んだり、自分はそこそこ愛されているし、守ってもらえる・・などとセラピーなどでもシフトしやすいのですが

この傷が深すぎる、沢山ありすぎる、長年抱えているとどんな風になっていくでしょうか?

 

知らず知らずになっている色々なケース

 

「分かってもらえている」感覚が、ずっと感じたことがない、得られたことがない、体験のない場合

パターンとしていくつかありますが(実はここは幾つかどころではなく人の数だけ、テーマの数だけ全部微妙に違っていて、ここが人のユニークさ、特別さです)

①相手を攻撃したくなる怒り系

例)いつも私ばかり話を聞いているのにどうして彼女は気づかないんだろう。ずっと自分の話題ばかり。さっき頑張って私の話もねじ込んでみたけれど・・・数分でまた彼女の話に持っていかれた。

どうして周りのみんなは彼女に合わせるの?そんなにあの子の話って面白い?私は全然なんだけど。あぁ、今日の会費を返してほしい・・!私の気持ちを誰か察して!私は聞き役じゃない!

 

②自分が悪い系(自分を責める系)

私の話題が採用されないのは「面白くないから」「華やかじゃないから」「興味がないから」「つまらないから」・・・だからこうなるのも、当たり前。だってそもそも、私がみんなから「話をして!聞きたい!」という魅力がないから。

私は人を妬む、心が狭い人。絶対にこうなりたくないから我慢しよう。自分を磨けばいいのかも・・。だからどこに行っても嫌われちゃうんだ・・・。

③ひっそりと離れる系

①②のそれぞれの事情があり、段々とその場から離れたくなり「静かに離れる」ケース、相手や状況と戦って気まずくなり離れるケースなど・・・

自分の頭の中では「離れてせいせいした」と思っていますが(顕在意識)本当のところは・・どうでしょうか?

離れることが悪い、間違っているのではなく「どんな自分がどんな理由でそこを離れているのか」が見つめていくポイントです。

 

④開き直りのやさぐれ系

私が受け入れられないのは分かっているんです・・・。だから私はこんなに周りに気を遣っているのに、相手が私の思うようになってくれない。相手は私をウエルカムしていない。認めてくれない。

何をやっても無駄だ・・・一見、諦めているようでも、やさぐれて拗れてしまっている系。フラストレーションを抱えている、怒りながら緊張している、または孤独を抱えている感じなどなど・・・

他にも様々な現れ方が数限りなくあります。

「分かって欲しい」の別の顔とは?

あまりにも「分かってが強いとき」の私はどんな気持ちになっているでしょうか?

 

行動としてはそのグループから離れたり、もしくは「私が相手を見捨ててやった」など強い私だと思い込んでいても・・・

 

「全部私のニーズをかなえるべきなんだ」の視点に【知らず知らずに】変換されていませんか?

ここにいるのは相当な深い傷を負った「被害者の私」です。

この被害者の私の姿は「自分は」相当感じたくない、見たくない、知りたくもない、認めるなんて無理な姿なので、様々な理由をつけて自分を正当化しないと生きていけないほどです。

 

ここは上手に自分が絶対に傷つかないように、正しそうな理由やもっともらしい理論で自分を守ります。 これが悪い・ダメというのではなく、こうなってしまう仕組みがあることに気付くことがポイントです。そして誰でも程度の差こそあれみんな経験しています。

 

「私のニーズを叶えるべき」になってきたら・・・

これも一つの状態ですが、周りのみんなはきっとそれを察して、最初は気を遣ってくれるかもしれませんし、願いをかなえて「分かってあげる人」として側にいてくれるかもしれません。

でも知らず知らずにそれは負担となり、そこで【相手が距離を置く、又は、心の中で「苦手意識」を持たれること】はあり得るでしょう・・・

 

自分の中の「かまってちゃん」を救う

 

基本的に心理セラピストなので私はかまってちゃんに出会うと、傷ついたその人として見るために「観え方」が違うのですが

見ていきたいのは自分がかまってちゃんを「どう見ているか?」です。

「かまってちゃんはメンドクサイやつ」「かまってちゃんは嫌われ者」など自分がどういった解釈・意味付けを持っているかを探してみましょう。悪い観方をしていないでしょうか?

実は、それこそが「苦しみの元」=自分否定

拗れた原因を癒すとは?

「どうしてかまってエネルギーが強くなったか」を理解してあげるところから本当のスタートが始まります。かまってちゃんにどのぐらい寄り添えるかがポイントです。

※心理学、非二元、セラピーなどは全て「溝口あゆかさん」から学んでいます。

あゆかさんとのつながりは2006年ごろからで、講座、ロンドンコース、勉強会、非二元のお話会など、参加回数、アシスタント回数は一番多い方に入ると思います。

提唱されている「インテグレイテッド心理学」は提供の全てのベースになっています(非二元(悟り)と自我の仕組みがベース)

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