なかなかラクにならないメカニズム

【なかなかラクにならないメカニズム45】ずっと一人で私は平気って思っていた方へ・・

皆さまこんにちは♩

人間関係、自分と自分との関係で生きることが辛く、依存症・過食嘔吐・パニック障害など地獄のようなドン底6年間から抜け出て、職業も変わり、年間1000名の方とセッションをするまで変化した心理セラピストの浦松ますみです。

今日は「ずっと私は一人でも平気」「結局、出来ちゃうから大丈夫」と思っている方へ、頑張ってきた(頑張っている自覚もなく全く普通と感じているかも知れません)私を労うジャーニーへおさそいしたいと思います。

本当に「当たり前」「普通でしょ?」と思うことほど、実はその下に隠されていた歴史や感情があることに気付いてあげませんか?

頑張ることが普通

私も、どちらかといえば、こっちグループで生きてきたタイプです。

頑張りを意識しているか、無意識で動いているかは別ですが、頑張った結果、良い成果を得られたり、人から認めてもらえたり、褒められたり、居場所を感じたら・・・

もう頑張ることをやめれない程、当たり前のように動くでしょう・・(実は気付いていないメリットもかなり大きな物がある)

長女のキャラというのもゼロではないでしょうが、長女だからと言っても「助けて」「こっちを見て」「それは出来ない」と声を出して言える人もいれば

末っ子でも、真ん中でも親が忙しそうにしていたり、疲労困憊の様子を感じ取り、「私は自分で出来ることはなるべく自分でしちゃおう」とそれが当たり前になっていった子供もいるでしょう・・・

また「これだけは・・」と思って誰かに「こうして欲しい」「これが欲しい」と言っても、「今はできないから今度ね」「待って」「どうして今、このタイミングで言うの?」など怒られたりすることが多ければ

自分から段々と「伝えること」さえ、少なくなっていって、「なんでも自分で先にしてみること」が当たり前になるでしょう・・

私はどんなタイプ?どんなパターンが多かったでしょうか?

 

大人になって離れて何十年も経っていても・・・

ある方は、子供の頃から妹が病弱なので、妹が産院から帰ってきてからの家が変わってしまったことを覚えていらっしゃいました。

お姉さんとして妹の誕生はそれなりに嬉しかったのですが、あまりにも生活が激変してしまい、妹が入院すると母親は付き添うので、自分はおばあちゃんに預けられたり

今まではパパ、ママと3人で寝ていた生活が、急におばあちゃんと寝るようになったり・・自分がちょうど風邪をこじらせて入院しなければならなくなった時も、母ではなくおばあちゃんが付き添ったり・・

子供心に母親の疲れている感じはわかっていた為、あまりこちらが甘えると、負担に感じているのを察し、なるべく自分でなんでも出来るようにしなきゃと変化していくことを

母親は「お姉さんらしくなってくれて嬉しい」「あなたがいい子だからママは妹の世話ができる」など褒めてくれるので

 

母の愛を感じる術、見てもらえる術は「良い子」であること、手をかけない子でいること、自分のニーズはなるべく伝えないこと・・が大切な当たり前として刷り込まれていきました。

ある時、もう結婚して離れて暮らしてうん10年経つのですが、母が「◯◯が困っているから暫くうちに来て手伝ってくれる?」と・・

その時にすぐに出てきた体の反応は嘘のようですが、「殺意に似た嫌悪感」でした。

嘘のような本当の話

そうです・・・この方は未だに母に頼まれたことを最初に「全部聞き入れなきゃ」と身体で覚えていて、それがまだメインで動いているからです。

反射的に「しなきゃいけない」と解釈して捉えたからこそ、「憎悪」「嫌悪」が出てくるのです。

母の言っていることは〜〜だ。私はどうしたい?何ができる?など客観的に考えることができたら殺意までは出ないでしょう・・

私たちが反応する時は「身体が覚えているから」

頭では「離れて暮らしている」「すでに老齢でもう、若い時みたいに叩かれない」など感じているのに、母親の甲高い威圧できな声を聞いただけで

何か緊張や嫌な感覚が出てくるとしたら・・・

それはまだトラウマ的渦中に潜在意識の中では存在している私がいること。

本当にもう、自分が選べて、自分に力があり、自分の自由で全く問題がないことがメインであれば、反応は違ったものになっています。

この自分が癒され、力を取り戻せれば母親は過去の母親の力を持たず「今の姿」としてみることができます。

 

ここも無意識の中で起きてしまっていて自律神経や脳を巻き込んだ反応もあるため、意志の強さなどで変えることが難しい領域です。

日常的であり、自分感覚が「普通」「当たり前」になっている出来事や状態を探してあげると、さまざまな癒しの入り口が見つかるでしょう。

イメージの中の過去の自分との対話がおすすめ

これはセラピーになってくるのですが、自分で簡単な対話も充分に日常生活の中で出来ることもあります。

深刻な複雑性トラウマなどはぜひプロの手を借りて欲しいのですが、まずは浅い根が深くなさそうなものでしたらトライしてみてはいかがでしょうか?

やり方の一例として

①「自分でなんでもやる方がむしろラク」「一人でも大丈夫」と感じている自分を漠然とでいいのでイメージしてみる。

どこにいる?周りには誰かいる?周りはどんな様子?

②その自分は何を感じている?(この時点では何も不自由さや苦しさがないかも知れません)→当たり前なので

③あなたはなんでもできちゃう人だけれど・・・今まで、「助けて」「これやって」「教えて」など頼んだことはある?その時に相手はどうだった?なんと言われた?その時に体の感覚や感情はどんな風だった?

④自分でもこれからももちろん出来ちゃうけれど・・・本当はどんな人や、どんな状態もあったらいいと感じている?

⑤これからもあなたは出来るし、何も困らないと思うけれど・・・ほぼ、努力で色々な事をこなしてきたとしたら・・・この自分になんと言ってあげたい?相当な努力に対して、自分をどんな風に改めて認めてあげたい?

 

遊び感覚でいいので、時間がある時にタッピングしながら・・・深呼吸も入れながら・・・短い時間で十分ですので(10分でもOK)試してみてくださいね・・・

もし、深く感じることができたら・・・

ぜひシェアをしてください。お聞きしたいです♡

※心理学、非二元、セラピーなどは全て「溝口あゆかさん」から学んでいます。

あゆかさんとのつながりは2006年ごろからで、講座、ロンドンコース、勉強会、非二元のお話会など、参加回数、アシスタント回数は一番多い方に入ると思います。

提唱されている「インテグレイテッド心理学」は提供の全てのベースになっています(非二元(悟り)と自我の仕組みがベース)

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