境界線

【バウンダリーとアサーション】自他に優しい健康的な人間関係

みなさまこんにちは♩

心理カウンセラー・セラピストの浦松ますみです。今日は常に書いていきたい【バウンダリー(境界線)】と【アサーション(アサーティブ)】の素敵な関係を解説していきたいと思います。どちらも人間関係を見つめていく時には大切なものです。

 

バウンダリー・アサーションとは?

バウンダリー(境界線)とは?

バウンダリー(境界線)についてはこちらの記事などご参照ください。繰り返し、大切な知識、情報を超えた「自分の生活の中での現れ」に気づけるようなお伝えができたらと思います。

アサーションとは?

自分も、相手も尊重した、大切にしている表現。この状態のことを「アサーティブ」と言います。

私も、あなたもどちらもOK。お互いがお互いの選択を心から尊重できる関係

 

こうして、文字にすると簡単で、良さそうで、理解はできますが、実際の人生の色々なドラマの中で「アサーティブ」な状態を取れないことは多くないでしょうか?頭では分かっていても、心からのアサーティブな自分になれない時、どうしたら良いでしょうか?

 

上手にアサーションやバウンダリーができている例

断り方の例として

①まずは謝る(ごめんなさい)

②断る理由を丁寧に伝える(説明)

③(改めて)きちんと断る

④もし良かったら・・(相手に選択を与えながら)自分の代替え案を伝える

足の悪い母親の病院の送迎をいつもしているけれど、今回は自分の子供が具合が悪く、どうしても行けない。どうしよう・・・。

①お母さん、今度の月曜日病院だよね、行けなくなってしまったの。ごめんなさい〜

②実はね、上の女の子の◯◯が、どうも水疱瘡にかかったみたいで、学校から連絡がきたの。

③月曜日、間に合わないので行けなくなったの。

④お母さん、薬は足りてる?木曜日まで大丈夫?待れば私が行けるし、月曜日でないと困るようなら、他の兄弟にも連絡とってみるよ。どう?

 

アサーション、バウンダリーが上手く使えない時

私たちはどうしたら「境界線を引けるか?」どうしたら「アサーション」な状態になれるか?に意識が行きますが、逆にどうしてそれが心からできないか、したくないかをみていきましょう。ナチュラルに出来ることもありますが、出来ない時には必ず「理由・訳」があります。しかもしれは「私オリジナル」の物で、理由や訳は「悪い」「ダメ」な物ではないのです。

改めて、相手に断りにくい・・と感じているときの自分をイメージしてみてください。全部が断れないわけでもないでしょう。相手や状況がミックスされて、それは現れると思います。

もし、NOと言ったらどうなる気がする?

例えば、上記の例で、いつも自分の留守の時や、仕事でどうしても帰宅が遅い時にお母さんが子供を預かってくれていて、世話になっていたとします。自分でも十分にそれを感じ、できる限り母親をサポートしたいと思っています。NOと言ったらお母さんがどう感じると思っているでしょう?実際に母親がいなかったら今のペースでの仕事はできないと感じています。

  • 実は私のことを嫌いになるかも(悲しみ・不安)
  • もう、子供を預けにくくなってしまうかも(恐れ)
  • 稼げない経済的な不安(将来の不安)
  • 他の兄弟に頼ってしまい、私は当てにされなくなるかも(母なしでは仕事が不可能、怖さ)
  • お父さんが亡くなるときの遺言が私に「ママを頼む」って言ったのに(親不孝だ、罪悪感)
  • 母より子供優先って薄情??(自分責め)

などなど・・・

自分にとって、何が一番「感じたくない物」「怖い・不安になる物」かを見つけるのも一つの方法です。

 

感じたくない感情のケアにセラピーがおすすめ

ここまで自分が心の中の仕組みを知り、整理して自分を分かることだけでも十分な自分ケアではありますが、実は「感情・感覚」がここに必ずあるので、感情解放のツールは知っておくと便利です。

この記事でもご紹介しているEFTなどは道具や場所もいらずに子供から年配の方まで万人に使えるツールですし、一度正しい使い方を覚えれば、他者にも使える優れものです。

 

その他

相手を突き放すようで冷たい感じがある場合

いくら「アサーティブ」にとか、「バウンダリーを引くことが大切」とは言え、自分の中に「引き受けないこと」での感情はどんなものがありますか?

  • 「自分が冷たい人間だ」
  • 「損したくない、計算している自分」など・・「自分特有の正当な意味づけ」として自分の中にピッタリマッチするからです。

冷たい人に対して、または自分が損しないように見える人に対して、どんな感情がここにあるでしょうか?または、過去の人生の場面でどんな風景を思い浮かべるでしょうか?→ここはセラピーがやはり使いたくなります。ここの部分が「私のオリジナル」の物であり、大きなブレーキを掛けるところでもあります。

 

自分の気持ちを優先できない場合

相手が「願っていること」よりも自分を優先すると聞くと、どんなイメージがありますか?頭では「自分を大切にする=自己愛=自己肯定感が高い」とは知っているのです。自分の中にどんな思いがあるでしょうか?

  • 優しくない感じ
  • 思いやりがない人
  • わがままで自分勝手などなど・・・これも「自分の中の正当な意味づけ」なのです。

ここに感情があるはずなので、やはりセラピーを使いたいですね。私オリジナルの「理由と訳」を引き出し、そこにある感情に働きかけます。

 

まとめ

今、自分が何かストレスを感じたり、断ったり何かを頼む時に心に重さを感じたら、こう言ったセルフチェックをしてみましょう。そして何が現れたとしてもそれは大切な「自分の中の理由・訳」ですし、とても整合性があるものでもあります。

頑張って境界線を引いたり、アサーティブな自分になろうとするのではなく「自然」に出てくるものでないと全てが「頑張って」していることになってしまいます。頑張りが少ない人生であればあるほどラクです。

頑張りはどう言った時に出てくるといいでしょう?それは「心からしたい」「やりたい」ものに対してめちゃめちゃ頑張ることは、人生の喜びや醍醐味とも言えますよね。こう言ったエネルギーの使い方で過ごせるようになると本当に人間関係や人生がスムースに行きやすいです。

 

こうして心のことにご興味がある方との繋がりは私にとって大切で嬉しいことです。いつもお読みいただきありがとうございますm(_ _)m

 

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