なかなかラクにならないメカニズム

【なかなかラクにならないメカニズム24】トラウマの癒しの大切さを知る

皆さまこんにちは♩

人間関係、家族との関係で生きることが辛く、依存症・過食嘔吐・パニック障害など地獄のようなドン底6年間から抜け出て、職業も変わり、年間1000名の方とセッションをするまで変化した心理セラピストの浦松ますみです。

今日、お伝えしたいことは「トラウマ」のこと。

大なり、小なり、皆さんの中にある「トラウマ」が人生にどんな形で現れているか?そして、トラウマの癒しがどのぐらい絶大にラクになる方向へ導いてくれるかをお伝えしていきますね。

トラウマとは?

世界的にもトラウマワークについて近年、注目が集まっていますし、人類が持っているトラウマ、個人が自分のものとして抱えているトラウマなど色々な形がありますが

簡単にもう一度おさらいしましょう。

①予期せず、それは突然に

②非常にドラマティック(ショックが大きい・恐怖感)

③周りに人がいたとしても自分一人で対処しなければいけない(孤独感)

④それは自分の力ではどうにもできなかった(無力感)

この4つが揃うとトラウマとして身体にDLしている可能性は高いです。

 

 

身体的にも非常に生死に関わるような体験をしたり、目撃してしまったことにより(時には聞いただけでも)身体・心(精神的)の両面からトラウマになりますし、この出来事により急性のストレス障害が怒ることもあります。

急性ストレス障害は一般的にはその出来事が数日から1ヶ月以内に自然治癒する症状ですが、

例)

*悪夢を見る(不眠)

*その出来事をはっきり思い出す(フラッシュバック)

*気分が落ち込んで楽しい、嬉しいなどを感じにくい

*その状況を思い出しそうな場所、人、状況を避ける回避行動をする

身体は緊張が抜けず、どこかがシャンとしないような、その出来事がどこか未完了のような、どこかに残ってしまい閉じ込められているような状態が続きます。神経系や心に残って処理できないものがある感覚です。

 

急性ストレス障害が長期に渡り続く場合、残ってしまう場合はPTSD(心的外傷後ストレス障害)と呼ばれますし、トラウマ的体験が繰り返されていた場合などはC-PTSD(複雑性トラウマ)となります。

人生にどんな現れ方をするの?

例としては

①抑圧された怒りとして現れる場合

誰かから理不尽な言葉を受けたり、本当は許せない行為をされたとしても・・・ここで反論したり、怒りを出してしまうとさらにひどい目に遭うかも・・・と無意識レベルで怒りを抑えてしまう。でも、この怒りは身体に蓄積されていくし、自由に自分の感情を表現する人を攻撃したくなる循環が常にある感じ。

また実際に不健康な形での怒りをどこかにぶつけてしまう。抑制はこの状態では難しいけれど、自分責めをする為、悪循環の雪だるまになってしまう。

 

②罪悪感・羞恥心(恥)

思考レベルでは「私は悪くない、相手のせいだ」と思うのですが、こうなったのは結局は自分の何かがまずいのだ、自分が悪いのだと自分責めの方向に向かう場合。また何かが変だとは思うものの、自分自身を信用していないので「相手が正しい」ような気がして無意識に従ってしまう、自分がない自分を恥ずかしいとか、人に言いづらい経験や家族のことを隠したくなる、そこで育った自分をみっともない、汚い、など感じる。

ここで感じていることは全てが

「思い込み」であり=真実ではない(どれだけ証拠があり、リアルでも)

 

③無力感・孤独感

思考レベルでは「それは仕方がなかった」「私には無理だからこれでいい」など思うのですが、深いレベルでは「できない自分」を恥じたり、無力な存在として諦めたり、自分が自分を見捨てたり、こんな自分を知られたらいけないと隠したり(本当のことが言える相手がいない孤独)、誰もこんな自分は受け入れてくれないなど・・・逃げたい、避けたい行動や思いが多くなります。

無気力・無感動・醒めている・・・人ごと感覚など様々な形で現れています。

読んでいるだけでも「大変な状態」と感じてしまいますよね・・・

この状態がある今は【何も出来なくていい】ことを知る

自分がトラウマのエネルギーを引きずって生きているのに、気づかなかったり、放置している時にも人生は進んでいくため、さまざまな出来事は起こります。

例えば年老いた親が怪我をした、病気にかかった・・会社でリストラが進み始めた、子供が不登校になった、いじめにあった・・・などなど・・

また家族の誰かや大切な誰かがずっと精神的に不安定で常に安心できないなどなど・・

こんな自分なのに思考レベルでは「親として」「子供として」「大人として」「常識ある社会人として」どうにか解決しようと頑張りますが、これが上手くいかなかったり、長期に渡ったり、その相手や状況と関わる気力がない場合など

自分をどこかで責めたり、ケアする相手、解決する状況に対して恨み・怒りをもったりします。(私も経験済みです)

こうして辛い、苦しいことがどんどん大きくなっていくことも非常に多いです。

まずは何か、誰かのことに意識を向ける前に自分の中にトラウマ的要因があるかどうかを気づいてみましょう。

ここに気づいて

そもそも、大きな無力感、孤独感、怖さなどをもった私が立ち向かうこと自体が非常にハードルが高くなっています。

自分に力を少しでも取り戻してあげよう


無力で、孤独で怖さをもった私が、少しでも健康的な行動や反応ができるためには何が必要でしょうか?

答えは一つ

「empowerment」

傷ついて小さくなって、自信や尊厳や安心を失った私にパワーを取り戻すこと。

 

自分が自分を認め、理解し、応援し、力を取り戻してあげましょう。充分に私たちは誰もがこの力を平等に、初めから持っています♡

トラウマのワーク(癒し)は力を取り戻すのに大きな支えとして人生に現れてきます。

※心理学、非二元、セラピーなどは全て「溝口あゆかさん」から学んでいます。

あゆかさんとのつながりは2006年ごろからで、講座、ロンドンコース、勉強会、非二元のお話会など、参加回数、アシスタント回数は一番多い方に入ると思います。

提唱されている「インテグレイテッド心理学」は提供の全てのベースになっています(非二元(悟り)と自我の仕組みがベース)

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