なかなかラクにならないメカニズム

【なかなかラクにならないメカニズム98】自分がどんな人かどのぐらい知っている?

皆さまこんにちは♩

人間関係、家族などとの関係で生きることが辛く、依存症・過食嘔吐・パニック障害など、ドン底6年間から抜け出て、職業も変わり、年間1000名の方のお悩みを聞く側に自然に変化した心理セラピストの浦松ますみです。

今日は自分は自分のことを分かっているようで、どのぐらい客観的に「自分を知り尽くしているか」という視点を一緒に見つめていきたいと思います。

逆に言えば、普段はどう言った状態で「自分のことを分かっている」気持ち、つもりになっているかも見ていきましょう。

自分の解釈の傾向を知る

例えば、解釈の傾向・・と言っても相手や状況によっても変わりますし、気づかない抑圧で「そんなつもり」になっての解釈で一時的に落ち着こうとしている場合もあるでしょうし・・・

答えを探して、調べて自分を納得させて大丈夫としている時などは、どこかでかすかに落ち着かなかったり、どこかで微かに怖さが本当はあったりしないでしょうか?

私自身の経験も含め、本当にわだかまりや、怖さが「無い」状態の時と、「大丈夫になりたくて」無理やりその方向に自分を奮い立たさたり、収めようとしている時には、身体や心の奥に何かが残りますし

別のきっかけで再燃を簡単にされてしまい、また嫌な気持ちや、怒りや、不安などが出てくるでしょう・・・

私は私を完全には騙せない

ここはごまかしようがない事実。自分を本当の意味で「騙し続けること」は疲れますし、なんせ「どこかでうっすら気づいて」しまいませんか?

悲観的な解釈(きっと上手くいかない、またダメだ、どうせ・・)被害者意識的な解釈(いつも私ばっかり、こんなに尽くしても報われない、損ばかりの私・・など)が多いのか

楽観的な自由な解釈が多いのか(私って幸せだなぁ・・、きっと大丈夫、アイデアが湧く・・など)どんな傾向が自分の中ではメインになっているでしょうか?

自分の心身の健康的なケアとは?

どこまでが自分でできることか、気をつけられることか・・と、誰かの気持ちのケアをどこまで出来るか、守れるか・・は全く別で、他者の感情のケアを守り続けるほど難しく無理なことはありません。

特に誰かの感情の責任を持つことは、どれだけ頑張っても難しく、いつかは相手や状況に被害者意識の感情が向いてしまうでしょう・・

自分が出来ること、自分でする事はなんでしょうか?

それは「自分という存在」の心の中の仕組みを知って、自分の感情のケア(責任)を自分でしっかりと寄り添って理解してあげること、分かってあげること。

もちろん、長年のずっと抱えている感情は、自分で対処できずにトラウマ的な状態で乖離されて残っていたりするので、この場合は「安心」を自分が自分に与えてあげずらいので(だからトラウマ的に残っている)

それ特有の「やり方」があるので、サポートがあった方がベストですが、ちょっとした日常の自分ケアはまず「自分の傾向」を知ってあげることは非常に支えになります。

通常は自分=感情=思い(思考)に同化

私そのものを観察することは、普段は必要がないかもしれませんが例えば、職場や家族に苦手な人がいる場合は

A:「◯◯さんはいつも私をこうして押さえつける(怒り)」

B:「△△が生きている間は私が我慢するしかない(無力感)」など

 

思い(思考)=感情=私そのものになりきっているのは気づいているでしょうか?

これをほんのちょっとこんな風に変えてみます。

A:◯◯さんのことを私は自分を押さえ続ける人として見えているし、感じているんだなぁ・・、私ってこうして◯◯さんに常に接しているんだなぁ・・

B:△△のことを絶対に自分より権力があって勝てない人、いうことを聞くしかない人って思い込んでいて、△△の前では常に無力な私になっているんだなぁ・・

 

同じような内容ですが、同化がはずれていないケース、同化が外れて、客観的に自分を理解している視点の違いです。

通常の友人同士での話や、自分の頭の中のおしゃべりは当然「同化」したものが流れているだけですが、この少しの違いのようで、全く違う視点を持つことをトレーニングして行くことは、自分を見つめて行くことでは大事です。

自分への投影が一番濃い(苦しみを作る)

どなたのセッションをしていても・・・自分のワーク(自己ワーク)をしていても・・・結局は「自分への投影」が苦しみの濃さ、深さを決めています。

自分への投影とは?

私ってどんな人?私ってどんなビリーフを持っているの?私ってどんな風に反応するの?私にとってこれってどんな意味づけになっているの?などなど・・・

この自分がこういう傾向を持つ人であるという自分の投影が、外の世界をどう解釈するかを作っている基盤なので、ここをセッションなどでは、本当によく見て行くところにしています。

例)お財布に2000円入っている

①これしかないから、なるべく安い食材を買って今週乗り切らないと、来週もキツキツになってしまう・・いつも特売品しか買えずに心が寒い、惨め、恥ずかしい私だ・・知人にスーパーで会いませんように・・・。

②2000円あるから、本当にありがたい。今日は何を買おうかな。嬉しいし、ありがたいな。そういえば、友達があの野菜をくれたから、それも使ってお鍋しよう。安いけれど心も身体もほかほかで幸せだなぁ・・。

 

①の自分への投影の世界の中で生き続けるのと、②の世界で生き続けるのでは、本当に身体や気持ちが感じ続けていることが違うので、事実は同じ2000円の所持でもこんなにも違います。

どちらが優れている、どちらが劣っているなどのジャッジは横におき、もし自分が①の傾向が大きければ、①になりやすい心の仕組みが「あるから」です。そこを見つけていきます。

癒しってこんな形♡

①の私をいっぱい知ってあげて、苦労の連続を労ってあげて、ラクさせてあげたいな・・・が癒しですので、自分への投影、抑圧しているものを一つでも多く見つけていきましょう♡

 

※心理学、非二元、セラピーなどは全て「溝口あゆかさん」から学んでいます。

あゆかさんとのつながりは2006年ごろからで、講座、ロンドンコース、勉強会、非二元のお話会など、参加回数、アシスタント回数は一番多い方に入ると思います。

提唱されている「インテグレイテッド心理学」は提供の全てのベースになっています(非二元(悟り)と自我の仕組みがベース)

▼次におすすめの関連記事

【決断ができない時】心理カウンセラーの「仕組みから見た」対処方法

EFTのやり方(現役トレーナーが分かりやすくお伝えします)

【依存症を明瞭解説】芸能人と薬物依存について

【保存版:本当の意味での境界線】人間関係の悩みのほとんどは、これで解決!